3-心の現実
空から襲撃してくる蛮族がひとつ。
その存在に気がついたタタラは集落のど真ん中へ駆け出した。
炎を纏った女性型の妖精。
魔神のような外見をした炎の効かぬ蛮族。
タタラはその少し後ろまで駆け抜けて。
妖精と蛮族の戦闘を見ていた。
身のこなしを始めとして実力だけは妖精の方が上手のようだ。
だが、得意とする炎の魔法が使えない妖精に対し、
蛮族は土の妖精の力を無理矢理使い、彼女に石礫を放つ。
炎の妖精は突き上がる石礫によってその身を少しずつ負傷させていく。
だが、タタラの加護を受けた拳が的確に蛮族の体を突いていき。
ちょうど四回目の攻撃で打ち倒すことに成功した。
蛮族は地に伏し。
妖精はタタラの方を振り向く。
最初に比べれば、彼女の眼差しにあった徹底的な拒絶は薄らいで見えた。
* * *
安息は束の間のことだった。
再度先ほどと同じ蛮族が集落に着陸する。
ペリは再度迎え撃つべく、戦闘の体制をとった。
一方集落の前方、山の斜面では徐々にしかし明らかに妖精たちが押されだしていく。
このままだと瓦解して、一気に残った蛮族たちが突入してくるかもしれない。
蛮族たちの狙いは妖精たちのみであるようだが。
広範囲に戦闘の衝撃で山自体も荒れていく。
鎧もなく、精神も大きく消費したタタラに何ができるだろうか。
己を懸けてでも抗うか、それとも己だけでも守るために逃げるか。
できること、否、行うことを決められるのはタタラだけである。
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あんみつ@GMより
タタラのルート進行となります。
シーンの進行でカテゴリを進めました。
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戦闘後の状態は以下になります。
タタラ 【HP】33/33 【MP】10/33+2
ペリ 【HP】58/82 【MP】97/97
回復等行うなら行っていただいて構いません。
戦闘後も蛮族の襲撃はとどまらないようです。
タタラは次の行動を選択してください。
具体的なものは以下の3つです。
・ペリと集落を守る
・ガーネットや妖精たちの方へ向かう
・逃げる
他にも何かあればご自由に行動ください。
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蛮 5m ペリ 30m タタラ
先制判定が17だったため、PC側の先攻。
○1R先攻
ペリは5m前進。
蛮・ペリ 35m タタラ
ペリは拳で蛮族を攻撃。目標値18。
命中判定:10:47:46 あんみつ@GM ペリ命中判定 2d6+14+1 Dice:2D6[5,5]+14+1=25で成功。
ダメージ:10:48:03 あんみつ@GM ペリダメージ 2d6+13 Dice:2D6[6,4]+13=23。
23点物理属性ダメージ。
蛮族の防護点は7点なので16点のダメージ。
蛮族 【HP】44/60【MP】36/36
タタラは全力移動で25m前進。
蛮・ペリ 10m タタラ
○1R後攻
蛮族は《マルチアクション》を宣言。
蛮族はペリを鞭で攻撃。目標値18。
回避判定:10:48:26 あんみつ@GM ペリ回避判定 2d6+13+1 Dice:2D6[2,2]+13+1=18で成功。効果消滅。
蛮族はペリに【ストーンブラスト】を行使。目標値17。
精神抵抗:10:48:57 あんみつ@GM ペリ精神抵抗判定 2d6+14 Dice:2D6[6,6]+14=26で成功。
半減で8点の土属性魔法ダメージ。
蛮族 【HP】44/60【MP】30/36
ペリ 【HP】74/82 【MP】97/97
○2R先攻
タタラはペリに【セイクリッド・ウェポン】を行使。
行使判定:(3)+8=11で成功。蛮族への命中+1、物理+2。
タタラ 【HP】33/33 【MP】10/33+2
ペリは拳で蛮族を攻撃。目標値18。
命中判定:11:08:13 あんみつ@GM ペリ命中判定 2d6+14+1+1 Dice:2D6[1,2]+14+1+1=19で成功。
ダメージ:11:08:32 あんみつ@GM ペリダメージ 2d6+13+2 Dice:2D6[4,4]+13+2=23。
23点物理属性ダメージ。
蛮族の防護点は7点なので16点のダメージ。
蛮族 【HP】28/60【MP】30/36
○2R後攻
蛮族は《マルチアクション》を宣言。
蛮族はペリを鞭で攻撃。目標値18。
回避判定:11:13:55 あんみつ@GM ペリ回避判定 2d6+13+1 Dice:2D6[5,5]+13+1=24で成功。効果消滅。
蛮族はペリに【ストーンブラスト】を行使。目標値17。
精神抵抗:11:14:22 あんみつ@GM ペリ精神抵抗判定 2d6+14 Dice:2D6[1,5]+14=20で成功。
半減で8点の土属性魔法ダメージ。
蛮族 【HP】28/60【MP】24/36
ペリ 【HP】66/82 【MP】97/97
○3R先攻
タタラは待機。
ペリは拳で蛮族を攻撃。目標値18。
命中判定:11:18:55 あんみつ@GM ペリ命中判定 2d6+14+1+1 Dice:2D6[1,4]+14+1+1=21で成功。
ダメージ:11:19:06 あんみつ@GM ペリダメージ 2d6+13+2 Dice:2D6[2,6]+13+2=23。
23点物理属性ダメージ。
蛮族の防護点は7点なので16点のダメージ。
蛮族 【HP】12/60【MP】24/36
○3R後攻
蛮族は《マルチアクション》を宣言。
蛮族はペリを鞭で攻撃。目標値18。
回避判定:11:19:18 あんみつ@GM ペリ回避判定 2d6+13+1 Dice:2D6[5,5]+13+1=24で成功。効果消滅。
蛮族はペリに【ストーンブラスト】を行使。目標値17。
精神抵抗:11:19:25 あんみつ@GM ペリ精神抵抗判定 2d6+14 Dice:2D6[2,4]+14=20で成功。
半減で8点の土属性魔法ダメージ。
蛮族 【HP】12/60【MP】18/36
ペリ 【HP】58/82 【MP】97/97
○4R先攻
タタラは待機。
ペリは拳で蛮族を攻撃。目標値18。
命中判定:11:21:51 あんみつ@GM ペリ命中判定 2d6+14+1+1 Dice:2D6[5,2]+14+1+1=23で成功。
ダメージ:11:21:56 あんみつ@GM ペリダメージ 2d6+13+2 Dice:2D6[2,3]+13+2=20。
20点物理属性ダメージ。
蛮族の防護点は7点なので13点のダメージ。
蛮族 【HP】-1/60【MP】18/36
蛮族は倒れる。戦闘終了。
速いッ!?わたしには理解できない動きで、強烈な拳が叩き込まれた
風を切るような反撃の鞭も、あっけなくかわしてしまった。岩になった激しい魔法攻撃も、届く頃には軽減されているように見える
「...我友にルミエルの加護!」
手応えがある。あの人も穢れがあるのか
歪んだ人間というか、神話に出てくる悪魔みたいな格好だけど
達人どうしがぶつかる攻防で、入り込む隙がない
それでも、あの子のお母さんは素手で圧倒してる!強い
他にできそうなことは......最低限の癒しを送るのと、蛮族を追い返す作戦を考えるぐらいかな
* * *
見入る戦いで、心臓が高鳴る。もうピクリとも動かない
数人で連携してなんとか倒せそうな相手なのに、一人で叩いちゃった。わたしにもこれくらいあればなあ
「、」
チラッと、少し冷たい視線があった気がする。びっくりして、何も反応できなかった...
外に向かって歩き出しながら、前線の方に目を移す。まだ崩れてはいないけど、燃料を焼き尽くした焚き火みたいに、少しずつ押し込まれてる
最初に見たときよりも、明らかに敵が強い。このままじゃ本当に崩れちゃうよ
考えてる時間がない!それなのに、策が全く思いつかないッ!
...正確には一つだけあるけど、上手くいかないかもしれないし、失敗が怖い
状況が進んで知識も増えて、すでに、リスクを負うのはわたしだけじゃなくなってる。わたしせいで、助かったはずの人たちが壊されると思うと、足がすくむ
「ぅげぇ」
また一体飛んできてるッ!もう、決めなくちゃいけない
ガーネットさんを信じて、ここで祈るか
自分の力にかけて、退魔の魔法を使ってみるか
強力な蛮族たちが流れてくることを伝えて、スミスさんたちだけでも逃がすか
「ゎ、しは...わたしは......」
わたしには、必ず何かできることがある!
"グレンダール様"が教えてくれたから、お父さんとお母さんが信じてくれたから
それはきっと、確実な勝利のために一部を切り捨てることじゃないはずだ
完全な勝利のために、攻める。失敗の恐怖を受け入れて、'任せて'って言うこと
可能性があるベストな結果を求めて、最後まで抗うことでありたい!
「妖精のお母さん、ここで耐えてッ!」
盾も落として走り出す。狙いは前線のはしっこ
¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯
PL玉鋼より
22:13:04 玉鋼@タタラ キュア・ウーンズ行使判定→ペリ 2d6+8 Dice:2D6[2,6]+8=16
22:15:42 玉鋼@タタラ 回復量 r10+8 Dice:R10[3,3:3]+8=11
ペリHP58→69
タタラMP10→7
行動は『ガーネットや妖精たちの方へ向かう』です。
PLもPCもかなり悩みましたが、ここに落ち着きました。バニッシュぶっぱなしにいきます
妖精たちにとっては絶望的な状況。
そんな中でタタラが下した決断は。
>「妖精のお母さん、ここで耐えてッ!」
ペリに言葉を残し。
盾を放り投げ。
ガーネットたちがいる前線へと向かうというものだった。
タタラの言葉は決してペリには伝わるはずがない。
だが、彼女は僅かに頷いたように見えた。
言葉ではないものが、彼女に通じたのかもしれない。
* * *
「君、どうしてここに......!」
少し負傷した様子のガーネットが驚いた声を上げる。
他の妖精たちもさすがにそろそろ危険そうだ。
「君には離れるように言っただろう?
......いや、違う。
そうか、君は、君たちは、私たちは――確かそうだったな......」
そんな彼女の表情は、次第に柔らかいものに変わっていく。
それはまるで何かを受け入れるような。
だが、そんなタタラとガーネットにはお構いなく。
炎の効かぬ例の蛮族がガーネットに武器を振りかぶろうとする。
――それを阻んだのは、一本の矢だった。
「はあ、はあ、間に合ったか......」
声のした方を振り向けば。
そこにはスミスたちを始めとして工房のナイトメアたちの姿があった。
皆武器を持ち、鎧を身につけている。
どれも工房製のもののようであるが。
「お前さん、無事だったか」
スミスがタタラの元へ歩み寄ってくる。
彼は巨大なハンマーをその身に背負っていた。
「お前さんが戦って、決して逃げずにいるところを見ていたらな。
俺たちも思い出したんだ。
俺たちは武器を俺たちのために作っていた。
それは作ることが楽しいってだけじゃない、俺たち自身が使うためだったのさ。
......どうしてこんなことを忘れちまってたんだろうな。
思い出せたのはそう、お前さんのおかげだ」
どうやらスミスたちは自らが戦えることを忘れていたらしい。
だが、タタラが臆せず戦いに臨んだことで、自分たちの力を思い出したようだ。
それは......タタラが気持ちを奮い立たせ、戦いに挑んだ決意をしたからかもしれない。
――心が力を手にしたのだ。
「正直お前さん以外はどうなろうと知ったこっちゃないんだが。
いつまでもそうは言ってらんねえ。
山を荒らされたら俺たちの商売上がったりだ。
......なんだ、別にそれ以外の理由はないぞ。
俺たちが妖精なんかを助けたいと思うわけがないだろうが」
そうして戦う力を取り戻した彼らは、この戦場にやって来たのだ。
あくまでも理由は、山を守るためであるらしいが。
「炎の効かねえ奴らは俺らに任せな。
お前らはそれ以外の蛮族を燃やし尽くしてやれ!
行くぞおお!」
スミスの合図でナイトメアの彼らは声を上げながら突っ込んでいく。
狙いは炎の効かない、妖精たちの天敵とも言える蛮族たちだ。
「......助かる。
私たちも負けずに行くぞ!
今こそ好機だ、反撃の炎を燃やせ!」
ガーネットの指示通り、妖精たちはそれ以外の蛮族を燃やしていく。
得意技である炎が万全に使える以上、彼らの敵はそうはいない。
絶望的な戦場はナイトメアたちの参入で状況がまた変わった。
タタラはタタラにすべきことをやるといいだろう。
―――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
タタラルート進行です。
タタラが戦場に向かったあと。
ナイトメア工房の面々が戦いに参加してきました。
タタラは次の行動を選択してください。
具体的なものは以下の2つです。
・共に蛮族と戦う
・サボる
蛮族と戦う場合はどんな攻撃、魔法や演出、描写をしても構いません。
演出なんでMPやアイテムは減少しないとします。
他にも何かあればご自由に行動ください。
炎をかきわけて走る。荒れてきた息を吸う度に、のどが焼けそう
戦場中心までの距離は、目で測って60m!その時も近づいて来て、鼓動がどんどん加速する
近づき過ぎたら、巻き込まれて終わりだ。でも遠すぎると、すぐに攻撃へ移れない...
後30m!もう少し、剣が振れる位置へ
10m!ここだ
「"イグニスの戦士に、我が神の威厳ッ!"」
...入った!
一人はその場で凍りつき、一人は理性と魔法失う。それ以外は、士気が薄れて動きも力も弱くなってる
成功したぞ
「君、どうしてここに......!
君には離れるように言っただろう?」
ガーネットさん!
「ぅ...い今なら押し返...あっ
うしろォッ!」
丸太みたいな腕が振り上げられてる!白目を向いて、ただ力任せにぶつけるつもりだ
それは、それはやめてッ
タイミングが悪かった。位置が、判断が悪かった?
かばう...無理か!剣の先が...届けぇ...
ヒュンって音が、わたしを追い越す。そこにあった何よりも速く着いて、蛮族の急所で鈍く響いた
「はあ、はあ、間に合ったか......」
「スミスさん!?」
工房のみんなも!頑丈な鎧を着て、武器を持ってる
予想外だ。大きな予想外が2つ重なって、もう、驚きの前にとにかく嬉しい!
「正直お前さん以外はどうなろうと知ったこっちゃないんだが。
いつまでもそうは言ってらんねえ。
山を荒らされたら俺たちの商売上がったりだ。」
「ありがとう!あがとうぅッ!」
「炎の効かねえ奴らは俺らに任せな。
お前らはそれ以外の蛮族を燃やし尽くしてやれ!
行くぞおお!」
「......助かる。 私たちも負けずに行くぞ! 今こそ好機だ、反撃の炎を燃やせ!」
「おぉーーッ!」
愛剣を両手で握りしめて、目の前の敵へ斬りかかる
この空を覆う煙が、いっぺんに吹き飛んだような晴れやかな気分だ。涙がでてくる
あとはただ、体を燃やすだけだ。戦いに打ち勝った後の、明るい未来のために
¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯
PL玉鋼より
色んなパターンを考えてみましたが、たぶんこれが一番かっこいいと思います
行動は当然、『共に蛮族と戦う』です。無謀な孤立をしないように工房ナイトメアと連携しながら、炎の効かない蛮族へ突撃します
やられるのがわたしでよかったのスタイル
演出ですがMP減らしておきます
魔法拡大数で《バニッシュ》
MP 7→1
タタラを見て駆けつけたというナイトメアの鍛冶師たち。
本来穢れを嫌う妖精たちもそれ以上の穢れたる蛮族を討つべく彼らと共闘する。
そんな中でタタラは剣を振るい、蛮族たちに傷を付け、切り払っていったことだろう。
――そうして最後の蛮族が討ち取られる。
妖精とナイトメアとタタラの勝利である。
「助かった。
君たちがいなければ危なかった。
心から、感謝する......」
傷ついた妖精たちを癒しながらガーネットはタタラとスミスたちに感謝する。
「勘違いするんじゃない。
守りたかったのはお前たちじゃなくて、山の方だ」
スミスは頑固そうな顔を横に向けて答えた。
ガーネットはそんなスミスのことを面白く感じたのか笑みを浮かべながら。
「それなら、それでいい」
言葉を一つ宙に浮かせた。
* * *
戦闘が落ち着いた後、タタラはガーネットに集落へ呼ばれる。
「さっきは追い出すような真似をして申し訳なかった。
君はこうして私たちのために戦ってくれたというのに。
これはこの山で採れるマナの塊だ。
私たちからの感謝の証として、貰って欲しい」
ガーネットが合図を送るとエインセルはタタラに石を三つ手渡す。
どうやら魔晶石のようである。
「しかし先程の戦いで思い出した。
確かに我々は君たちの穢れを忌み嫌う。
ただ穢れとは所詮尺度の一つに過ぎない。
それだけで君たちを悪と断じるのは過ちだった。
君たちは私たちの恩人なのだから」
ガーネットの横でペリも頷いている。
先程までの炎のような姿で氷のように冷たい態度とは大きく異なる。
「だったら、俺たちが石や鉄を採りに来てもいいか?」
スミスが彼らの望みである石の採掘の許可を求めると。
「構わない。
ただ山の自然が損なわれない程度で頼む。
私も君たちも......同じ山の住人なのだから」
ガーネットは快く許可してくれる。
彼らの蟠りはこれでほとんどなくなったと言えるだろう。
* * *
そんな会話の傍ら。
ふとタタラが蛮族の現れた方向に目を遣ると。
そこには闇に包まれた漆黒の扉があった。
後ろから声が聞こえてくる。
「キミがこの世界を守り、歪みを正したから。
黒の心はキミの世界にはいられなくて逃げ出したのさ。
あそこに見える扉を通っていってね」
振り返ればそこには真っ白な光に包まれた少年の姿が。
どうやら他の人の目には映っていないらしい。
「あの向こうはキミの心の外。
心と心を繋げるボクとカレの世界。
この世界の住人は向こう側に行くことはできない。
だけど諦めないで、怯えないで。
信じていれば......心と心はきっと触れ合うから」
黒の闇の扉はぼんやりと見ていると少しずつその姿を消していく。
まるで世界から逃げ去ろうとするかのように。
あまりぼやぼやしていれば、扉を開けることはできなくなるだろう。
それでも準備をする時間が全くないわけではなさそうだ。
―――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
タタラルート進行です。
MPは消費される場合は消費しても構いません。
ガーネットと妖精たちからのお礼として5点魔晶石3つを受け取れます。
心の世界を守り抜き、歪みを正したことで黒の扉が現れました。
黒の扉は2時間ほどまでなら世界に存在し続けます。
その間であれば、事前準備を行うことも可能です。
ただすぐ戦闘があるかもわからないので、
あまり効果時間の少ない準備はおすすめしません。
他にも何かございましたら、ご自由にどうぞ!
......勝った
勝ったぞ!!
最後の蛮族が、ついに倒れた
まわりを見渡すと、こっち側の被害は少なく感じる。集落も無事だ
剣をおろし目を閉じて、握った右手を胸にあてる
胸の踊る、熱い戦いだった。護ってくれた"グレンダール様"と、成長させてくれた相手に、感謝の気持ちを送る
* * *
ガーネットさんの治療を手伝いけど、わたしにはもう魔法の力が残ってない
「後片付けならできそうだな」
半分引きずるように、死体を運んだ。なるべく集落から離れたところで、一ヶ所にまとめたい
「助かった。
君たちがいなければ危なかった。
心から、感謝する......」
「勘違いするんじゃない。 守りたかったのはお前たちじゃなくて、山の方だ」
スミスさんとの会話を聞いて、ちょっと安心する。このまま妖精を滅ぼしてやろうとか、早くここから出ていけとか、ピリピリした雰囲気はない
これなら、うまくやっていけそうだ
* * *
「さっきは追い出すような真似をして申し訳なかった。
君はこうして私たちのために戦ってくれたというのに。
これはこの山で採れるマナの塊だ。
私たちからの感謝の証として、貰って欲しい」
「えっいいの!?
やったああーーぁッ!」
追いかけられていた子......(に似てる?)が持ってきてくれた
器にした両手に、3つの宝石がゴロンゴロン
「すごく......重い!大切に使わせてもらうねッ!」
オレットさんから貰ったものと同じように、どこまでも透き通って見える。窓から空をのぞきこんでるような...
「しかし先程の戦いで思い出した。 確かに我々は君たちの穢れを忌み嫌う。 ただ穢れとは所詮尺度の一つに過ぎない。 それだけで君たちを悪と断じるのは過ちだった。 君たちは私たちの恩人なのだから」
「ぁぁ、、なんか、、、救われた気がする」
「だったら、俺たちが石や鉄を採りに来てもいいか?」
「構わない。 ただ山の自然が損なわれない程度で頼む。 私も君たちも......同じ山の住人なのだから」
「ぉお、おオオおお!
ほら、ほらねッ!スミスさんは優しいから、なかよくなれたじゃん
嬉しいなあ......ふへ、へへ」
「......のどがかわいてきちゃった。スミスさん、後でお水もらっていい?
、、、それとスコップも、貸してもらえたら、いいんだけど......お礼にできることが思いつかない」
* * *
[工房に戻って水を貰ったあと、弔の続きをしていた。本当は火葬をしてあげたいんだけど、この人達にはできそうもないから、穴を掘って埋める]
「あれ、なんだろ?」
ちょっと手を止めた時に、黒い影か見えた。もしかして、まだ蛮族を呼ぶ力が残ってるんじゃ...
「キミがこの世界を守り、歪みを正したから。
黒の心はキミの世界にはいられなくて逃げ出したのさ。
あそこに見える扉を通っていってね」
「あ、あのときの」
「あの向こうはキミの心の外。
心と心を繋げるボクとカレの世界。
この世界の住人は向こう側に行くことはできない。
だけど諦めないで、怯えないで。
信じていれば......心と心はきっと触れ合うから」
「............
......つまり、カレに会わせてくれるんだね。ちょうど、話したいことがあったんだ
向こうに行ったら、またここに帰ってこれるかな?ガーネットさんと、スミスさんと、みんなでパーティがしたいな」
それから、工房に戻って荷物を回収しながら、スコップを返した。
近くで吹き上げている炎を使って松明に火をつける。それを蛮族の寝床近くに突き立てて、きちんと向こうへいけるように祈る
「......ありがとう
[中途半端でごめんね。][また戻って来たら、ちゃんと埋めるから]」
魔香草で調子を整えて鎧を着たら、陰の扉へ急いだ
―――――――――――――――――――――――――――――
PL玉鋼より
遅れました!
石は当然貰って、魔香草使っておきます。[]内はキャラの返答などで変えることがあります
・スミスの返事で、スコップは盾に代わります。
・白の返事で、戻って来たら...は言わなくなります
・GMが埋葬に十分な時間があると判断するなら、中途半端...は言わなくなります
投稿が遅れたこともあって、次の進行で書くのは大変だと思うので、日を追って記述していただいて構いません。
00:05:49 玉鋼@タタラ 魔香草回復量 r0+3 Dice:R0[5,1:1]+3=4
タタラMP1→5
>「......のどがかわいてきちゃった。スミスさん、後でお水もらっていい?
>、、、それとスコップも、貸してもらえたら、いいんだけど......お礼にできることが思いつかない」
「スコップなら好きに使うがいいさ。
水だって飲みたいだけ飲んでいい。
お礼なんていらねえよ、俺たちは仲間だろうが」
スコップはタタラに貸してくれるだろう。
水だってただで飲んでしまって構わないらしい。
* * *
>「............
>......つまり、カレに会わせてくれるんだね。ちょうど、話したいことがあったんだ
>向こうに行ったら、またここに帰ってこれるかな?ガーネットさんと、スミスさんと、みんなでパーティがしたいな」
「本当は心の世界に浸りすぎるのはおすすめしないんだ。
だって、自分にばかり触れていたら、他の人と関われなくなってしまうかもしれないから。
でも、キミが戻りたいというなら戻ることだってできる。
ボクが白の扉を開いてみせるから」
タタラが白の心の少年に戻ってこれるか聞いてみると。
一応戻ってくることはできるらしい。
どうするかはタタラ次第だ。
―――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
タタラルートサブ進行です。
とりあえずちょろっと返信を。
メイン進行は後で行います。