【B-2-4】耐火の蛮族
タタラはエインセルを連れてフィーの女性の元へ向かう。
エインセルは隣にいた燃える身体を持つ女性に抱きついて泣きじゃくっていた。
「この子を助けてくれてありがとう」
赤髪の女性はタタラに礼を言う。
「でも、これ以上君の力は必要ない。
ここからは私たちだけで大丈夫。
君は工房へ帰って欲しい」
だが、それに続く言葉は。
タタラには工房に帰って欲しいというものだった。
「私はまだ問題ないんだが。
この集落の者たちは穢れを嫌っているんだ。
......どうかわかって欲しい」
その理由はやはり穢れだ。
隣にいる女性もまたタタラに冷たい視線を送っている。
ふと山の上部を見れば蛮族たちが何体もこちらへ向かってくるが。
サラマンダーたちの吐く炎で問題なくあしらえているように見えた。
だが......。
『ガーネット!』
一体のサラマンダーが駆け込んでくる。
どうやら女性の名前を呼んだらしい。
『炎が効かない敵が出てきた!』
ガーネットはハッとした顔で上を見る。
タタラも山の上を見ればグレムリンとは違う新しい魔物が数体向かってきていることに気づくだろう。
その姿はまるで魔神のようで、翼と鋭い爪を持っている。
『面倒な。
私が行こう』
そう言って彼女は山の上の戦場へ向かうつもりなようだ。
「炎が効かない敵が出たらしいが問題はない。
戦い方を変えればいいだけのことだ。
君は迷わず帰るといい」
その前にガーネットは再びタタラにここから帰ることを勧めた。
彼女は、このまま街の上を目指すことだろう。
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あんみつ@GMより
タタラルート進行となります。
【NPC:女性】に【ガーネット】を登録しておきます。
予備ダイスは魔物知識判定に使用しました。
その結果蛮族の正体はわかりませんでした。
タタラは次の行動を選択してください。
具体的なものは以下の2つです。
・工房に帰る
・工房に帰らずに戦う
他にも何かあればご自由に行動ください。