目指すは巨柱
「キミたちの、何を信じるか、か。
そうだね、キミたちは外の蛮族共を倒してくれただろう?
それが、最初だ。
ボクはこの世界を壊そうとする蛮族共に相対する者を求めていた。
――キミたちのような、ね」
「でも、キミたちを信じると決めたのはその後だ。
ボクは水を通して世界を見れる。
今は穢れのせいでだいぶ視野は狭まったけれど。
それでも......キミたちの心を今見てる。
キミたちなら力を貸してくれる、そう思ったからキミたちに話をした。
もしそうじゃなければボクは水の壁を開かなかったし、
ラーナがここまで案内することもなかったはずだ」
「キミたちが何もしなければどうなるか?
その時はボクが手を下すだけさ。
――でもそれは本当は古の盟約に反している。
ボクらはあくまでも人を穢れし者たちから守るためにここにいる。
人同士の争いに手は出してはいけないんだ。
だって、キミたちは内側の問題を解決できないほど卑小な存在ではないよね?
この現象を引き起こしたのはおそらく人だ。
蛮族共は機に乗じてきただけ......これ以上言う必要はあるかい?」
ファウントさんの言を思い出す。
今回の敵は人のようだ。所謂邪教徒的な奴だろうか。
蛮族が来ると妖精に倒されるから、人族が出張ってきた......ってことかな。
* * *
それはさておき。
「こいつはすごい...」
「あれは、蒼の神殿。
その中央にそびえ立つのは水剣の柱。
あの中にこの世界の軸となる剣があるのよ」
「...って言ってるよ、ナディン。
ティファーヌさんが見たら泣いて喜びそうだね」
「ありがとうございます。
......ええ、しかしまったく素晴らしい光景ですね。
僕、こんなの見たことがありません」
ファウントさんの加護により抵抗無く水中から脱した僕ら。
顔を水面から上げたその目に入ったものは、あまりにも巨大な水の柱だった。
思わず口を開けてその光景を見る。とても驚いたし、凄い。子供のような感想だが、本音だ。
蛮族を殴るだけではなく、こういうのを見るのも冒険の醍醐味だ。いや、蛮族を殴るのは別に醍醐味でもないけれど。
「あそこでさっき動いている人がいるのを見つけたわ。
穢れた分際でこの世界の聖地に勝手に立ち入るなんて、ホントに腹が立つ。
この手で懲らしめてやりたいくらいだわ」「えっと、一緒に来ます?
その手でやつらを懲らしめませんか?」「お、いいね。
危ないことがあったらオレたちが守るし、色々教えてくれると嬉しいかも」
「良いですね。何をするにも人が多いに越したことはありませんし。
それに、あの剣は貴女方の大切なものなのでしょう?
その守護なんですから、貴女自信も参加した方が楽しいですよ、きっと」
少なくとも僕は、僕の大切なものを守る時に他人に任せっきりにはしたくない。
義務感や不安感もあるが、それを抜きにしても「自分で守る」という矜持を満足させたい。
無理強いはしないが、出来るのであれば一緒に......だ。
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PL:配管
神殿に乗り込めー
何も考えないでいたらバークからの好評価で胸が痛い(・ω・)
ちゃうねん、そいつ脳筋なだけやねん。
・現れた神殿を目指す
を選択します。
【ダイス】
20:10:09 配管@ナディン 予備ダイス1 2d6 Dice:2D6[4,6]=10
20:10:32 配管@ナディン 予備ダイス2 2d6 Dice:2D6[5,3]=8