【Day01-夜C~深夜A】泥棒だらけの夜
戦闘が終わると、グラタンと色違いの帽子を被ったケットシーが話しかけてくる。
>「えぇ、私たちもグラタン君に頼みごとをされていてね、探しているのですよ
>そう....ペンネさんと言ったかな」>「あんさんがペンネやんな?」
スロープとミルマが彼がペンネかどうか探ってみると。
「ん、もしかしてグラタンの知り合いかいな?
その通り、わいがペンネや」
青い毛並みのケットシーは自らがペンネであると語る。
そんなペンネに対し。
>「うむ、是非もない。皆、行くぞ。突貫!
> ...と言いたい所だが、私からもお願いがある。
> グラタン殿のことだ。彼は、何というか...寂しそうだ。貴殿にも事情はあろうが、戻ってやってはくれんか?」
ドルネシアがペンネに<七色猫のおもてなし亭>に戻ってやるように頼むと。
仕方ないとでも言いたげな顔をして。
「戻ってもええで。
ただその前に、早う薬草取り戻してきてや。
話はそれからやわ」
戻るのはいいが、その前に薬草を取り返してくれ、とペンネは言う。
とにもかくにも薬草を取り戻しに果樹園まで向かう必要があるだろう。
「とりあえず行ってくれるんやろ?
ほな、よろしく頼むで」
ペンネに見送られ、冒険者たちは果樹園を目指す。
* * *
同じ妖精郷の北の区画にあるのどかな果樹園。
冒険者たちは今回も迷うこともなく、まっすぐここまでたどり着いた。
赤や桃色にオレンジ、紫。
様々な色をした果実が実る木々がひしめいている場所である。
ほんのり風が運ぶ香りは甘酸っぱい。
蜜の匂いに誘われたのか、蝶もひらひらと飛んでいるような。
そんな......そんなのどかな果樹園であるはず、だったが。
『がっはっは、大量だぜー!』
『肉もいいけど、たまには甘えのもいいよな』
『こいつで腹いっぱいだな』
そんな場所とは不似合いな声。
みれば赤い頭髪をした四体の妖魔が歩いているではないか。
妖魔たちは果物を詰め込んだ荷車を運んでいる。
『あん?』
そして妖魔たちと冒険者たちは目があった。
『見やがったな?
逃がさねえぞ、おら!』
『ひゃあ、デザートゲットだ!』
『いや、どっちがデザートだ?』
『どーでもいい、やっちまえ!』
妖魔共はやる気らしい。
深夜だろうと、問答無用だ。
ちなみにこいつらは薬草は持っていない。
薬草泥棒ではなく果実泥棒であるようだ。
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あんみつ@GMより
ゴブリンから以下の戦利品を入手します。
・武器(30G/黒白B)*2
・意匠を凝らした武器(150G/黒白A)
スロープの結果から移動判定には問題なく成功します。
現在地は【のどかな果樹園】となりました。
現在は1日目の【深夜】です。
【のどかな果樹園】と【薬草園】、更に【<七色猫のおもてなし亭>】まで道が通じます。
【のどかな果樹園】でイベント決定ダイスを振ったところ、
4体の蛮族と遭遇します。
蛮族は全てレッドキャップ。魔物知識判定の目標値は7/12です。
レッドキャップとは戦闘になります。
戦闘については特殊ルールのオート戦闘形式で処理します。
開始時の距離は以下になります。
PC後衛 5m PC前衛 5m レドA・レドB・レドC・レドD
戦闘の発生に対し、皆様は必ず以下の4つを行ってください。
・先制判定用ダイス(目標値9)
・PCが前衛か後衛かの選択
・6つの戦闘スタイルから1つの選択
・2D6の戦闘処理用ダイスを5~15個
カスタム行動で以下のようなものをご記述いただいても構いません。
・敵キャラクターを狙う順番
・状況毎の詳細な行動宣言(選択したスタイルより優先します)
・PCの行動順
・移動距離
・MPや魔晶石、各種消費アイテムなどの使用度合い
などなど
他にも何かございましたらお好きにどうぞ。
ちなみに今回の戦闘は薬草泥棒とは別枠です。