【C-2-2】水の精が教えてくれること

 GM(あんみつ) [2016/07/29 06:52:57] 
 

>「お三方!この妖精、もしずっとここにいたのなら何か情報を持っているかもしれません。
> 話を聞きたいのですがどうやら正気を失くしている様子。
> 気付けの術があればお願い出来ませんか!?
> こちらで注意を引きますので!」

ウィリの誘いに抵抗したルートは三人に彼女を正気に戻す術がないか、確認しつつ。
取り出したワインの中身をウィリの顔にぶちまけた。

だが、踊っている彼女が動いてしまうことで。
酒の大半は避けられてしまった。
それでもほんの少し瞳の奥にある狂気は和らいで見えたかもしれない。
だが、まだまだ狂いから戻すには足りない。

「俺にできるならやってやろう。
 ......俺としても異変で狂った妖精を治せるなら治してやりたいからな」

カイルはそう言って、ウィリを治すことに同意してくれる。
彼の奇跡によって、彼女は正気を取り戻すことだろう。
......最初の一回に失敗してしまったのはまた別の話だ。

   *   *   *

「あれ、わたし......何してるの?」

正気に戻ったウィリはまだ状況が把握できていないようだ。

「きみたちは、だれ?
 ここは......ファウント様の場所じゃない。
 えっと、ここは......外の川?」

キョロキョロと辺りを見渡しながら、彼女は状況を把握しようとする。
ファウント、という言葉に耳馴染みはない。
どうやらそれはミハイルも同様なようだ。

「――あ、思い出した!
 お願い......わたしたちを助けて!
 水がおかしくなったと思ったら、怪しい人が蛮族と一緒に入ってきたの!」

そしてついに彼女は思い出したようだ。
どうやらウィリは助けを呼ぶために、この川までやってきたらしい。
途中で水の穢れによって、多少おかしくなってしまったのだろう。

「怪しい人、か。
 まず間違いないでしょうね」

「ああ、おそらくな」

ミハイルは呟き、カイルとエミールは頷く。

「しかも、その人は言っていたわ。
 外で弟も上手いことやってくれるだろうって」

そしてここで情報がもう一つ。
どうやら犯人には外で何かを企む弟がいるらしいのだ。
外、それはおそらく今ルートたちがいるこの世界のことだろう。


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あんみつ@GMより

ルートのルート進行です。

カイルの【サニティ】でウィリは正常に戻ります。
一回失敗しているのはご愛嬌。

ウィリに何か質問したいことがあるならどうぞ。

他に何かあればご自由に。

カイル 【HP】53/53 【MP】24/30

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06:27:25 あんみつ@GM サニティ行使 2d6+7 Dice:2D6[1,1]+7=9
06:27:45 あんみつ@GM サニティ行使 2d6+7 Dice:2D6[6,3]+7=16