【B-1-6】ここに来た訳

 GM(あんみつ) [2016/08/14 13:24:46] 
 

遺跡での道中のこと。

>「だから後悔しないように出来るうちにすべてをやっておけ、戦いは常に近くに潜んでいる
>それを忘れるな」

強くなりたいと語るアラジンにルークは助言する。

「今できることはちゃんとやるべきだってことはよくわかるぜ。
 そもそもオレみたいなのは、そうでもしなきゃ生きていけないからな」

一方アメリアはというと。

>「ねえ、アラジンさん。どうして貴方はこの遺跡に来たのですか?」

>「えっと、魔法のランプを取りに来る為だとしても、ランプのことはどうやって知ったのです?」

アラジンに問いかけた。
この遺跡に来た理由について。
もしくはランプの存在について。

「ああ、オレはランプを取りに来たんだぜ。
 正確に言えばランプを取りに行って欲しいって頼まれたんだ」

アラジンの回答によると。
どうやらここに来た目的はランプであるらしい。
それもどうやらランプを取りに行くことを誰かに頼まれたとのことだ。

「オレさ、なんとか街外れのボロっちい家で暮らしてるだけなんだ。
 でも色々あって、いつまでもこんな暮らししてるわけにはいかないと思ってて。
 ――そんな時に声がかかったんだ。
 ランプを持ってこれば面倒を見てやるってさ」

歩きながらアラジンは語る。
彼は貧しい暮らしをしている側の人間であるそうだ。

「そいつは言ったんだ。
 ランプは三つの願いを叶えてくれるけど、自分なら三つ以上の願いを叶えてやるって。
 ちゃんとした仕事もくれるし、ちゃんとした服もくれる。
 ちゃんとした家に住ませてくれるし、ちゃんとしたご飯も食べられる。
 それにちゃんとしたオレになったら、正式に紹介してくれるって。
 そこから始めていけばいいってさ。
 それにそもそもオレみたいなやつはランプを持って帰ってこれないけど。
 ランプまでたどり着けば願いを使うことで脱出できるだろう、って」

アラジンの言う契約内容が適正か不適正かは見方によるだろう。
ただ少なくとも、アラジンはその言葉を受け、この遺跡に潜ってきたのだ。

「名前は確か、ファッティとか言ってたっけ。
 宮殿とかにも顔を出している商人なんだってさ」


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あんみつ@GMより

とりあえずアメリアへの返答が主。