絵本の中へ
―火竜の手羽先亭にて―
>「アメリアさん、ルークさん。ご無沙汰しています。」
「あら、グレースさんお久しぶりです。」
グレースさんは、ただの挨拶だけでなく仕事の話も持ってきてくれていたようです。
>「エリックさんという絵本の作家からの依頼です。
> 絵本の中に入って物語を継ぐ、まあ、一言でいえば物語の一員になるんです。
> 独特の世界観が味わえる素敵な世界ですが、
> 想定外なモンスターが出る可能性もあります。
> 宜しければご一緒しませんか?」
「絵本の中に入って物語の一員に...ですか?」
突飛な話ですけど、グレースさんは既に経験済みの様子です。......え?本当に本の中に?
>「アメリアさんも一緒に受けようぜ!本の中に入るってなんだかろまんちっくじゃないか?
> それにアメリアさんがついていてくれたら三世達も来るだろ、あいつらは頼もしいからなぁ
> もちろんアメリアさんの魔法だって頼りにしてるぜ?」
ロマンよりも危険の方が多い気もしますけど......まぁ、頼りにされているのは素直に嬉しいですね。
それに勿論ルークさんも頼りになる人です。少し真っ直ぐすぎる所もありますけど...
「あー、そうですね、受けてみましょうか。ご迷惑をお掛けするかも知れませんけど」
ルークさんの事をグレースさん達に丸投げする訳にはいきませんし、それに私だって興味が無い訳ではありませんしね。
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―エリックの家にて―
「えっと、この絵本の中に"入る"のですよね?」
自分で言ってみても、不思議であることは変化しないようです。本当に不思議......
男性の掲げるランプが印象的な絵、その隣のページにある登場人物欄の不自然な空白、そこに私達の名前を書けばいよいよ絵本に入れるそうです。
手持ちの羽ペンで本の空白の部分に自分の名前を書き記して4人分の名前が埋まるのを待ちます。
最後にグレースさんが名前を書き終えると、ひとりでに絵本のページが捲られて、目の前が眩い光に覆われていきました。
物語の結末は私たち次第......出来ることなら悲しい話にはなって欲しく無いものです。
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甲子 幸と申します
どうぞ、よろしくお願いします。 絵本シリーズ気になってたのですよね。参加できたぜヤッター!
コルチョネーラさん、お久しぶりです。自然消滅した日常日記以来ですね。(PLが展開に置いてけぼりを食らいました)
ニカさんとは、もの凄くお久しぶりです(実は一度だけセッションでご一緒したことがあります。LainGMのセッションですね)
セスシナングはきっと拘りのあるビルドなのだろう事は察してはいました。ご無理を言ってしまい申し訳ないです。
騎獣はエリックの家に入る前に契約証で彫像化しておいた事にして下さい。という要望