【D-1-6】水の外へと
>「それはつまり、コイツを法の裁きに掛け、そ
> のためにココや泉の御方のことを多くの人に話してもいい...って事かい?> この毒神の神官とは関係ないけど、
> オレたちは古の妖精たちについての調査も命じられてあの川に来ていたんだし、ね」
バークは問う。
ファウントたちの存在やこの世界について。
人々に知らせても良いのか、と。
「構わないさ。
この世界には今回みたいにボクが誘うか、もしくは魔法の道具でも使わなきゃ。
入ろうとして入れるもんじゃないからね。
それに......ボクの結界を狙う者が現に出てきた以上。
ボクも対応を改めないといけないからさ」
別に話すのは好きにするといいとのことだ。
ここにはそう簡単に入れないということと。
このまま、ただ隠れているだけではいけなくなってきたことが理由か。
* * *
>「すみません、途中ではぐれた仲間がいるので、もうひとついただけますか?」
>「すまない、私ももう一つ貰って構わないかな?
>実は水の音を聞かせたい人がいるんだ」
ナマやヴァーミリオンが他の分も欲しいというと。
「そういえば、曖昧にではあったけど......。
確かにキミたち以外にもう一人、誰かがいたような気がするね。
いいよ、もう一つ持って行ってくれても構わないさ。
キミにもあげるから、どうか受け取って」
ファウントは追加で泡を飛ばす。
それをキャッチすれば、同じような青い貝殻が手中にあるはずだ。
>「あ、メディクくださいメディク。彼は街に引き取ってもらいますから」
また、ナディンがメディクも外へ連れ出して欲しいと頼むなら。
「わかった、キミたちに任せるよ」
そう言って冒険者たちと一緒にメディクもこの世界から噴き上げていく。
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あんみつ@GMより
とりあえず脱出前に皆様への返答のシーン。
もう一個貝殻を受け取れます。
そしてメディクも連れていけます。
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