もんなし

とりあえず、ペンネってやつから探しに行くことになった。

「薬草園はね、妖精郷の北にあるよ。
　でも妖精郷の中を行き来するにはちゃんと道が通ってないと難しいんだ。
　思ってもいないような場所に行っちゃうかもしれないから、気をつけてね！」

「なんだよ、それ......」

ぐぐぐ、あんまりうろうろしたくねーぞ。

「お客さんたちはもうすぐに出発するのかな？
　出発する前にボクに出来ることがあったら教えてよ。
　<七色猫のおもてなし亭>で美味しいご飯やふかふかのベッドも用意しておくからさ！」

「さっそくだが、出発はちょっと待ってくれるか？
　オレいま、きんけ――あ、いや、訳あって、妖精と半分しか契約できてねーんだ。
　契約しなおすのにちょっと時間かかる。
　あー、その......悪ぃ」

出鼻をくじくようでちょっと気が引けるが、さすがに契約をおろそかにして外に出るわけにもいかねーし。
ただ、マナマテリアルとやらで宝石も作ってもらわないとダメかと思ったら、
ここでは「門」はいらねーらしい。さすが妖精郷。

「ほぅ、契約とな。妖精郷ともなると相手も多かろう。では、申し訳ないが我々はその間ゆっくりさせてもらおう」

「んじゃ、ちょっと外でついてきてくれる妖精探してくる。
　わかってる、そんな遠くじゃない。すぐそこ」

――――PL――――
ということで、これでやっとキャラシ通りの契約に。

【契約属性】　土1、水2、風1
【魔法ランク】土2、水4、風2