ルサルカ
ヴァーミリオン(めぐり) [2016/08/01 22:59:09]
私の歌とナマ嬢の呼びかけに答える様に声が響く。
「今の言葉、本当なの?
そこにいるのは敵じゃないんだね。
それに、今の音聞き覚えがある。
川の外で歌っていた人だ。
うん、そうだね......間違いない。
来てくれたんだ、嬉しいな」
結界が私達を招く様に解け、幻想的な貝殻の城が姿を現す。
その奥の大広間にその存在はいた。
「ようこそ、ボクたちの世界へ。
ボクの名前はファウント。
歓迎したいんだけど、あまりそういう状況じゃないね。
......そこにいるんだよね?
穢れのせいでよく見えないんだ」
「強引に連れてきてごめん。
でも、ボクの目が奪われている以上ああするしかなかった。
今、この世界は穢れを齎した者たちに狙われている。
ボクも妖精たちも穢れのせいで力がうまく出せないんだ。
だからボクから頼みがある」
穢れの影響かこの存在はその眼を閉じ此方に語りかける。
その時、上に向かった2人もどうやってかこの城に来た。
「とりあえず、敵の探索と殴打は任せて下さい。
敵が蛮族となれば見つけ次第殴殺するのも吝かではありません。
......ところで、報酬とか出ます?」
ナディンの声に精霊、ファウントは先ずは本題を切り出した。
「キミたちにこの世界を守ってほしいんだ。
元のきれいな水の世界を取り戻すために」
「お安い御用だ。
私はこの河が好きでね。
それを守護する精霊の願いとあらば聞く以外に答えは無い。
何より、この河が好きという事は君の事もまた好きという事。
好きな女性に頼られれば応えるのが紳士と言うものさ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
PLめぐり
今回はこの辺りまで
敵はいったい何なのか気になります!