迫られる選択
アメリア(甲子 幸) [2016/08/26 19:59:41]
遺跡の追撃をなんとか振り切り、私たちは絨毯に乗って街に向かっています。すると‥‥
先程までの熱砂と青空が嘘のように景色が一変します。
夜のように暗く、けれど月や星の明かりはひとかけらも無い漆黒‥‥
遠方に見える宮殿のある街がこの漆黒の中心にあるように見えます。
>「な、なんだよこれ......!
> 街は、城はどうなってるんだ?
> ――アティファ、アティファは無事なのか!」>「......ファッティ様」
アラジンさん、イスラさん、二人の思い人もあの街に居るようです。
>「この感じ、まさか......」
>「マスター、街に近づかない方がいいかもしれない。
> きっと、危険な状態にある。
> 僕はマスターには幸せになって欲しいから」>「やだね、オレは帰るぜ。
> だってあの街には仲間が思い出が、それにアティファがいるんだ。
> 黙って壊されてたまるかっての。
> 残り二つの願いを使ったって、それ以外に何かを失ったって!」
そこまでの思いがあるのなら、応援しない訳にはいきませんね。
>「マスターが言うならば、僕はマスターを連れて行かないといけない。
> でも、この絨毯を操るのはマスターだけじゃない。
> 君たちの心が街に行きたくないというなら、それは......」
「‥‥きっとどちらを選択しても私は相応の後悔をすると思います。
ならば自身の心に従うまでです。街に向かいましょう。放っておける状況ではありません」
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PLより 短いですが返信です
街に向かうことを選択します。