【Day01-未明B】花畑の小妖精
>「なーる。て事は、ラナはんはここ出身やねんな。」
「まあ、そういうことになるわね」
ミルマの推測通りラナはこの妖精郷の生まれということらしい。
>「しっかし、村があるくらいにはヒトもおるんか。
> そっちに謎についての話は伝わっとるかもしれへんね。
> こっから近いん?」
また妖精郷にあるという村についてラナに聞いてみると。
「風車の谷ってところと羊ヶ原って場所にあるのよ。
風車の谷はここからずっと南の方。
羊ヶ原はここだらと西の方角ね」
ラナは村があるという風車の谷と羊ヶ原の場所について教えてくれる。
風車の谷は妖精郷の南のエリアに。
羊ヶ原は妖精郷の北西のエリアにあるとのことだ。
* * *
薬草園に戻ると。
そこにはペンネが待っていた。
ペンネは薬草について気にしているようだったが。
>「その前に報酬に加えて情報がほしい。
> エマ・ローズワーズという人間の少女を知らないか?貴殿の薬草の袋に、その子の帽子が入っていた。貴殿が入れたものか?
> あとフィットチーネ殿の行き先に心当たりはないか?」
ドルネシアはその前に情報を求めた。
内容は同じ袋に入っていた帽子にあった名前――エマについて。
「うーん、わいには心当たり無いな。
たぶん、蛮族どもがエマって子を襲って奪うたんちゃうかな。
もしくはどっかで拾うたんかもしれへんけど」
ペンネは残念ながらエマに心当たりはなかったようだ。
「せやなあ、エマっちゅうんが気になるんやったら、鏡の池を探すとええわ。
鏡の池に誰かの持ち物を沈めると、その人が今何しとるかわかるらしいで。
その池がどこにあるかは知らへんけどな」
ただペンネは鏡の池というものについて教えてくれる。
どこかにあるというその池にエマの帽子を沈めれば。
今のエマがどこで何をしているかがわかるだろう。
とりあえずペンネに薬草を返すと。
「ありがとうな、受け取ったわ。
これがわいからのお礼や」
ペンネは四人分の救命草をくれる。
これが彼からのお礼なのだろう。
「ほな、<七色猫のおもてなし亭>まで戻るで」
ペンネを連れて冒険者たちは南へと向かう。
* * *
<七色猫のおもてなし亭>へ戻る道中。
冒険者たちは、美しい花々が咲き乱れる花畑にいる。
その花畑にはキラキラと光る何かがあった。
近づいてみればそれは小指ほどの大きさをした半透明の羽根を持つ少年や少女だとわかるだろう。
小妖精、あるいはリトルドロップと呼ばれるものたちだ。
彼らの特徴として、ひどくいたずら好きなことが挙げられる。
『ひとだー』
『いたずらだー』
だから、この瞬間も彼らはわいわいがやがや妖精語で喋りながら。
『こなこなー』
『ぱらぱらー』
冒険者たちを取り囲んで飛び回る。
その時に舞い散る粉が冒険者たちに効果を及ぼす。
それは些細なことかもしれないけれど。
もしかしたら重大なことかもしれない。
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あんみつ@GMより
進行です。
ラナから【風車の谷】と【羊ヶ原】の情報を入手します。
それぞれ妖精郷地図に場所を登録しておきました。
料理については各自管理しておいてくださいね。
薬草園でペンネに薬草を返すと、鏡の池と同時に、
救命草を4つ受け取ります。
報酬少ないと思いますけど、まあガメル流通してない世界なので......。
また、ついにランダムイベントが発生しました。
発生したのは【小妖精のいたずら(1)】です。
発生したランダムイベントは【共用-3】発生済みランダムイベント一覧で管理します。
皆さんは2D6のダイスを振っていただき、いたずらの結果を決めてください。
いたずらの内容は【ルール8】小妖精のいたずらのAを参照下さい。
Aは面白いのが多いんですよね、うふふ。
今回は代表ダイスはございませんので、各自いたずらの結果を決めてください。
決定した効果は2日目の【朝】から【未明】まで続きます。
次回で<七色猫のおもてなし亭>に到着します。