妖精郷に誘われて

 スロープ・K・S・アマタイト(グラフ2) [2016/07/31 01:45:44] 
 

エマという少女を探す依頼を私は受けていま、件の少女が消えたという山に来ている

「...む?これはどういうことだ?」

私は何かモヤに包まれていた
この世に生まれて百年と数十年、このようなことはない、初めての経験だ
心が躍り少しばかり目が輝いてしまった、うむ、比喩表現でなく実際に目が光ったのだ。不謹慎だがしょうがないだろう

「...ぬ?...おお!!」

素晴らしく綺麗な湖!!これは良い!
空気も澄み渡り....あぁ鉱石の体が喜んでいるのがわかる!!

「これは深呼吸を!.....あぁ私は口がなかったのだった」

興奮状態であるがあまり緊張しないようだ、なんというかここの空気がそんなに良くないものを含んでいるようには思えないというか.....どうなのだろうか

「しかし....エマ嬢が消えたのはなんなのだ?私のようにこんな状況に......?」

>「おやや? もしかして、お客さんかな?」

「む?そういう君はだれかな?」

雰囲気はどこか柔らかく可愛らしい、ふむ警戒する必要はなさそうだ
それに不思議な猫だ、きっと世に聞く妖精というものなのだろう
ならば私も丁重に対応をするだけだ、なにせお客さんと呼ばれているのだから

>「これは、ボクからのプレゼントさ。
> ほらほら、遠慮せずにかけてみて!」

「メガネか、私にも似合うか.....どうかだが
もらえるものならばもらっておこう、ありがとう、猫君」

このメガネはただのメガネではないな、だがまぁ私に効果があるか、というのはわからない
なにせ私はフロウライト、鉱石の体を持つヒトなのだからな

>「ようこそ、<天の及ぶところその悉くに並ぶ者なき叡智と、
> 地上のありとあらゆる財宝にもってしても代え難い美貌とを兼ね備えたる偉大なる魔術師、
> すべての妖精たちにとっての妹にして姉、神々に愛されし者、
> "妖精女王"アラマユ・ハメスタガラス様が、この世に生み出した至宝、
> 荘厳にして優美なる妖精たちのための永遠の楽園――妖精郷>へ!
> ボクの名前は、グラタン。
> アラマユ様から、この妖精郷の管理人を任されているケットシーだよ」

「妖精郷とな!これは面白いではないか」

此度の旅は新たな知識などを求めるには最良の場ではないか!
妖精郷、妖精の郷というだけあって人の手はあまり入っていないはず、そんな場所に来ることができるなんて私はとても幸運だ!

>「お客さんが来たんなら、宿を再開しなきゃね」

「宿と?このあたりにそんな建物は....」

ケットシーの持つ鍵が湖に投げられると橋、建物が湖に浮かび上がる
既に驚きが最高潮になっている

「美しい....」

ほぅとため息が出そうになる、だが先ほどケットシーのグラタン君は宿といった、つまりあそこに泊まることができるということ
あのような美しい宿、私は数える程しか見たことがない、いや本当は見たことがないかもしれない

>「あれが、妖精郷自慢の宿屋<七色猫のおもてなし亭>だよ。
> さあ、ついてきて。
> 久しぶりのお客さんを歓迎して、おいしいお茶をご馳走するよ」

「わかりました、おいしいお茶ですか...」

残念ながら私には口がない、つまり食事ができないのだ
誠に残念だ、だがまぁそれもいいだろう、私は私で口が付いていたら私ではないしそもそもここに招待されたりすることもなかったかもしれないのだから
建物に近づけば看板に宿の名前が書いてあった

「魔法文明語、か」

つまりここ妖精郷はかなり古くからあるということとなりそれは私が生まれる前....いやそんなレベルではなく....つまりなにか文献があるかも......
期待が高まっていく、あぁ...探究心が湧いてくる!!

もちろん依頼についても調べていくつもりだ


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グラタン君は食堂の方へ案内してくれた、私は何も食べることができないので目の前に紅茶を出されたが飲めない
そもそも紅茶というものを飲んだことが私にはない、ので味がわからない
空気の美味しさならなんとなくわかるのだが
こういう時だけ自分の体がすこしだけ恨めしいのだ
知識欲の探求はできても味の探求、味覚の探求ができない。気になっても調べることができないというのはなかなかに苦痛だ

>「さて、何から話そうかな」

「私もいろいろあるが、まずは君の質問に答えようじゃないか」

>「そうだ、まずは、お客さんのことを教えてよ。
> お客さんはどうしてこの妖精郷へ?」

ここへ来た理由か、元はエマ嬢を探すつもりがここへ来てしまったからな

「ふむ、質問に質問を返すようであるが、妖精郷とは通常どうやったら来ることができるのだ?
私が来た理由はある少女を探していたのだ、それで山を歩いていれば......ここへ付いてしまったというわけだ

もしかしてここへ私たちの他にも誰か来ていたのではないか?」

もし私のような感じでここへ来ていたらこのグラタンくんに連れてきてもらっているかもしれない

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PLグラフより

よろしくお願いします!
フロウライトを使わせていただこうと思います!

導入というか妖精郷へ来る前の描写がよくわからなかったのでかなりぼやかしましたが不具合がありましたら修正をします
知識欲を満たした系フロウライトにできるように頑張ってRPしていきたいと思います!
PLの力が足りず拙い面もあるかもしれませんが一生懸命書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします!


01:15:27 グラフ@スロープ ≫ 1d 導入ダイス <Dice:1D6[5]=5>
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