冒険者は報告を忘れない
ヴァーミリオン(めぐり) [2016/08/25 17:59:24]
「まあ、何もなかったね。
何もない方が気楽だから嬉しいけど」
「それにしても、先にひとりで帰ろうなんて。
よっぽど会いたい人でもいたのかい?
別に、そんなに興味はないから答えなくてもいいけれど。
もしいるなら、さっさと行けばいいさ。
僕は、もうコンチェルティアに帰るよ」
此処まで送ってくれた消して愛想の良くないお人好しの言葉に私は笑う。
何か有るかと言われれば、それは特に無い。
しかし、特に無いからと言って報告を怠る理由もまたない。
だから私は一人帰って来たのだ。
「何、此度の件を雇い主に伝えるだけさ。
同じ学問の徒としては、自身の研究対象の事が気になる事も分かるからね」
そう言って私は彼に一礼する。
機会があればまた会う事もあるだろう。
何せ探究にもってこいな遺跡が、彼らの街の近くにはあるのだ。
「あら、いつの間にか帰ってきていたのね?
あなた、一人だけなの?」
セーラの問いに答え、私は依頼の達成と内容を伝えた。
そして、シルクハットのツバを撫でながら付け加えて言う。
「問題が解決した際に精霊も新たな道筋を考えている様だった。
気になるのであればセーラ嬢君も会いに行って来るといい。
なぁに、道中の案内と精霊への紹介は私がしよう」
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PLめぐり
こんなところですね。
まさか報告パートが私一人とは...。
皆んな!ホウレンソウを大切に。
ダイス
剣の欠片
1D6 → 1 = 1 (08/25-18:12:17)
1D6 → 3 = 3 (08/25-18:12:19)