主張する!
「こ、こんどこそ終わっただろ......?」
ミルマが拾ったのが、盗られた薬草みたいだ。
「ん、なんやコレ?」
「まさかこいつらの物じゃねーだろうけど。
それとも、中身がない代わりに外だけでも飾ってみようってか?」
あ、そういえばまだ、さっきの赤髪のやつを1体調べてねーな。
これだけ頑張ったんだから、お宝ぐらい持ってねーかなー。
「こんな深夜に何の騒ぎかしら。
また泥棒だったら勘弁して欲しいわ。
......あら?」
おお? 誰か来た。
エルフか。オレたちフィーに似てる種族だな。
あと――
「ブラウニー?」
うわっ、これが? 本物は初めて見たぜ。
オレの住んでた森には、ブラウニーが手伝うようなヒトの家はなかったからな。
「こんな時間だしよければ泊まっていかない?
タダで、というわけには行かないけれど......ちゃんと料理と寝床は提供するわ。
もちろん料理だけでも大丈夫よ」
「泊まる! 寝る!
断固として! 今日(?)はこれ以上働かねーからな!」
―*―*―*―
財布をじっと見る。
持ち上げて――軽い――少し口を開き、中を確認。
「............」
だあぁ! そもそも、金がねーから妖精たちとの契約を切ってまでして、
やっとここにたどり着いたんだった!
ぐうきゅるるるる
「い、今のはオレじゃねぇ! 妖精だ、妖精!」
その妖精たちはタダで食べ物をもらって、とっくにかじりついてる。
くっそぉ、うまそうだな!
ここは一番安いパンで我慢するべきか?
......いや、オレが食べたいのはリンゴパイだ!
「リンゴのパイくれ! 2つ――いや、3つだ!
代金はこれで足りるだろ?」
ふんっ!
ここじゃ、宝石がなくても妖精たちを呼べるからな。
宿は......そ、外でも寝れるし。
毛布もマントもあるし、妖精たちも一緒だし......
あ、いや、もちろん1人でも寝れるに決まってるだろ!
――――PL――――
残ってたレッドキャップの戦利品振りました。
赤い髪(10G)と武器(30G)です。
眠いでござるー、と駄々をこねる。
あと、宝石(売値25G?)を売って、リンゴパイを3つ(15G)買います。
リオはガメルそのものは貸さないけど、買った物を分けることはする。
がんがん攻められると断れないし、しょぼん(´・ω・`)てされると放っておけない。
「ちょっとだけだからな!」とか「ありがたく思え!」とか、余計な一言付きでデレるはず。
18:55:34 紫乃@リオ ≫ 戦利品 レッドキャップ 2d6 <Dice:2D6[5,1]=6>
19:20:03 紫乃@リオ ≫ まもち ブラウニー 2d6 <Dice:2D6[5,4]=9>