【Day03-夕方C-朝A】闇の声が聞こえる
今のラクシアについて冒険者たちはいろいろと話してみる。
そんな彼らを老夫婦はにこやかな顔で頷き。
「五十年も経つとやはりいろいろ変わるもんですな」
「まったくもって、そうですわね」
彼らの知る五十年前のラクシアと大きく変わっていることについて。
驚いたり、おかしそうに笑ったりして返す。
――そんな話の代わりに。
冒険者たちが彼らに妖精郷について知っていることはないか尋ねてみると。
「そうじゃなあ。
確かわしらが来た時は既に帰れなくなっとったはずですな」
ピッツとセシリアが妖精郷に迷い込んだ頃には既に。
妖精郷はラクシアから切り離され、消滅していたのだろう。
「詳しいことはわからんのじゃが、
火柱の塔という場所にダレスという魔動機師が住んでおってな。
妖精郷の謎について調べていたということを聞いたことはあるな」
「火柱の塔は......えっと、そうねえ。
確か妖精郷の東の方角にあったはずですよ」
彼らも詳しいことは知らないようだが。
ダレスという魔動機師が妖精郷消滅について調べていたことを聞いていたらしい。
その人物は妖精郷の東にある火柱の塔に住んでいるとのことだ。
そんな風に話ながら。
セシリアの作る昔ながらの家庭的な料理を味わって。
冒険者たちは朝までゆっくり眠ることとする。
* * *
そして翌朝。
冒険者たちが目覚めて。
今度は早めの朝食を頂いたあと。
彼らは闇の樹を目指す。
それは鬱蒼と生い茂る森の中。
一本の大木を有する広場であった。
そこに近づいていくと。
『それ以上近づくな、立ち去れ』
妖精語でそう語りかけられるのに気づくだろう。
ただドリアがいるかもしれないなら進むしかないだろうか。
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あんみつ@GMより
進行です。
現在のtbは【4日目・朝】です。
ピッつから【火柱の塔】について情報を聞くことができます。
妖精郷の東エリアにあるそうですね。
また皆さんは【闇の樹】に移動しました。
【1-妖精郷地図】の【妖精郷道一覧】に、
【風車の谷】と【闇の樹】の道を登録します。
闇の樹の方に向かうなら、危険感知判定をどうぞ。目標値は12です。
成功すれば、少し先に落とし穴があることに気づくでしょう。
一人でも成功すれば大丈夫ですが、全員失敗した場合は全員が落下します。
他にも何かあればどうぞ。