真実を

 スロープ・K・S・アマタイト(グラフ2) [2016/10/26 23:51:28] 
 

「そろそろ夕方であるな」

ふと空を見上げなぜか生えてきている長い水晶の髪を揺らしながら言う

「ぬ?」

あれは...ムリアンであったな
それに.....なんだ?人?

>「やあ、初めまして。
> もしかして君たちはここの外から来たんじゃないかい?
> なんとなくわかるんだ、ボクもそうだったから。
> ――ボクはマルキ、ラクシアを旅する吟遊詩人......でした」

>「ボクはもともとある村の生まれで。
> その村っていうのは......」

村の名...聞いたことがあるな

>「見た感じボクとは違って、君たちはあまりこの妖精郷にはまだ慣れてないみたいだね。
> ボクはもうたぶん、この妖精郷に慣れすぎちゃっていると思うんだ。
> だから......ボクは妖精郷から抜け出すことができません。
> 故郷にも帰ることはできないし......ロッテにだって二度と逢えない。
> ――ああ、ロッテはボクの婚約者、だったんだ」

「そうだったので...あるか.....いずれ」

私たちも?と声を出そうとしたが辞めておいた
不確定なことを言って皆を怖がらす必要もないであろう

>「もし君たちが妖精郷から抜け出すことができたら......ひとつお願いがあるんだ。
> このペンダントを渡して、ロッテに......ボクは死んだと伝えて欲しいんだ。
> 彼女には、向こうで幸せになって欲しいからさ」

本当にマルキ殿がここから抜け出す方法はないのだろうか?

「マルキ殿、私たちはまだここに来て日が浅い
マルキ殿がどのくらいの時をここで過ごしたのかは知らぬが.....
今もあなたの帰りを待つ人がいるというのなら少なくとも私は嘘をつくことはできぬ」

真に大切に想うのなら真実を告げたほうがいいと私は考える、本当に大切な人に嘘をつかれるというのは本当に辛いことだからだ
この世に絶対という言葉は存在しない、本当に少ない確率でそのロッテ嬢がここへ来てしまう可能性も少なからずあるのだ
その時に嬢が真実を知ったときは悲しむであろう、それを考えてしまうのだから私は告げることを選ぶ

「嘘はつけぬがそのペンダントはしっかりとロッテ嬢に届けよう
嬢の住む村は私の拠点とする街から近いのだ」

伝言は受けないがペンダントを運ぶことくらいは引き受けるのだ

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PLより

ペンダント受け取りますー

23:37:47 グラフ@スロープ まもち 2d+3Dice:2D6[5,5]+3=13