妖精を見澄す
火竜の手羽先亭にて、
「ねえ、三剣の妖精の話は聞いたことあるかしら?」
話しているのは依頼人であるセーラ・ティファーヌさん。面倒だからセーラさんでいいや。
隣にいる4人は今回の仲間というか、同じ依頼をこなす人たち。
「ルキスラとフェンディルの境。
ちょうど今コンチェルティアという街がある辺りにね。
神々の時代、妖精神が彼の地に生きる人族のために三つの魔剣を残した。
その三つの魔剣はそれぞれ風、光、そして水のマナを操ることができて。
妖精神はその剣の力で三属性の強大な妖精を生み出したのだって。
――そしてその妖精たちは今でもあの地を守り続けている、そんな話よ」
どこかで聞いたことがある。どこで聞いたかは忘れたけど。
「どこまでが本当でどこまでが嘘かはわからない。
でも、せっかくだから真実かどうか確かめてみたいでしょ?
そこで私がまず目をつけたのは水の妖精についてなの。
伝説なんてもの何もないところからはあまり生えてこないと思っているわ。
ならあの周辺で水と関わりがある場所に何かヒントがあるんじゃないかって思ったのよ。
例えば、フレーデ川へと向かうコンチェルティア南部を流れている一本の支流とか」「ただね、私は戦ったりできるタイプじゃないし。
避けられる危険は避けておきたいのよ。
ここだけの話、最近その川の周囲で珍しく蛮族を見たって噂があるらしいの。
だからあなたたちにこうして依頼をすることにしたのよ」
なるほど。それで私たちに依頼したのか。
「私が頼みたいことは大きく分けて三つあるわ。
一つ目は現地となる川の危険度の調査。
二つ目は調査可能になる程度に危険の排除。
最後の三つ目は水の妖精についての手がかりを得ること。
全てを行ってもらう必要はないけれど、最低限危険度の調査だけは頼みたいわね。
勿論手がかりまで見つけてくれたら、報酬は弾ませてもらうけど。
――私から依頼したいことはこんな感じだけど何か質問があるかしら?」
セーラさんは私たちを見回す。
質問は無い。
―――――――※―――――――
その話が終わり、私は他の4人に自己紹介をするために、仮面を外す。
「"狐姫"ナマ・ノンケと申します。
好きなことはご飯を食べることです。
回復は任せてくださいっ!」
軽くお辞儀をし、仮面をつける。
うん。上手く言えた。
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PL なまさんです
一番乗りです!
道中、持ってきたおやつをナマが食べますが、特に気にしないでください。
金髪ロングエルフかぶりましたね。
06:21:08 なまさん@ナマ 見識判定 三剣の妖精 2d6+9
Dice:2D6[5,5]+9=19
みなさんダイス9個羨ましいですw