流れ着き其処より

 ヴァーミリオン(めぐり) [2016/08/29 18:36:41] 
 

「まあ!
 つまりあなたは実際にその妖精と会って話したってことね?
 ......こうしちゃいられないわね。
 水の妖精がいるってことは他の妖精もいる可能性が高いわ。
 それにだとしたらあの伝承も、あの寓話ももしかしたら事実かもしれない。
 うふふ、忙しくなって死んじゃいそうね」
「よかったら、私も案内して欲しいわ。
 その水の妖精が今まで何を見て、何を聞いて、何を感じてきたのか知りたいの。
 すぐに、とはいかないかもしれないけれど。
 いつかきっと、いえ......必ずよ。
 勿論その時が来たらエスコートしてくれるわよね?」


セーラへと事の転末を報告した所彼女はひどく喜んでくれた。
私は彼女の言葉に頷く。
分かる。私も過去の様々な話が真実かも知れないとなれば心躍る。
故に答えは一つだ。


「勿論、時間が出来れば何時でも誘ってくれ。
私もあの一帯の伝承には興味がある。
ここザルツの歴史を紐解く助けにもなるはずだ」


報告を終え、後日私は今回の依頼により出会った。
精霊や遺跡について、調べ始めた。
幾つかの資料をまとめ私は手羽先亭で一息ついていた。
そこへ


「ヴァーミリオンのセンセイはいるかな?
 おみやげ買ってきたんだけど...あ、コカゲちゃんも一個持っていきな」


と言ってバーグ君が入って来た。
私は返事をし彼を呼ぶ。


「ヴァーミリオンと言うカッコイイ学者なら此処だ!
さあ、同じぐらいカッコイイバーグ君には一杯奢ろう。
好きなものを頼んでくれ。勿論お土産は頂こう」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
PLめぐり
以上で私の方も終了です。
この度はありがとうございました。

さぁ185ガメル残ってるので好きに食べるがいい!