【B-1-2】ランプを持った青年
財宝の山の中からルークはどうやら銀の宝剣を見つけ出し。
アメリアの騎獣たるドルクーアⅢ世は豪奢な錫杖を見つけ出す。
そのままその杖に光の魔法をかけたようだ。
辺りが仄かに明るくなる。
* * *
一方、先に駆け出したルークの目に映ったのは。
先ほどの部屋よりかは若干広い円形の部屋。
天井もドーム状になっており、何やら絵が描かれている。
それは......ランプとそこから出てくる精霊の姿だった。
その部屋の中央にルークは一人の青年の姿を見つける。
夜のような髪の上には白いターバン。
陽によく焼けた肌にあまり上等とは言えない服と鎧を身につけている。
そんな彼の手には、金色に煌めくランプがあった。
「くっそ、さっきまでこんな奴らいなかったじゃねえか。
こいつはヤバイ......冗談じゃなくてマジでヤバイっての......!」
彼を囲むかのように近づいてくるのは三体の亡者。
青白い肌に、白く濁った眼球。
ルークにその正体はわからない。
だが、奴らが目の前の青年を......より正確に言えばランプを狙っているのがわかるだろう。
「こんなところで三つの願いのうちの一つを使うのは勿体ないような気もすっけど......。
ここで死んじまったら意味ねえよな。
生きて帰って、ちゃんとした格好で堂々と......あいつに会いに行かなきゃならねえ。
だから、オレを助けてくれよ......魔法のランプ!」
少し遅れて、アメリアとドルアークⅢ世がやってくる。
アメリアもすぐに状況を把握できるはずだ。
ルークの向こう側でアンデッドに囲まれている青年。
あのアンデッドたちはシン――欲深き者の成れの果てだ。
今、目の前の青年はランプを擦ろうとしている。
ランプを擦れば何かが起きるのだろうか。
もし二人が後ろから話しかけるならば。
びっくりしてその動きを途中で止めてしまうかもしれないが。
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あんみつ@GMより
ルークとアメリア進行となります。
財宝の処理についてはお任せします。
とりあえずアメリアの分を採用しておきますね。
通路を抜ければドーム状の部屋に辿り着きます。
そこにはランプを持った青年とシンが3体おります。
予備ダイスを使用したところ、正体は判明しておりますね。
おふたりは次の行動を選択してください。
具体的なものは以下の2つです。
・青年を助ける
・とりあえず様子を見る
助けるを選択する場合は戦闘になります。
戦闘についてはオート戦闘形式(ver3)で処理します。
詳細は【3-著者解説】の該当欄をご確認ください。
位置は以下のようになっております。
アメ・ドル 5m ルーク 4m 青年 4m シンA・シンB・シンC
戦闘の発生に対し、皆様は必ず以下の3つを行ってください。
・先制判定用ダイス(目標値12)
・6つの戦闘スタイルから1つの選択
・2D6の戦闘処理用ダイスを5~15個
カスタム行動で以下のようなものをご記述いただいても構いません。
・敵キャラクターを狙う順番
・状況毎の詳細な行動宣言(選択したスタイルより優先します)
・PCの行動順
・移動距離
・MPや魔晶石、各種消費アイテムなどの使用度合い
などなど
【2-登場人物】に【NPCデータ:青年】について登録しておきます。
青年は積極的に戦闘には参加しません。
頼む場合は一番近い相手に【牽制攻撃Ⅰ】で攻撃します。
他にも何かございましたらどうぞ!