氷?の上で
「............~~ッ、ぷはぁッ。
はぁ......と、水面に着いたようですね」
氷っぽいものに掴まり、呼吸を整える。
とりあえず氷でも良いから固体の上に立ちたい。
「ナディン、大丈夫か?
ヴァーミリオン、どこだ!」
「僕は無事です。
ヴァーミリオンさんは......上がってきてはいない様子ですね。
遅れているのか、溺れているのか、底まで潜っていったのかは分かりませんが......。
まあ、いずれにせよナマさんもいますし。大丈夫でしょう、きっと」
バークさんに返事をして、水から上がる。
ヴァーミリオンさんは心配だが、ナマさんのように高い位階にあるエルフは他者にその加護を分け与えることができる。
二人だけならなんとかなるだろう。
さて。
一息ついて水辺を見ると、なんか馬と魚の間の子みたいな動物......じゃなくて、多分幻獣? を見つけた。
そしてそいつはどうも何かにじゃれついているというか、なんかに撫でられているというか、そう見える。
うーん。これは......
「...やあ」
「そうなんじゃないかな。
名前までは分からないけど、誰かに呼ばれたのは確かだよ。
...おっと、こっちに近付かないで。
オレは穢れを持ってる」
「はじめまして、ウンディーネのお姉さん。
オレは名はバーク、アーレイ・バークだ」
唐突に虚空に向かって喋り出すバークさん。
幻覚を見ているのでなければ、僕には見えない存在がいるのだろう。
現在の状況を鑑みると......。
「ナディン、もう気づいてるかもしれないけどソコに妖精がいる。
水の妖精のウンディーネだ。
オレたちのことを、『ファウントが呼んだ者たち』かって聞いてきてる」
やはり、妖精......ウンディーネとかいうのがいるらしい。見えないけど。
「それで、ウンディーネさん」
「ファウントってのは誰だい?
オレたちを呼んだのがその人なら会いに行きたいんだけど...」
「僕もファンウントさんという方については存じませんが、僕達が水の巨大魚に飲み込まれたのは確かです。
......それで、そのファウントさんは一体どのような要件があるのでしょうか?
この川の穢れに関すること......だとは思いますが」
多分その辺にいるだろう、という方を向いて尋ねる。
先の魚っぽいのが自然現象でないのなら、ファウントさんとやらが呼んだのは多分僕らだろうし。
やっぱり理由が気になる。穢れに関することだとは思うけれど、違っていたらどうしようか。
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PL:配管
用事が気になるので問い合わせ。
【行動】
まもちきをケルピーに。
07:05:31 配管@ナディン 魔物知識判定 ケルピー 2d6 Dice:2D6[4,1]=5
→知らない。