相手のペースに合わせてやる義理なんて無ぇよ
>「悪いが場所についてはオレもよく知らねえんだ。
噂で聞いたくらいだからな。
でも、中央パン工房にはあるんじゃないか?
実際にパンを作ってるわけなんだし」
結局は中央パン工房か...
襲撃は冗談としても、マジで忍び込んでみるか?
>「ん、パンの借り?
いいぜ、そんなん別に気にしなくてさ。
このまま何事もなく帰れんならそれだけで十分だ」
なんつーお人好しだ...
「そんな調子だと、他人にいいように食い物にされるだけだぞ」
こんな荒んだ世界でそういう良識は邪魔でしかない。ベーグルが長生きできるとは思えねーな。
俺か?俺はいいんだよ。 強いからな。こうなりゃ何がなんでもパンを焼いて食わせてやる!
そうしているうちに灰色の街に着いた。
まあ、予想はしていたが、案の定活気の無い街だ。
>「寂しい街だろ?
でも、オレたちはここから出られない。
あの砂漠を越えようとした奴らは何人もいたが全員断念したんだ。
冗談抜きでどこまでも続いているらしいぜ」
まさしく悪夢の世界だな。
こういうのは、逃げるんじゃなく立ち向かわなければ話が進まないもんだ。
そしてついに件の中央パン工房に到着した。
ベーグルに急かされながらカウンターに向かいながらも、周囲にさりげなく視線を巡らせ内部の様子を探る。
警備兵らしき奴の姿は見当たらない。
忍び込むだけならできそうか?
などと考えながら、カウンターで水をパン3つと交換した。
その場でロールパンを一口食べてみる。
「美味ぇ...」
悔しいが美味い。超一流とまではいかないが、俺でもこれだけの味はいつでも出せるとは思えない。
しかしこれで確信した。
ここにはパンを焼くための火がある!
>「焼きたてのいいパンの香りだな。
これだから泉の水を諦められないんだ。
せっかくだし、どっか適当な場所で食っていこうぜ」
ベーグルはパンを手に入れてご満悦のようだが、俺にとってはこれからがスタートだ。
どうやって工房内部に忍び込もうかと考えていた矢先のことだった。
「...悪りぃ、ちと野暮用ができたわ」
残ったパンの袋をベーグルに押し付け、俺は迷わず駆け出した。
工房の奥に滑るように向かう黒い影を見かけた瞬間に、俺は既に行動を決めていた。
驚いて立ち竦む?こっそり後を尾行して様子を見る?
アホぬかしてんじゃねー
敵(っぽい奴)が手の届く距離に現れたんなら、やることは一つだろ。
雄叫びをあげるなんてこともせず、無言で一直線に進んで距離を詰める。呼吸法で両の腕と目に気を巡らせ、今の俺の最大限の攻撃を黒い奴に叩き込んだ!
――――――――――PL
セージ技能持ってないんで相手の回避値がわかりません...
一発目が命中したかもわかんないんで、描写できるのがここまでとなります。
20:45:14 ヨ太郎@デニッシュ 《マッスルベアー》&《キャッツアイ》使用。MP12→6
20:46:10 ヨ太郎@デニッシュ 黒い影との距離を詰めて《全力攻撃》×3
20:47:49 ヨ太郎@デニッシュ 1回目命中判定 2d+10 Dice:2D6[5,3]+10=18
20:48:03 ヨ太郎@デニッシュ 命中しましたか?