【A-1-2】今のうちに言えること
簡潔に概略を説明したあと。
セーラは質問事項がないか冒険者たちに確認する。
>「三つ目がちょっとよくわからない。
> どういうのが手がかりになるのか・・・
> 依頼人さんが一緒に来てくれて、俺達が手足になって調べてまわるってことならいいんだけど」
最初に質問を行ったのはバークだ。
彼が気になったのは、セーラからの三つ目の頼みについてだ。
「こればっかりは妖精がいるかいないか私自身がわからないから......。
何が手がかりになるかは申し訳ないけどわからないわ。
だから、もし手がかりになるかもしれないものを見つけたらここまで持ってきて。
私が持ってきたものについて判断させてもらうわ。
――本当は一緒に行けるといいのだけど、他にもやらないといけないことがあるのよ」
何が手がかりになるかは現時点では説明できないようだ。
冒険者たちが見つけた手がかりになるかもしれないものをとにかく持ってきてもらい。
それが本当に手がかりになるのかどうかを判断するつもりらしい。
またセーラは今回冒険者たちに同行しないようだ。
>「基本報酬の具体的な金額を聞きたいところです」
ルートは具体的な報酬の話をする。
しっかりとこういうことを確認しておくのは無用なトラブルを避けるために重要だ。
「危険度を調査してくれたら一人につき1000ガメル。
排除までやってくれれば500ガメルずつプラスしてってとこかしら。
手がかりを持ってきくれたら私の研究に使ってる宝石分を更に追加するわ」
基本は1000ガメル。
そこからはセーラの頼みを達成する事に追加されるということらしい。
>「特に質問は......あ、出現したらしい蛮族について何か情報があれば、学識ある系
の人たちに教えていただければ。
> 僕はその辺よくわからないので、特に気をつけるべき地形とかがあればその辺を。
ナディンが尋ねたのは蛮族の種類。
そして、川辺の周囲の地形についてだ。
「うーん、私も正直そのへんの知識は疎いから詳しくは語れないわ。
ただ水棲の蛮族らしいわ、ヒレとかあるんじゃないかしら......よく知らないけど。
地形という意味ならあの辺は特になかったはずよ。
目的の川も澄み切っていて綺麗だってよく聞くし」
蛮族については大した情報は聞けなかった。
彼女は何でも知っているわけではないのだから仕方がないか。
地形については、本来なら危ない場所などはなさそうということだ。
目指すべき川自体も綺麗なものであるらしい。
セーラの依頼を受けた後、冒険者たちは身支度を整えて出発する。
目指すはコンチェルティアの南を流れる川だ。
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あんみつ@GMより
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