一筋の光
炎をかきわけて走る。荒れてきた息を吸う度に、のどが焼けそう
戦場中心までの距離は、目で測って60m!その時も近づいて来て、鼓動がどんどん加速する
近づき過ぎたら、巻き込まれて終わりだ。でも遠すぎると、すぐに攻撃へ移れない...
後30m!もう少し、剣が振れる位置へ
10m!ここだ
「"イグニスの戦士に、我が神の威厳ッ!"」
...入った!
一人はその場で凍りつき、一人は理性と魔法失う。それ以外は、士気が薄れて動きも力も弱くなってる
成功したぞ
「君、どうしてここに......!
君には離れるように言っただろう?」
ガーネットさん!
「ぅ...い今なら押し返...あっ
うしろォッ!」
丸太みたいな腕が振り上げられてる!白目を向いて、ただ力任せにぶつけるつもりだ
それは、それはやめてッ
タイミングが悪かった。位置が、判断が悪かった?
かばう...無理か!剣の先が...届けぇ...
ヒュンって音が、わたしを追い越す。そこにあった何よりも速く着いて、蛮族の急所で鈍く響いた
「はあ、はあ、間に合ったか......」
「スミスさん!?」
工房のみんなも!頑丈な鎧を着て、武器を持ってる
予想外だ。大きな予想外が2つ重なって、もう、驚きの前にとにかく嬉しい!
「正直お前さん以外はどうなろうと知ったこっちゃないんだが。
いつまでもそうは言ってらんねえ。
山を荒らされたら俺たちの商売上がったりだ。」
「ありがとう!あがとうぅッ!」
「炎の効かねえ奴らは俺らに任せな。
お前らはそれ以外の蛮族を燃やし尽くしてやれ!
行くぞおお!」
「......助かる。 私たちも負けずに行くぞ! 今こそ好機だ、反撃の炎を燃やせ!」
「おぉーーッ!」
愛剣を両手で握りしめて、目の前の敵へ斬りかかる
この空を覆う煙が、いっぺんに吹き飛んだような晴れやかな気分だ。涙がでてくる
あとはただ、体を燃やすだけだ。戦いに打ち勝った後の、明るい未来のために
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PL玉鋼より
色んなパターンを考えてみましたが、たぶんこれが一番かっこいいと思います
行動は当然、『共に蛮族と戦う』です。無謀な孤立をしないように工房ナイトメアと連携しながら、炎の効かない蛮族へ突撃します
やられるのがわたしでよかったのスタイル
演出ですがMP減らしておきます
魔法拡大数で《バニッシュ》
MP 7→1