【E-1-1】流れは一つに

 GM(あんみつ) [2016/08/20 00:57:25] 
 

ファウントの世界を訪れた冒険者たちは川岸に立っていた。
すぐそこでは拘束されたままのメディクが倒れている。

ちょうどそこに戻ってきたのはルートとカイルたちだ。
何故か水の妖精ウィリと......。
メディクによく似た青年を連れているようだ。

「無事だったんだな」

カイルは四人の冒険者たちの顔をそれぞれ見てから言う。
ほんの少しだけ口角が上がっていた。

「そいつは、あんたたちが連れてきたのか......?」

彼は川岸に倒れている男に目を留める。
そのように倒れたメディクを気にするのは、カイルだけではなかった。

「に、兄さん!
 お前たち、よくも僕の兄さんに......!」

自由に身動きが取れない体でありながらも。
エミールたちが連れている男は諦めず、身をよじらせる。
メディクのことを兄と言ってるのだから。
彼がディマイズ、その弟なのかもしれない。

「......なるほどな。 
 つまり俺たちが捕らえたこいつと同様に今回の首謀者ってわけか」

カイルはうんうんと頷いてから。

「そいつの身柄も俺たちに引き渡してもらえないか?
 このまま街へ連れ帰ろうと思う」

四人の冒険者たちにメディクの身柄を引き渡すことを要求した。

「でも、カイルさん。
 僕たちだけで二人を連れて行くのは大変ですよ?」

「ええ、そうですね。
 他に人手が必要でしょう。
 彼らのような、ね」

だが、そこにミハイルとエミールがちょっとだけ意見する。
どうやら彼らは、他に二人の首謀者を連れて行く際の協力者を求めているようだ。

「それもそうだな。
 ――ということで、あんたたちもう少し俺たちに力を貸してくれないか?
 泊まる所なら俺の家を貸してやるが、どうだ?」

カイルも二人の意見を受け、改めて冒険者たちに提案する。
冒険者たちはすぐにルキスラに帰っても構わないだろうし。
カイルたちについてコンチェルティアへと向かってもいいだろう。


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あんみつ@GMより

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久方ぶりに全員合流となります。

皆さんは次の行動を選択してください。

具体的なものは以下の2つです。

・カイルたちとコンチェルティアに行く
・もうルキスラに帰る

他にも何かあればご自由に行動ください(*´∀`*)

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