異論なし
「あんたが来たいというなら、好きにすればいい。
少なくともさっきの蛮族に与する者でないことは確かだろう。
......実際はあんた一人が裏切り者の可能性もあるが。
まあ俺はあんたを信じる......平気で嘘を付けそうじゃないしな。
構わないか、二人とも?」
「僕もカイルさんに同意します。
よろしくお願いしますね、ルートさん」
「僕がカイル様に意見することなどありませんよ。
人が増えるほど楽になりますし」
「――ありがとうございます。このお礼は、必ず」
深く頭を下げる。
...頭を下げすぎて戻すときにフードが外れてしまった。むぅ。
いつもならばすぐに戻すが、ここで顔を隠すのは受け入れてくれた彼等に失礼か。
しばらくはそのままにしておこう。
「――これで決まりだな。
あんたが協力してくれるなら歓迎する。
そこで次に調査する場所についてなんだが......。
おそらく原因は上流でも下流でもなく、結界の内側だろう。
だが、そもそもの話として今回の異変を起こす目的はなんだと思う?
俺たちが調べないといけないのは......そっちの方だ」
「妖精の結界はコンチェルティアを穢れから守っていた現象の一つ、か。
だとすると推測は付きそうだね」
川を穢す理由。考えればいくつかはあるが。
「ロクでもないことなのだけは確かでしょうね」
「僕たちはもう少し上流を調べてみようと思います。
下流に向かっていくと平地が多くなりますが。
上流には木々が茂っているところもあります。
それに自然に考えると影響が及ぶのは上から下でしょうから。
ルートさんもいらっしゃいますよね?
......それとも下流を調査したかったりしますか?」
「いえ、全く同意です。下流で何かやっていたとするならもう少し目立つはず。
良からぬ事を企むならばできるだけ露見しないように行動するのが常かと」
下流でも何らかの痕跡は発見できるかもしれないが、
大本を探すならばまずは上流の探索だ。
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PL
ではでは探索へ。
・上流を調べたい旨を告げる
を選択します。
>バーク
ありがとうございます。
結界ルートも前衛1人減って負担が大きくなるのが少し不安が。