無価値のマッドブラッド
ここには来ちゃいけない気がする。近づくほど上がる温度も原因だけど、それだけじゃない
なんというか、今すぐ立ち去れって使命を感じる。おばあさんの使用人が床を一生懸命磨いるすぐ後を、土足で歩いてる気分だ
だけど暗い思いだけじゃない。あそこまで、無事たどり着けたその次に、とてもいいことがありそうな期待が膨らんで、
沈んでいるけど浮かべそうだ
* * *
とりあえず、この子は送り届けるられた。お母さんみたいな人に抱えられてる姿を見て、ひと安心
「この子を助けてくれてありがとう」
「んへへ、なんの!まだ頑張れるよッ!」
「でも、これ以上君の力は必要ない。
ここからは私たちだけで大丈夫。
君は工房へ帰って欲しい」
「ぅっ......」
ぐあ
「私はまだ問題ないんだが。
この集落の者たちは穢れを嫌っているんだ。
......どうかわかって欲しい」
「..................そう、だよね、ごめんね...」
せめて帽子だけでも持ってくればよかったかな。そういう問題じゃないか
「でも、
蛮族との戦闘なら、わたしも役に立てる、、、と、思うよ...」
ここに来る途中で、戦況は見てる。妖精の炎は強力で、十分追い返せそうだった
遠距離からの一方的な攻撃だから被害は少なさそうだし、ヘタに突っ込んだら巻き込まれて焼かれそう
ひょっとしてわたし、いらないんじゃないかな
* * *
「炎が効かない敵が出たらしいが問題はない。
戦い方を変えればいいだけのことだ。
君は迷わず帰るといい」
「あ、待って!
せめてこれだけ...」
ガーネットさんに守りの加護を祈る。今できそうなことは、これぐらいしか思い付かなかった
「どうか無事で」
それから、すぐに走った。集落からは距離を取っておく
横に向かって、前線から離れすぎず、近すぎずに、見渡せる位置を探して陣取る
よく観察して、押されている部分があったらすぐに支援しよう。きっと集落には戦えない子が集まっているはずだから、空からの奇襲にも警戒しよう
一歩引いた場所だから、みえるものがあるはずだ!
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PL玉鋼より
ガーネットへ《セイクリッド・シールド》を行使します
タタラMP 17→13 /33+2
21:48:06 玉鋼@タタラ セイクリッド・シールド行使 ガーネットへ 2d6 Dice:2D6[5,3]=8
抵抗してもいいんですよ?(ニヤリ)
行動は集落から離れますが、上にも下にも行きません!横に移動して様子を伺います
そのまま以下の2点に注意します
・崩壊しそうな前線(ガーネットも含めて)
・集落へすり抜けてくる蛮族
それが発見できれば勿論、即向かいます。なければ大人しくしてます
そういえば、妖精の集落は更地に炎が吹き上げているだけで合ってるのでしょうか。
大きな岩を集めて空洞を作ったような、建造物らしきものがあったりするのかなあ