【Day01-深夜D~未明A】ズダ袋を持ち帰って

 GM(あんみつ) [2016/09/06 00:28:57] 
 

元は<七色猫のおもてなし亭>にいたというブラウニー。
彼に向けてミルマは。

>「ドリア・・・魔法工房担当やっけ。そっちはまだ見つけとらんけど、
> <七色猫のおもてなし亭>はグラタンがまた浮かばせたんやで。」

「あ、グラタンさんが再開させたんだ。
 じゃあ、ドリアさんもそのうち帰ってくるのかな。
 ぼくも帰ろうかな、みんなに会いたいし。
 ラナさん、大丈夫?」

「まあ、手伝ってくれる人がいないとちょっと大変だけど。
 大丈夫、あなたの好きにしなさい」

ブラウニーはラナに戻っていいかを聞き。
ラナは大丈夫だと答える。

「ありがとう、ラナさん。
 それじゃあ、ぼくは<七色猫のおもてなし亭>に戻ってるね!
 ......あ、そうだ。
 ぼくの仲間はあと九人いるんだ。
 みんなにも再開してること教えてくれると嬉しいな」

そう言い残して南の方角へ走っていった。

また蛮族たちが盗み出そうとしていた荷車の果実を......。

>「あ、そーや。ラナはん、さっき果実泥棒とっちめたんやけど。」

ミルマが返せば。

「あら、ありがとう。
 助かるわ、時々こんな感じでやられて困っちゃうのよね。
 あとでお礼するから、お店の方まで寄ってちょうだい」

ラナは喜び、あとでお返しをすると語る。

   *   *   *

さて、そんなこんなで冒険者たちは奥にあるラナの店へ向かう。
ラナの店は簡素な木造りの小屋で。
扉の上の看板に「"蜂蜜姫"ラナの店」と書いてある。

まず最初にメニューを見ながら買い求めたのはウィステァリオだ。

>「リンゴのパイくれ! 2つ――いや、3つだ!
> 代金はこれで足りるだろ?」

彼は宝石を売って代わりにリンゴのパイを三つ買おうとしたが。
お釣りをもらえないことと。
そして物欲しそうに見つめるドルネシアの視線に気づき。

>「じゃあ、ムースとマフィン追加で」

追加のお菓子を注文した。

「わかったわ、すぐ用意するから少し待っててね。
 後、さっきのお礼しないといけなかったわ。
 メニューにある料理からそれぞれ一個ずつ選んでちょうだい?
 お代はいらないわ、感謝の気持ちだもの」

ウィステァリオが注文したものと。
追加で人数分料理を提供してくれるとのことだ。
この数には食事を必要としないスロープの分も入っている。

料理を準備している最中。

>「ラナはんて、店やって長いん?
> ガメルで取引出来るっちゅー事は、
> うちらみたいに外から来るん結構おるんやろか。」

ミルマがラナに尋ねてみる。

「うーん、そうねえ。
 ちゃんとお店を始めたって言えるのは長くて六、七年前からかしら。
 一応この果樹園は私の両親が残してくれたもので。
 そこの管理は昔からやっているんだけど」

それほど長くやっているわけではないらしい。
エルフは加齢による年の差がわかりにくいのだが。
ラナは比較的若いタイプなのだろう。

「でもね、確かに外から来る人は全くいないわけじゃないみたい。
 私の両親ももともとは冒険者だったし。
 妖精郷には人が住んでる村もちゃんとあるのよ。
 果物以外の食材とかはそこから買ってきてるんだから」

ラナ曰く、妖精郷には村があるのだという。
そこには人が確かに住んでいるのだそうだ。

>「ラナはんはここ、何でラクシアから切り離されたんか知っとる?」

ついでにラナに妖精郷の消滅の理由を聞いてみると。

「うーん、ごめん。 
 お父さんとお母さんも外から来た冒険者だったし、そういったことは聞かされてないの。
 むしろそういう話は妖精に聞いた方がいいんじゃないかしら?
 たまに料理を食べに来る妖精たちの話を聞いているとね。
 どうやら妖精たちの親分みたいなのがいるらしいわ」

残念ながら、ラナ自身は知らされていないという。
ただこういう話は妖精たちの親分に聞くといいのではないかと、教えてくれる。

「よーし、準備できたわ。
 はい、どうぞ。
 美味しいうちに食べてちょうだいね」

少しすればウィステァリオが注文した料理と。
それぞれが希望した果実と交換でくれる料理を提供してくれる。
ここで全部食べてもいいい、テイクアウトしてもいいだろう。

>「よし、では決まりだな。
> ラナ殿。この果実はお返しする。
> 四人と一頭、一時休ませていただけるか?
> と言っても、生憎ガメルの持ち合わせが無い。
> 支払いは現物になるが」

料理を受け取った後、今度はラナに先ほど取ったばかりの赤髪を渡す。
これを代金の代わりとして泊めてもらおうというのだ。

「うん、いいわよ。
 じゃあ、小屋の奥の方で寝られるところがあるから。
 そこを自由に使ってね」

ラナは人数分のものを受け取り。
冒険者たちに寝床を提供してくれる。

   *   *   *

「おはよう、朝よ。
 ......っていうほどの時間じゃないんだけどね」

少しの休息の後。
冒険者たちは目を覚ます。
とは言ってもまだ夜は明けてはおらず暗いのだが。
ただこの程度の時間に外を歩くことは冒険者をやるなら、ありうることだ。

「行くなら、気をつけてね。
 また来てくれたら料理と休める場所用意するから。
 勿論、お題はちゃんと頂いちゃうけどね」

ラナに見送られ、冒険者たちは薬草園を目指す。

   *   *   *

果樹園と薬草園をつなぐ道をしっかり覚えていた冒険者たちは。
迷うことなく、ペンネの待つ薬草園にたどり着いた。

「どやった?
 うまく行ったかいな?」

ペンネは期待する猫のキラキラした目で冒険者たちを見つめている。

「わいは約束はちゃんと守るで。
 薬草を取り返してくれたら礼もするし。
 <七色猫のおもてなし亭>にも戻ったる。
 あそこにはわいの管理する施設があるし、グラタンも待っとるそうやからな」

蛮族から奪い返したズダ袋を彼に返せば。
ペンネは一緒に戻ってくれることだろう。


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あんみつ@GMより

進行です。
2回の戦闘で獲得した戦利品は以下になります。

赤い髪(10G/赤B)*4
武器(30G)*5
意匠を凝らした武器(150G/黒白A)

また果実を返したことで一人一つずつメニューの中から料理をもらえます。
お好きなものを選んでくださいませ。

ブラウニーにおもてなし亭が再開したことを伝えたところ、戻っていきました。
妖精郷には合計10人のブラウニーがいます。
ブラウニーを見つければ見つけるほど、ドリアの店が充実します。
まだドリアはいませんが。

赤い髪を4つ売って1tb分休憩しました。
tbが1日目の【未明】になり、HPとMPが半分ずつ回復します。
ラナに追加で聞きたいことがあれば、ご自由にどうぞ。
可能な範囲で回答してくれます。

睡眠の結果、現時点のステータスは

ウィステァリオ 【HP】18/18 【MP】18/28(消費:加護*3)
スロープ 【HP】12/12 【MP】48/50
ドルネシア 【HP】22/22 【MP】17/17(消費:運命変転*1)
エイス 【HP】21/25 【MP】8/8
ミルマ 【HP】17/17 【MP】18/19(消費:弾丸*8)

となっております。

また皆さんは【薬草園】に難なくたどり着きました。
そこにはペンネが待っています。

皆さんは次の行動を選択してください。

具体的なものは以下の2つです。

・ペンネにズダ袋を返す
・ペンネにズダ袋を返さない

ズダ袋を返せば報酬を受領でき、一緒に<七色猫のおもてなし亭>まで戻ることができます。
返すを選択した場合は2D6の予備ダイスを5つお願いします。
今回の代表者はウィステァリオです。

他にもなにかございましたらお好きにどうぞ。