やばい
「な、なんだありゃあ?」
薄暗くなった平原に、ぽっかりと口を開けた穴。
風が吸いこまれていくせいで恐ろしい音を立てるその穴を、
赤い帽子の猫がのぞきこんでいる。
「え、行くのかよ? いや、やめた方がいいって。
なんか絶対やべぇから、あれ」
けど、あのケットシーがニョッキだろうし、声をかけないわけにはいかない。
オレはほかの仲間より、1歩――いや、数歩後ろで止まった。
絶対に、断固として、これ以上は近づかねーからな!
ケットリーはやっぱりニョッキだった。
「これが何かわかるか?
妖精郷に入った亀裂だ。
この亀裂は少しずつだが、確実に広がってる。
――つまり妖精郷はこのままだといずれ崩壊するってことだ」
「なんだって?」
崩落? なくなっちまうってことか?
「やっと引っ越し先が決まったと思ったのに、不良物件かよ......」
そりゃないぜ......。
あんまりな話に気を取られて、そのあとの言葉は耳に入ってなかった。
が、急に地面がぶれた気がした。
いや、他のやつらが揺れたから、やっぱり地面が動いたんだろう。
足が地面に触れてないオレには、よくわかんねぇ。
「くそ、ついてないな!
走れ、崩壊に巻き込まれるぞ!
穴の中に落ちちまったら終わりだ!」
だろうな!
って叫びはのどにひかかって、けっきょく言葉にはならなかった。
地面が崩れていく。
――――PL――――
無事に逃げられましたー。
20:49:32 紫乃@リオ ≫ 見識 2d6 <Dice:2D6[4,1]=5>
20:50:12 紫乃@リオ ≫ 逃げる 2d6+5 <Dice:2D6[1,4]+5=10>
誰かが失敗したとき用に助けるダイスも、と思ったのですが、タスケラレナイ(笑
ニョッキもいるし、使わずに済むかな?
20:51:00 紫乃@リオ ≫ 助ける 2d6+5 <Dice:2D6[1,1]+5=7>