駆け付け一杯
「一時の礼の言葉なんて必要ない。
所詮口でなら、どうとでも言えるからな。
どうしても示したいなら、形で示せ。
あんたは冒険者だ、後は言わなくてもわかるだろ?」
「だったら、目指すは川の上流だ。
さっさと行くぞ」
では形にして返さねば。
てくてくついていく。
・
・
・
上流。
川に倒れこむようにしている人がいることに気付く。
行き倒れかと思い近づこうとしたが
「あそこに、何かいるね」
「古代種妖精ウィリですね。
こんなところで目撃されることなどないはずですけど。
――異変と関係があるのでしょうか」
エミールがその正体を看破する。妖精なのか。
しかし、川は穢れの影響を受けているらしいが大丈夫なのか?
ウィリはすっくと立ち上がり。
ルートを誘うかのように舞を踊る。
「っと!何の真似...。...なるほど、正気じゃないのか」
精神に働きかける超常なる力が自分の意志に反して身体を動かそうとする。
だがウィリは弱っているのか強制力は大したことはなかった。
改めて目を見れば分かる。ウィリの正常な精神は何処かにいってしまっている。
目には見えない穢れは、かの妖精をじわじわと蝕みつづけたのだろう。
そしてそれに耐えられず気を違えてしまったのだ。
僕は妖精ではないから穢れがどれだけ辛いのかは分からないけれど。
ただ。
「『因果に能わぬ応報あるべからず』。ですよね、シャロク」
わけもわからず穢れに飲まれ周りの誰かを巻き込み破滅し。
そして討伐されるだけ、など。
あっていいはずがない。
「お三方!この妖精、もしずっとここにいたのなら何か情報を持っているかもしれません。
話を聞きたいのですがどうやら正気を失くしている様子。
気付けの術があればお願い出来ませんか!?
こちらで注意を引きますので!」
後ろの三人に呼び掛ける。正直きつい理屈なので応えてくれるかは分からない。
とりあえずこちらに集中させようと荷物から酒瓶を一本取り出す。
気付けと挑発を兼ね、ワインを顔を狙ってぶちまける。
身体の仕組みから違うだろうし効果があるかは怪しいがこれぐらいしか思いつかない。
――――――――
PL
防御には成功!
・ウィリを正気に戻す
を選択し、
1,カイル達に助力を呼びかける
2,ワインを顔面に叩きつける
の二つのアクションを行います。
ワイン1本消費。
22:33:21 初志@ルート 危険感知判定 2d6+7 Dice:2D6[1,3]+7=11
22:33:49 初志@ルート 魔物知識判定 2d6 Dice:2D6[4,2]=6
22:35:35 初志@ルート 誘いの舞いに対する精神抵抗判定 2d6+8 Dice:2D6[6,5]+8=19
22:36:58 初志@ルート 酒のダイス 2d6 Dice:2D6[1,3]=4
22:37:09 初志@ルート 予備ダイス 2d6 Dice:2D6[3,4]=7