2-死者襲来
>「...悪りぃ、ちと野暮用ができたわ」
デニッシュは見つけた。
工房の奥へと入り込んだ黒い影を。
見つけると同時に駆け出した。
持っていたパンの残りはベーグルに託しながら。
「おい、デニッシュ!
どこ行くんだよ!」
ベーグルの言葉に耳を傾けず、デニッシュは一目散に走り出した。
カウンターの中にいた職員たちから非難の声が上がる。
だが今のデニッシュにとっては瑣末なことかもしれない。
彼にとって大事なのは目の前で浮かんでいる黒い影だ。
少年の形をしたそれは、不敵に微笑んでいる。
デニッシュはそんな影に向けて拳を一発。
交わすことなく確実に命中したはずだが、感触がない。
「ハハハ、いいねえ......ゾクゾクするぜ。
怪しい奴がいたらまずは攻撃する躊躇いのなさ、無鉄砲さ。
オレが実は悪い奴じゃなかったらどうするつもりだったんだ?
まあオレはお前みたいのじゃ触れることさえできない影、つまり悪い奴だからいいんだけどなあ!」
この存在は見た目の通り闇のような存在で。
殴るどころか触れることすらままならない。
「......にしても、お前を見てりゃよくわかるよ。
心があるから、敵を作るし暴れたくなる。
そんなんじゃ全てと繋がることなんてできやしない。
あの白い奴が願ってることなんて夢のまた夢さ、ホント馬鹿みてえだ」
黒い影は余裕そうに宙を飛び回りながら喋る。
どうやら彼の姿も声もデニッシュ以外には届いていないらしい。
「だからさ、オレが壊してやるわけ。
心を壊せば全てが一つになれる。
なんてったって、邪魔なものが何にもねえんだからな!
だからさ......」
黒い影は空中のある一点で立ち止まる。
そこで大きく手を広げた。
「壊してやるよ、お前の心も。
ここはお前の心の世界。
正確に言や、オレが幾らか歪めてやった世界だがな。
世界が崩れれば心も壊れる。
オレが世界ごと壊してやるよ、死より生まれた穢れた力でな!」
ドカンと大きな音がする。
聞こえてきたのは、工房の奥の方。
より詳細には、少し下の方か。
「オレはこの世界からパンすら消し去ってやるよ。
お前は残ったパンでも侘しく食べてればいいさ!」
無駄に嫌らしく高笑いを上げて、黒い影は闇に溶け、そして消えた。
代わりに駆け込んできたのはベーグルだ。
「急に飛び出してどうしたってんだよ!
てか何事だ、スッゲー音聞こえてきたけど」
周囲の様子は非常に慌ただしい。
なにやら動力室がどうたらという話も聞こえてくる。
―――――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
デニッシュルート進行です。
シーンの進行に伴いカテゴリを変更いたしました。
ヨ太郎さんはこちらのカテゴリにご投稿ください。
達成値的には命中するでしょうが、ダメージはありません。
データ的には「○通常武器無効」を持っているというところです。
明確な戦闘ではないので、練技分のMPは演出で使用していないことにしても構いません。
勿論使用しているままでも構いません。
【NPC:男性】に【黒の心】を登録しておきます。
次の行動についてはお好きにどうぞ。
音のした方を目指しても誰かに話しかけても大人しくパンを食べても構いません。
このカテゴリに記事を投稿する際は、
カテゴリ『2-死者襲来』にチェックを入れて投稿してください。
確実に顔面を捉えたと思った俺の拳は、しかし手応えなく突き抜けた。
見た目通りの影のような奴らしい。魔法の武器が必要か?
>「ハハハ、いいねえ......ゾクゾクするぜ。
怪しい奴がいたらまずは攻撃する躊躇いのなさ、無鉄砲さ。
オレが実は悪い奴じゃなかったらどうするつもりだったんだ?」
「そん時ゃ謝るだけだ」
だがそうならないだろう自信はあった。俺はこういう時は自分の直感を信じている。
>「まあオレはお前みたいのじゃ触れることさえできない影、つまり悪い奴だからいいんだけどなあ!」
「そうかい、そいつは良かったぜ!」
今回も俺の直感は大当たりだったわけだ。
>「......にしても、お前を見てりゃよくわかるよ。
心があるから、敵を作るし暴れたくなる。
そんなんじゃ全てと繋がることなんてできやしない。
あの白い奴が願ってることなんて夢のまた夢さ、ホント馬鹿みてえだ」
「ゴチャゴチャ五月蝿ぇな...」
構わず追撃しようとするが、チョロチョロ飛び回ってやがる。蝿みてぇに鬱陶しい野郎だ。
「そういう禅問答みたいなのは、ライフォスの神官様とでもやってろ!」
>「だからさ、オレが壊してやるわけ。
心を壊せば全てが一つになれる。
なんてったって、邪魔なものが何にもねえんだからな!
だからさ......」
「おい、いいから降りてこい...」
とりあえずさっきから訳わかんねーことばかり囀ずってるあれを黙らせよう。
話はそれからだ。
>「壊してやるよ、お前の心も。
ここはお前の心の世界。
正確に言や、オレが幾らか歪めてやった世界だがな。
世界が崩れれば心も壊れる。
オレが世界ごと壊してやるよ、死より生まれた穢れた力でな!」
工房の奥から何かが爆発したような音が響いた。
そして黒い奴は姿を消した。
>「急に飛び出してどうしたってんだよ!
てか何事だ、スッゲー音聞こえてきたけど」
駆け寄ってきたベーグルにはあいつの姿が見えてなかったってことか...
さて、ここからどうするか。
敵も消えちまったし、工房もヤバそうだ。普通なら、早くここから離れるのが正解だな。
だが、この状況は普通じゃない。
俺がこの世で最も尊敬する人物である、親父の言葉が思い出される。
『いいかデニッシュ、ヤバい時こそ前に出ろ。そこで退かずに前に出られるかどうかでそいつの器が決まる』
確か親父は喧嘩の心構えでこれを教えてくれたはずだが、この言葉は冒険者になってからの俺を幾度となく救ってくれた。
「ベーグル、お前はさっさとここを離れろ」
俺は工房の奥へと駆け出した。
「ヤバい時こそ前に、だよな親父...」
そこに何があるのかわかんねーが、ここで逃げたら多分どうにもならねーと思った。
そして、あいつの言ってることはサッパリだったが、去り際に一つだけ聞き捨てなら無いことを言ってたよな。
>「オレはこの世界からパンすら消し去ってやるよ。
お前は残ったパンでも侘しく食べてればいいさ!」
「次会ったら絶対ぇー殺す...!!!」
――――――――――PL
先制判定なしの時点でこうなるだろうことは予想してましたが、PCとしては全力を出すべきところだったのでMPはちゃんと消費します。
そして行動は前進あるのみ!
>「ベーグル、お前はさっさとここを離れろ」
「へ、どういう意味だよ。
って、おい!
だから待てって言ってんじゃん、デニッシュ!」
デニッシュが駆け出した後ろでベーグルが何やら叫んでいる。
だが、デニッシュは止まることなく奥へ駆け出していった。
* * *
奥に向かったデニッシュを待っていたのは焼きたてのパンの匂いだった。
棚が幾つも並べられており、沢山のパンが並べられている。
ある壁には穴があいており、その穴から焼きたてのパンが姿を出す。
どうやら穴の向こう側でパンは作られているようだ。
実際のところ、デニッシュが手に入れたような美味しそうなパンはほとんどなく。
大半はベーグルがくれた状態のよくないパンであった。
わざわざ一般民衆に配るために、こんなパンを焼いているのだろうか。
「おい、デニッシュ、待てよ!
......ってか、ここパンだらけだな。
見てると腹が減るぜ」
パン倉庫に脚を踏み入れたデニッシュをベーグルが後ろから追いかけてきていた。
デニッシュの言うことを聞かなかったらしい。
「あのさ、何が起きたのかいまいちわかってねえんだけど。
ここでよくないことが起きてるのは確かなんだろ?
だったら、黙ってられるわけないっての。
言っただろ、ここで作ってるパンだけがオレたちの唯一の食料なんだ。
この場所に何かあったら、オレたちはみんな餓死しちまう」
ただ、別にデニッシュの言うことを無視したかったわけではなく。
この世界に生きる彼なりの事情があってのことだそうだ。
「んで、実際のところ何が起きてんだ?
オレにも教え......」
そんな彼が改めて状況の確認を行おうとしたところ。
倉庫の奥側にあったドアが吹き飛ばされた。
ちょうど動力室とかかれたプレートのある扉だ。
ドアから姿を現したのは......明らかに死者の姿だ。
その数は二つというところだろうか。
「あれは、アンデッドじゃんか。
聞いたことはあるけど初めて見たぜ。
もしかしてさっきのデカい音の原因はこいつらか?
......でもなんかこいつ、最近死んだ隣のおっさんに似てる気がすんな」
ベーグルがその正体を教えてくれる。
こいつらはゾンビ、マナによって動き出した死体だ。
ちなみに二体のうちの一つは、ベーグルの知る相手によく似ているという。
「こいつらは敵としては大したことねえけどさ。
デニッシュ、どうするよ?」
ベーグルは一応デニッシュの意向を訪ねている形であるが。
ゾンビ共が既に二人を襲うつもりであるのはまず間違いない。
―――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
デニッシュルート進行となります。
奥はパン倉庫となっておりました。
ベーグルはパン倉庫まで追いかけてきます。
【NPCデータ:ベーグル】を【登場人物】に登録しておきます。
現在敵側にはアンデッドが二匹おります。
魔物知識判定が可能です。
アンデッドは【ゾンビ】が2体。目標値は7/12です。
魔物知識判定にはベーグルが成功しております。
戦闘についてはオート戦闘形式(ver3)で処理します。
位置は以下のようになっております。
ゾA・ゾB 10m デニッシュ 1m ベーグル
戦闘の発生に対し、デニッシュは必ず以下の3つを行ってください。
・先制判定用ダイス(目標値7)
・6つの戦闘スタイルから1つの選択
・2D6の戦闘処理用ダイスを5~15個
カスタム行動で以下のようなものをご記述いただいても構いません。
・敵キャラクターを狙う順番
・状況毎の詳細な行動(選択したスタイルより優先します)
・PCの行動順
ベーグルは《攻撃》を選択します。
カスタム行動として以下の3つを設定します。
・基本的にデニッシュの後に攻撃を行います。
・現在HPが最も低い相手に追撃します。
・デニッシュが10点以上のダメージを受けている場合、ポーションボールで回復します。
戦闘ルールのチュートリアルにどうぞ!
=============================
01:58:11 あんみつ@GM ベーグル魔物知識判定 2d6+5 Dice:2D6[1,4]+5=10
奥へ行くと、大量のパンに出迎えられた。
それにしてもなんなんだこりゃ?
棚に並べられたクソ不味そうなパンの列は、俺からしてみればある種の恐怖さえ感じられる光景だ。
そんな光景に思わず足を止めてしまった俺に、ベーグルが追い付いてきた。
>「あのさ、何が起きたのかいまいちわかってねえんだけど。
ここでよくないことが起きてるのは確かなんだろ?
だったら、黙ってられるわけないっての。
言っただろ、ここで作ってるパンだけがオレたちの唯一の食料なんだ。
この場所に何かあったら、オレたちはみんな餓死しちまう」
「...どうなっても知らねぇぞ」
とはいえ、正直言うと戦力が増えるのはありがたい。
この先に何が待ち受けているのか、マジで予想が付かないこの状況で、一人よりも二人の方が断然生存率が上がる。
>「んで、実際のところ何が起きてんだ?
オレにも教え......」
「話は後だ。お客さんだぜ」
いや、どっちかっつーと客は俺達の方だったか。
奥のドアが吹き飛ばされて、姿を現したのは二人のやたら顔色の悪いやつらだ。顔色が悪いっつーか、腐ってねーか?
「...なんだありゃ?」
>「あれは、アンデッドじゃんか。
聞いたことはあるけど初めて見たぜ。
もしかしてさっきのデカい音の原因はこいつらか?
......でもなんかこいつ、最近死んだ隣のおっさんに似てる気がすんな」
ベーグルが親切に教えてくれた。動く死体かよ!それにしても、消えたはずの死体がなんでパン工房の奥にいたんだ?
食い物を扱う場所で死体とは、お世辞にも衛生的とは言えない環境だよな。
>「こいつらは敵としては大したことねえけどさ。
デニッシュ、どうするよ?」
「そりゃこうするしかねーだろ」
ベーグルの質問にノータイムで即答して駆け出した。
死体が動くということに一瞬怯んだが、動きは鈍いし武器も防具も無い。
何の驚異にもならないと判断して即排除を決めた。
「邪魔だ、どけ」
距離を詰め、何の感情もこもらないその顔にハードノッカーを叩き込んだ。
―――――――――PL
05:34:14 ヨ太郎@デニッシュ 先制判定 2d+6 Dice:2D6[3,5]+6=14
というわけで、先制取ったのでゾンビAから攻撃していきます。
1ゾロ出さない限りは普通に三連攻撃すれば勝てるので、特に細かい戦術の指定とかは無いですね。
練技も全力攻撃も無しの《攻撃》でお願いします。
あと、デニッシュも魔物知識判定したんですが、ゾンビのことを全く知りませんでした...(汗)
21:18:42 ヨ太郎@デニッシュ 魔物知識判定(ゾンビ) 2d Dice:2D6[1,1]=2
21:19:23 ヨ太郎@デニッシュ サッパリわかりません...(汗)
05:48:39 ヨ太郎@デニッシュ 戦闘処理用ダイス 2d 2d Dice:2D6[2,1]=3
05:49:37 ヨ太郎@デニッシュ 戦闘処理用ダイス 2d Dice:2D6[4,2]=6
05:49:46 ヨ太郎@デニッシュ 戦闘処理用ダイス 2d Dice:2D6[5,6]=11
05:49:52 ヨ太郎@デニッシュ 戦闘処理用ダイス 2d Dice:2D6[6,2]=8
05:50:05 ヨ太郎@デニッシュ 戦闘処理用ダイス 2d Dice:2D6[5,1]=6
05:50:34 ヨ太郎@デニッシュ 戦闘処理用ダイス 2d Dice:2D6[1,2]=3
05:50:42 ヨ太郎@デニッシュ 戦闘処理用ダイス 2d Dice:2D6[6,2]=8
05:50:48 ヨ太郎@デニッシュ 戦闘処理用ダイス 2d Dice:2D6[3,1]=4
05:51:06 ヨ太郎@デニッシュ 戦闘処理用ダイス 2d Dice:2D6[3,5]=8
05:51:27 ヨ太郎@デニッシュ 戦闘処理用ダイス 2d Dice:2D6[2,5]=7
05:51:44 ヨ太郎@デニッシュ 戦闘処理用ダイス 2d Dice:2D6[6,4]=10
05:51:52 ヨ太郎@デニッシュ 戦闘処理用ダイス 2d Dice:2D6[6,3]=9
05:51:57 ヨ太郎@デニッシュ 戦闘処理用ダイス 2d Dice:2D6[4,3]=7
05:52:23 ヨ太郎@デニッシュ 戦闘処理用ダイス 2d Dice:2D6[6,2]=8
>「そりゃこうするしかねーだろ」
今目の前にいる二つの人影はアンデッドであると聞くと。
デニッシュはあっという間にゾンビたちの下へ駆け込んだ。
>「邪魔だ、どけ」
そしてその死体のボディに三連発をお見舞い。
一瞬のうちにゾンビは再度地に崩れ落ちることとなる。
もう一体もベーグルが放った矢によって大きな穴が開く。
それでも一矢報いようとするかのように、力いっぱいデニッシュを攻撃するが。
死者の動きはあまりにも緩慢。
デニッシュが交わすのは極めて容易であった。
再度デニッシュが手甲を叩き込めば、もう一体のゾンビも地に倒れる。
実に短い戦いであった。
* * *
「やっぱりこの顔は......オレの知ってるおっさんだぜ。
なんでこんなことになってんだ?
急になくなったおっさんの死体がこんなところにいてさ。
しかも動き出してるなんて......」
デニッシュは死体が動き出していることには答えを出せるだろう。
自分にしか見えないあの少年の影。
ほぼ間違いなくあいつの仕業だ。
だが、そもそも何故ここにあったのかは疑問が残る。
ただ一つデニッシュに今わかることといえば。
動力室と書かれた扉の向こうからゾンビたちはやってきたということだ。
今は扉が破壊され、地下へ階段が続いているのがわかる。
その更に向こうは角度の問題でよく見えない。
先を知るには階段を下っていく必要があるか。
―――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
デニッシュルート進行となります。
戦闘後の状態は以下になります。
デニッシュ 【HP】33/33 【MP】6/12
ベーグル 【HP】27/27 【MP】12/12 矢1本消費
戦闘はなかなかのスピード決着。
ダメージらしいダメージもないですね。
ベーグルの矢が一本減っただけです。
デニッシュは扉の向こうに向かうことができます。
向かう場合は予備として2D6のダイスをひとつお振りください。
他の部分についてはお好きにどうぞ!
===============================
ゾA・ゾB 10m デニッシュ 1m ベーグル
先制判定が14だったため、PCの先攻。
○1R先攻
デニッシュはゾンビたちの方へ10m前進。
ゾA・ゾB・デニッシュ 11m ベーグル
デニッシュはゾンビAにハードノッカーで攻撃。命中目標値11。
命中判定:(3)+8=11で成功。
ダメージ:(R10,6)=3+8=11。11点物理ダメージ。
ゾンビAは防護点1なので10点のダメージ。
ゾンビA 【HP】15/25 【MP】-
デニッシュは《二刀流》でゾンビAにハードノッカーで攻撃。命中目標値11。
命中判定:(11)+8=19で成功。
ダメージ:(R10,8)=4+8=12。12点物理ダメージ。
ゾンビAは防護点1なので11点のダメージ。
ゾンビA 【HP】4/25 【MP】-
デニッシュは《追加攻撃》でゾンビAにハードノッカーで攻撃。命中目標値11。
命中判定:(6)+8=14で成功。
ダメージ:(R10,3)=1+8=9。9点物理ダメージ。
ゾンビAは防護点1なので8点のダメージ。
ゾンビA 【HP】-4/25 【MP】-
ゾンビAは倒れる。
ゾB・デニッシュ 11m ベーグル
ベーグルはファストボウでゾンビBを攻撃。命中目標値11。
命中判定:23:56:47 あんみつ@GM ベーグル命中判定 2d6+8 Dice:2D6[5,1]+8=14で成功。
ダメージ:23:57:14 あんみつ@GM ベーグルダメージ r35@10+8+1 Dice:R35@10[5,4:10]+8+1=19
。
19点物理ダメージ。
ゾンビBは防護点1なので18点のダメージ。
ゾンビB 【HP】7/25 【MP】-
○1R後攻
ゾンビBはデニッシュに《全力攻撃》。回避目標値10。
回避判定:(6)+8=14で成功。ダメージ消滅。
○2R先攻
デニッシュはゾンビBにハードノッカーで攻撃。命中目標値11。
命中判定:(4)+8=12で成功。
ダメージ:(R10,8)=4+8=12。12点物理ダメージ。
ゾンビAは防護点1なので11点のダメージ。
ゾンビB 【HP】-4/25 【MP】-
ゾンビBは倒れる。戦闘終了。
動く死体は、予想通りに大した相手じゃなかった。
俺のフック・アッパー・ストレートの三連撃をまともに受けて動かなくなり、もう一匹もベーグルの矢をまともに受けたところに俺の一撃でとどめだ。
だが、問題はそんなことじゃない。
>「やっぱりこの顔は......オレの知ってるおっさんだぜ。
なんでこんなことになってんだ?
急になくなったおっさんの死体がこんなところにいてさ。
しかも動き出してるなんて......」
まあ、死体が動くのは大して驚くことじゃない。冒険者なんてやってると、大抵の非常識に慣れてくる。
むしろ、だからこそと言うべきか。
『こんな場所に死体がある』という些細な非常識の方に意識が向く。
「この奥にもっといそうだな...」
動く死体が出てきた《動力室》に向かって歩き出した。
扉の向こうは地下に続く階段だ。
「引き返してもいいんだぜ?」
歩みは止めず、後ろも見ず、それでもベーグルには警告しておく。
―――――――PL
当然、『前に進む』一択です。
23:26:24 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[4,6]=10
目はかなり良かったけど何が起こるんだろう...
あと、デニッシュの命中値は
グラップラー5+器用度B3+ハードノッカーの修正値1
で9となりますので御注意を。
セッションデータの《戦闘関連メモ》に戦闘に必要な基本データを書いてますので、御覧下さい。
>「この奥にもっといそうだな...」
デニッシュは地下へ続く階段へ向かいながら呟く。
「マジで?
だったら超ヤバイじゃん。
パンを食えなくなったら冗談抜きで終わっちゃうからな」
デニッシュの言葉にベーグルは焦りを増した。
アンデッドの出現についての疑問より。
今現時点で襲撃を受けているという事実に気が向いているようだ。
>「引き返してもいいんだぜ?」
後ろを振り向かずデニッシュが口にした最後の警告については。
「行っただろ、この場所に何かあったらオレたちみんなサヨナラだって。
デニッシュ一人だけしか行かせないせいで失敗したら、無意味だろ。
だからオレも当然ついて行くぜ」
やっぱりベーグルは付いてくる気なようだ。
* * *
階段を降りればまた一つ扉がある。
厳重に施錠されていたようだが。
内側から強力な力によって破壊されてしまったようだ。
その破壊された扉をくぐり抜けた場所。
動力室と本来呼ばれていたその部屋は極めて異様なものだった。
両壁に沿うかのように幾つかの箱が並べられ。
それぞれの箱から伸びる管のようなものが向こう側の部屋へと続いている。
よく見れば管の中を光る物質が移動しているようだ。
そして並べられた箱というものはまるで棺桶のような形をしていて。
中には老若男女問わず死体のようなものが入っている。
ものによっては、干からびてミイラのようになっているものもある。
「な、なんだこれ......気味悪い。
ていうか意味分かんねえ」
ベーグルは周囲を眺めていたが。
自分が何を見ているのか理解できていないらしい。
ついでに言えば、彼の顔色はよくない。
「いやさ、この灰色の世界でパンを作るなんて普通のやり方じゃねえと思ってたけど。
死体を動力の一つにしてたってことなのか?
うぇっ、気持ち悪くなってきたぜ」
気持ち悪そうなベーグルを尻目にデニッシュが部屋の様子を伺えば。
四個ほどの棺桶が開いており、中には何もいなくなっている。
先程倒してきた二体がそうだとしたら、あと残り二体はいったいどこに。
考えられるとすれば部屋の向こう側だろうか。
本来置かれていただろう立ち入り禁止の立て看板は無残に折られている。
部屋の向こう側にある扉はこちらと同様破壊された跡がある。
うまく体を潜らせていけるだろうか。
ちなみに今死体が入っている箱には動く気配がない。
先ほどの影の効果が運良く働かなかったのか。
それとも死者となって歩けるほどの力すら残っていたのかはわからないが。
彼女は、このまま街の上を目指すことだろう。
―――――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
デニッシュルート進行となります。
予備ダイスを反映させた結果このようになっていました。
お好きな行動をどうぞ。
更に進む場合は2D6の予備ダイスを二つほど振っておいてください。
>「行っただろ、この場所に何かあったらオレたちみんなサヨナラだって。
デニッシュ一人だけしか行かせないせいで失敗したら、無意味だろ。
だからオレも当然ついて行くぜ」
「好きにしろ」
まあ、そう言うだろうと思ってたけどな。
ベーグルを伴って階段を降りた先にあったものは......なんだこりゃ?
>「な、なんだこれ......気味悪い。
ていうか意味分かんねえ」
ベーグルと同意見だ。
大量の棺桶に詰められた死体と、それに繋がった管が何を意味するのか、俺の頭じゃ理解が追い付かない。
>「いやさ、この灰色の世界でパンを作るなんて普通のやり方じゃねえと思ってたけど。
死体を動力の一つにしてたってことなのか?
うぇっ、気持ち悪くなってきたぜ」
「.........ああ、そういうことか。まあ、アリっちゃアリだな」
薪だって言ってみれば木の死骸だ。
その代わりに人間の死骸でパンを焼くってわけか?
「流石に死体を直接燃やして作るのはどうかと思うが、こういう風になんかエネルギーを取り出す的なやり方ならむしろ無駄が無くていいんじゃねーの?」
俺はむしろ興味が湧いてきた。
一体どうやってパンを焼いているのか、それを利用すれば俺にもここでパンが作れるのか?
その答えは、更に奥にありそうだ。
「とりあえず周囲の警戒は怠るなよ」
後ろのベーグルに警告して前進する。
空の棺桶は4つ。
襲いかかってきた死体は2つ。
まだいるならそいつらもぶちのめして進もう。
――――――――――PL
考えてもわかりそうにないことは考えない主義です。
予備ダイスの目は5...
どうにも気になってるんですが、前回の予備ダイスってどこに反映されたのか教えてもらうことはできませんか?
19:20:20 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[4,1]=5
>「流石に死体を直接燃やして作るのはどうかと思うが、こういう風になんかエネルギーを取り
出す的なやり方ならむしろ無駄が無くていいんじゃねーの?」
「んー、そういう見方もできなくはねえけどさ。
オレはやっぱりやだな。
なんか食ったら呪われそうじゃん......てかもう呪われてたりして」
デニッシュはこういったやり方を効率的と捉えたようだが。
ベーグルはそうは思わなかったようだ。
まあ、こういったところも個人差であろう。
>「とりあえず周囲の警戒は怠るなよ」
ベーグルの前に立ちながら、デニッシュは奥の部屋へ向かう。
物陰に何かが潜んでいるというようなことはなさそうだ。
壊された扉の向こう。
デニッシュが足を踏み入れればそこには......。
* * *
巨大な、巨大な窯があった。
窯と言ってもただの火にかけてパンを焼くものではない。
魔法陣や魔法の言語らしきものが刻まれており。
おそらくこれは魔法の道具、アーティファクトと呼ばれる代物だろう。
窯の上部には謎の銅像らしき姿が有り、青や緑、オレンジに輝くオーブを持っている。
ちょっとなく銅像の顔はデニッシュに似ている気がしなくもない。
「こいつでパンを作ってるのか?
想像以上にごついじゃんか。
って......何かいるぞ、デニッシュ」
ベーグルに言われるまでもなくデニッシュは気づいたはずだ。
巨大な窯で製造されるパンを求めるかのような二体の死体がそこにあった。
そんな二人の前でパンを作るのは......一人の亡者。
亡者はパン生地のように見えなくもない物体を適当にこね、釜の中に投げ入れる。
そうすれば、釜の中で形が整えられ、場合によって具材が添えられ様々なパンになる。
幾つかのパンはそのままおそらくパンの倉庫へ送られ、また幾つかのパンは床にこぼれ落ちる。
デニッシュの目から見てその一連の流れはどう映っただろうか。
棺桶から抜け出た死体の数は合わせて四つのはず。
ならば、あの亡者は最初からここにいたのかもしれない。
「う......あああ......!」
どうやら死者たちも二人の存在に気がついたらしい。
奴らはこちらにむかって襲いかかってこようとする。
「おい、来るぞデニッシュ!
前の二つは麻痺毒を持ってるから気をつけろ!
後ろのは......えっと」
ベーグルは弓を叶えつつ、デニッシュに敵について教えてくれる。
一つはグール、麻痺毒を含む爪を持ったアンデッドだ。
もう一体のアンデッドについては......運命を揺るがさなければ思い出せないかもしれない。
シンと呼ばれる欲望と執着に満ちたアンデッドであることに。
―――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
デニッシュルート進行となります。
パン作成機の部屋までたどり着きます。
パン作成機について見識判定が可能です。目標値は12です。
現在敵側にはアンデッドが3匹おります。
それぞれ魔物知識判定が可能です。
アンデッドは【グール】が2体、【シン】が1体。それぞれ目標値は7/12と10/14です。
グールへの魔物知識判定にはベーグルが成功しております。
シンについてはデニッシュが失敗した場合【剣の加護/運命変転】を使用します。
戦闘についてはオート戦闘形式(ver3)で処理します。
位置は以下のようになっております。
グA・グB・シン 10m デニッシュ 3m ベーグル
戦闘の発生に対し、デニッシュは必ず以下の3つを行ってください。
・先制判定用ダイス(目標値12)
・6つの戦闘スタイルから1つの選択
・2D6の戦闘処理用ダイスを5~15個
カスタム行動で以下のようなものをご記述いただいても構いません。
・敵キャラクターを狙う順番
・状況毎の詳細な行動(選択したスタイルより優先します)
・PCの行動順
ベーグルは《攻撃》を選択します。
カスタム行動として以下の4つを設定します。
・基本的にデニッシュの後に攻撃を行います。
・乱戦または最も近い敵から10m以上の距離を可能な限り維持します。
・現在HPが最も低い相手に追撃します。
・デニッシュが10点以上のダメージを受けている場合、ポーションボールで回復します。
とりあえずご自由な戦術でどうぞ。
=============================
21:42:48 あんみつ@GM ベーグル魔物知識判定その1 2d6+5 Dice:2D6[2,5]+5=12
21:42:57 あんみつ@GM ベーグル魔物知識判定その2 2d6+5 Dice:2D6[1,3]+5=9
奥の部屋にあったものは巨大な窯だった。
見るからに明らかにまともな窯じゃないのは、まあ予想通りだ。
窯の上に銅像があってその顔が俺に似てるように見えるのも、まあどうでもいい。
「なんだこりゃ...」
だが、何よりも俺の注意を引いたのは、そこでパンを作ってる奴だ。
「おいてめぇ...、何やってんだそりゃ...」
そいつが生きてるか死んでるかなんてことも、この際どうだっていい。
だが、そいつがやってることは無視できなかった。それは『パン作り』なんて呼ぶのもおこがましい行為だった。
発酵も成形もしないガキの粘土細工みたいなものを窯に放り込んで、はい終わりなんてのを『パン作り』と呼ぶ奴がいたなら、俺はそいつの息の根を止めることを躊躇わない。たとえそいつがもう死んでいたとしてもだ。
「ぶっ殺す...!」
自然と口から出た言葉は俺の本心だ。
>「おい、来るぞデニッシュ!
前の二つは麻痺毒を持ってるから気をつけろ!
後ろのは......えっと」
「んなもんどうだっていい。全部片付けるぞ」
やることはどのみち変わらねぇ。
―――――――PL
魔物知識も見識も先制も全部失敗...
スカウト持ってないベーグルじゃ無理だろうし、ここで変転切るつもりもないんでこのまま先手は譲ります。
戦闘スタイルは最初の手番で《キャッツアイ》《マッスルベアー》を使用してのシンプルな《攻撃》でいきます。
真っ先にシンから狙って通常の三連撃を叩き込んでいき、最後のグールを倒すまで《全力攻撃》も使用しません。怒っていますが我を忘れてはいません。
もしも三匹の内のどれかがデニッシュを抜けてベーグルに向かうなら(一人では二人までしか止められないので)、「持ちこたえろ!」と言って、接敵してる二匹を始末してから救援に向かいます。やることは別に変わりません。
22:28:26 ヨ太郎@デニッシュ 魔物知識判定(シン) 2d Dice:2D6[4,1]=5
22:28:41 ヨ太郎@デニッシュ 先制判定 2d+5 Dice:2D6[2,1]+5=8
22:30:30 ヨ太郎@デニッシュ 見識判定 2d Dice:2D6[3,3]=6
22:35:32 ヨ太郎@デニッシュ 全部失敗...(汗)
22:35:52 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[2,3]=5
22:35:58 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[1,2]=3
22:36:06 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[2,6]=8
22:36:14 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[2,1]=3
22:37:46 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[4,2]=6
22:37:55 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[1,1]=2
22:38:11 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[5,1]=6
22:38:46 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[4,4]=8
22:39:03 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[5,3]=8
22:39:31 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[3,4]=7
22:39:46 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[2,1]=3
22:39:53 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[5,4]=9
22:40:00 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[2,3]=5
22:40:10 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[2,3]=5
22:40:16 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[1,3]=4
22:41:00 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[1,6]=7
22:41:37 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[4,1]=5
22:41:47 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[5,3]=8
22:41:53 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[3,6]=9
22:42:22 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[3,1]=4
22:43:46 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[4,4]=8
22:44:07 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[1,6]=7
22:44:15 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[2,4]=6
更に追加します
23:11:14 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[2,4]=6
23:11:20 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[6,1]=7
23:11:25 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[6,2]=8
23:11:30 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[5,6]=11
23:11:40 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[1,5]=6
23:11:45 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[3,1]=4
23:11:50 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[4,2]=6
23:11:55 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[6,6]=12
23:12:02 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[6,6]=12
23:12:13 ヨ太郎@デニッシュ 予備ダイス 2d Dice:2D6[1,6]=7
余計な運を使ってしまった気がする...(汗)