哀しみの行方は‥‥
>「やあ、おかえり」
光から抜け出したそこは、もう砂漠のそれとは違い
インクの匂いのする室内のそれでした。
声の主は依頼人のエリックさん、ここはエリックさんの部屋‥‥
どうやら現実の世界に戻ってきたようです。
>「君たちの描きたい物語にできたかな?
> 僕としてはなかなか希望があって素敵な感じだと思うけど」
テーブルの上の本には、少年になったナーゼルを中心にして
アラジンさんとアティファさんの姿も描かれていました。
勿論、失われた命もありました‥‥
だけど未来に繋げられる希望も確かにあった。そう信じたいです。
>「誰だって、願うのは簡単なんだよね。
> 難しいのは願い続けること。
> 願いなんてそうそう叶うもんじゃないもんね。
> まあ、美味しいものが食べたいとか小さな願いなら別だけど、大きな願いになるとさ」>「現実に三つの願いを叶えてくれるランプがあるなら別だけど。
> そんな都合のいいものなんてそうそうないし。
> だから、強く諦めず願い続けることが大事なんだろうね。
> 真直ぐ、正直に、進みたい道を進もうと決められる強さがさ」
私は、真直ぐ、正直に、進みたい道を歩めているのでしょうか?
自分に嘘をついた事は無い‥‥と思いますけどね。
>「でも、君たちならそんなこと言われなくてもわかってたよね。
> 冒険者はそれぞれの理由があって、それぞれに目指すものがあって。
> そうして――いつかたどり着きたい場所にたどり着くものだと思ってるから。
> 物語を創るのって僕たちだけの技術じゃないんだよね。
> 君たちだって、君たちなりの物語を作り出していくはずさ」>「とりあえずこれが今回の報酬さ。
> まああまり多くはないけど受け取って欲しいな。
> またいつか......君たちが僕の依頼を受けてくれて、物語を作り上げて欲しい。
> 僕は待っているよ。
> そしてきっと――この本もね」
「はい、またいつか機会が有ればお伺いさせていただきます」
‥‥できれば、あまり物騒な話でなければ尚良いのですけどね
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手羽先亭の自室に戻ってから、私は少し悩んでいました。
「あー‥‥これ、どうしましょう」
いつの間にか荷物の中に紛れていた青い栞を見ながら一人ぼやきます。
触れると、じわじわと哀しい気持ちが身体に広がって、正直扱いに困るといいますか‥‥
「うーむ‥‥本当にどうしましょう」
本の中の旅の記念ですし、持っていたいのですが‥‥うーん
「額に入れて飾っておきますかね‥‥実用には向いてませんし‥‥
さて、どんな額が似合いますかね?」
哀しみも大事な感情の一つです。面倒でも付き合っていかないと、ですね。
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PLより あんみつGM、PLの皆様お疲れさまでした。 しかし1ゾロ3回って‥‥
・ひとり辺り報酬ガメル と言う訳で錫杖を売りますよと 9000/4=2250
1000G+2250G(財宝を売れば増えます)・名誉点
○基本名誉点(全員)
剣のかけら10個分:30点分○コネクション(全て使用済みとする)
エリック・ジュべと顔見知り:5点
ルキスラで最近名が聞かれるようになった童話作家。
先祖が高名な魔導師で作家であったと言われ、
彼が遺したという魔法の童話集を持っている。○SQ達成報酬
《トラジェディ・オーサー(アメリア)》
特殊称号:"トラジェディ・オーサー":10点(使用済み)
メモリーアイテム:青色の栞
『五つの涙のモチーフが描かれた青色の栞。
触れると少しだけ悲しい気分になる』○特殊
特殊称号"魔法のランプの登場人物":10点(使用済み)・1ゾロ回数
アメリア:3回
報酬受領いたしました。