伝説の足跡を探す
火竜の手羽先亭。
依頼主は妖精の研究者、セーラ・ティファーヌ。
「私が頼みたいことは大きく分けて三つあるわ。
一つ目は現地となる川の危険度の調査。
二つ目は調査可能になる程度に危険の排除。
最後の三つ目は水の妖精についての手がかりを得ること。
全てを行ってもらう必要はないけれど、最低限危険度の調査だけは頼みたいわね。
勿論手がかりまで見つけてくれたら、報酬は弾ませてもらうけど。
――私から依頼したいことはこんな感じだけど何か質問があるかしら?」
「基本報酬の具体的な金額を聞きたいところです」
話に出てきた街は知らないが、行けば分かる。
他の気になる事柄に関しては既に訊ねた人がいる。
特には問題ないはずだ。
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この依頼を受けたご同業だが。
個性的というかなんというか...。
「"狐姫"ナマ・ノンケと申します。
好きなことはご飯を食べることです。
回復は任せてくださいっ!」
狐の面で顔を隠した(挨拶の時には外したが)背の高いエルフ。
珍しい服装をしている。どこかの民族衣装かな。
「えっと、さっきも言ったけどオレの名前はバークっていう。
アーレイ・バーク。
妖精魔法と剣が使えるよ。
帽子は取ったほうがいいかな?」
赤い羽根帽子とマントでビシッと決めた金髪の男。
帽子を取りたくない理由があるのかもしれないが、多分僕の邪推だろう。
赤髪の剛毅なナイトメア。おそらく楽師。
と言っても名前は知らない。過去に一度会ったきりであるし。
あの時は大変だった。
褐色のルーンフォーク。
この業界に疎い僕でさえ知っている。物騒な二つ名持ち。
"撲殺執事"だ。
パーティとしてバランスは良い。
問題はない。ない。
フードでギュッと顔を覆う。
「ルート。ルート=フロントと申します。未熟な身ではありますが
拳闘士として脅威を投げ飛ばす所存です」
とりあえずは自己紹介。それからだ。
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PL
三番ー。
軽く挨拶を。
19:09:56 初志@ルート 【\"花開く街\"コンチェルティア】に対する見識判定を行います
19:10:23 初志@ルート 2d6 見識判定 平目 Dice:2D6[3,2]=5