川面に波風、たち騒ぐ
妖精使いのバークが水に近づいてみれば。
自分の契約している妖精たちが不快そうにしているのに気づくだろう。
「よしよし、イヤだったかい。
ごめんな」
手を伸べ、水霊を岸に引き寄せる。
肉の体を持たない妖精の手を引く必要なんてないんだけど、まぁ気分ってやつだ。
「やっぱり、ただ川が汚れたってだけじゃなさそうだね。
妖精の様子を見るに、上流になにかの穢れがあるのかも」
仲間に伝える。
..
...
....
「挨拶が遅れて悪かったな、俺はカイル・ヴォルディーク。
コンチェルティアに住んでいる者だ。
こっちのタビットがミハイルで、もう一人がエミール」
「丁寧にありがとうヴォルディーク。
ロット、エミールもはじめまして。
オレはアーレイ・バークという。
よろしく」
帽子をあげ、頭を下げる。
..
...
....
どうやらヴォルディークたちも調べ始めたばかりらしい。
楽はできないようだ。
そもそもこの川の周囲に蛮族が出るなど、基本はありえないことだからな」
「それはやっぱり、古き妖精の護りがあるから?」
ヴォルディークが蛮族の出現をありえないと断言できるってのは、
妖精の護りは単なる伝説なんかじゃないってことなのかな。
「ふんふんふふー......あ、瓶。
みなさーん、何か変な瓶拾いまし......」
「お、お、執事さんナイスきゃっ・・・ち・・・?」
「......カイルさん!
何か良くないものが来ます!」「蛮族共か。
エミール、ミハイル。
迎え撃つぞ!」
「あちゃー、挟まれてるじゃん」
見れば川上と川下から蛮族共が。
コンチェルティアも近いと油断したかね。
「学者さん、あいつら何者だい?
弱点はわかる?」
一番槍は拳闘士のお二人さんにまかせるとして、
ヴァーミリオンのそばによりつつ剣を抜く。
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-PLスキュラ-
危険感知13!
22:33:36 スキュラ@バーク 危険感知 2d6+4 Dice:2D6[3,6]+4=13
22:33:43 スキュラ@バーク まもち1 2d6 Dice:2D6[3,4]=7
22:33:50 スキュラ@バーク まもち2 2d6 Dice:2D6[6,1]=7