2-自由の神殿

 GM(あんみつ) [2016/01/13 23:17:36] 
 

>「残念だが、私達は一旦ここでお別れの様だ友よ。
>私は1度この神殿へ入ろうと思う。
>こんな形でも学者でね、観察は区切りが付くまで続けたいのだよ。
>それに巫女様にも挨拶をしておきたい。出来れば話もね!
>こんな、神殿の巫女だ貴重な話も聞けるだろう、後これが重要なのだが...実は神殿の撮影
許可も欲しくてね!」

もし向かう先が一緒ならばともに来るかと誘うレジスに対し。
ヴァーミリオンは目の前の神殿を選んだ。
これこそが学者としての血なのかもしれない。

「そっか......あんたがそうするなら構わないさ。
 ただせっかく出会った縁だ......忠告をしておいてやるよ。
 この世界は自由な分だけ危険も多い――くれぐれも気をつけな」

レジスは振り向くことなく東の方角へと向かっていった。
彼には彼なりの思いがあったのだろう。

   *   *   *

神殿の中は陽光で煌めいていた。
天井の屋根には窓が数多く設置されているのだ。
おかげでどこか暖かい。

『ようこそ......ル=ロウドの神殿へ。
 貴方もこの世界の迷い子ですか?』

翼を持った男の神像の前。
羽根のように広がる白いローブを身に纏った女性がいた。
ヴェールの下には人間の姿をした金色の長い髪をした乙女の素顔。
彼女こそ――神殿の巫女なのであろう。

その左右に控えるのは二人の女性。
ディーラの娘たちである。
一人は赤い衣、もう一人は黒い衣を着ている。

『私はこの世界の巫女エールですわ。
 貴方は元の世界に帰りたいのでしょうか。
 そうであればすぐに世界の扉を開いて差し上げますが』

そう言う彼女の後ろの壁には扉のような文様が描かれていた。
どことなく魔力の残滓を感じる。

『それとも他のものがお望みでしょうか。
 この世界で知りたいものがおありですか?
 この世界で手にしたいものがおありですか?
 この世界で見たいものがおありですか?
 貴方の全てを叶えることができなくとも少しは支えとなりましょう』


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あんみつ@GMより

場面の進行に合わせカテゴリを移行させました。
ここからはこちらのカテゴリに投稿ください。

【NPC:女性】『エール・プリエール』を登録しておきます。

ディーラに対して魔物知識判定が可能です。目標値は8/14です。

ヴァーミリオンは次の行動を選択してください。

具体的なものは以下の4つです。

・元の世界に帰る
・知りたいものについて答える
・手にしたいものについて答える
・見たいものについて答える

他にも何かあればご自由に行動ください(*´∀`*)

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 ヴァーミリオン(めぐり) [2016/01/17 18:20:23] 
 

神殿に足を踏み入れた私の耳に、濡れた絹糸の様な優しい声が入り込んだ。


『ようこそ......ル=ロウドの神殿へ。
 貴方もこの世界の迷い子ですか?』


其方に目を向けて固まる。
穏やかな川の流れを思わせる豊かな稲穂色の髪、純白のベールに負けぬ綿雪の肌、唇は熟れた林檎の様に赤く其処から出る言葉全てにトプトプと甘い蜜を入れている。此方を見つめる瞳は吸い込まれそうな蒼。
佇まいはしなやかな梛、いやこれは空に踊る翼と言った方が正確か...。
そう美しい、それこそ時が止まる程に。


『私はこの世界の巫女エールですわ。
 貴方は元の世界に帰りたいのでしょうか。
 そうであればすぐに世界の扉を開いて差し上げますが。
それとも他のものがお望みでしょうか。
 この世界で知りたいものがおありですか?
 この世界で手にしたいものがおありですか?
 この世界で見たいものがおありですか?
 貴方の全てを叶えることができなくとも少しは支えとなりましょう』


その声に私は正気を取り戻す。
彼女のユリ、ただしカサブランカの如き美しさに囚われていた様だ。
これは情けない。私はゆっくりと佇まいを整え、挨拶した。


「ああ、すまない。カサブランカの様に高貴なる美しい方。
貴方の純白に輝く美さに私の時は進む事を忘れていたのだ!
私はヴァーミリオン・ヘイズ、迷い込んだのでは無く自ら望みこの地へ訪れた放浪の学者です。
先ずは挨拶が遅れたお詫びと、貴方に出会えた喜びを伝える為に一曲弾かせていただく」


私は挨拶のを済ませるとそう提案して、目を閉じ愛用のポルタティフオルガンに手を添え弾き始めた。


喉に詰まった石を吐き出す様に私は息をする。
演奏の後は何時も酷く疲れる。
それは私が生粋の音楽家で無く学者だからであろう。
それでも今回の感動を相手に伝える為には私にはコレしかなかった。
演奏の音が神殿に響き消えゆく中、エールに向き直り一礼する。


「ご静聴感謝致しますエール様。お耳汚しで無ければ良いのですが。
この様な私にもし未だに力を貸して頂けるなら。
グランド・フェザーとル=ロウドその関わりについて、聞かせて貰えませぬか?
また、この地の事がよく分かる遺跡などがあれば紹介して貰いたい。
そして最後にこの神殿を道具を使って記憶に残す事を許して欲しい。
如何でしょうか?」


自身の要望を彼女に伝える。
受け入れて貰えなければ、レジスの所に向かおう。
そう考えながら、彼女の返答を待つ。


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PLめぐりです。今回もよろしくお願いします。
女性は褒めるもの、頑張って書いたよ!
ヴァーミリオンの演奏はお好きなBGMをどうぞ。


さて此処からはダイス
まもちき(ディーラ) 2D6 → 2 + 5 = 7 (01/17-18:21:33)
7+9+4=20 弱点抜き

演奏 2D6 → 4 + 6 = 10 (01/17-19:02:07)
10+11(バード技能)+4(精神B)=25

 GM(あんみつ) [2016/01/17 21:19:30] 
 

神殿の麗しき巫女エールを前にしたヴァーミリオン。

>「ああ、すまない。カサブランカの様に高貴なる美しい方。
>貴方の純白に輝く美さに私の時は進む事を忘れていたのだ!
>私はヴァーミリオン・ヘイズ、迷い込んだのでは無く自ら望みこの地へ訪れた放浪の学者です。
>先ずは挨拶が遅れたお詫びと、貴方に出会えた喜びを伝える為に一曲弾かせていただく」

彼は大仰に自己紹介をしたかと思うと、愛用する楽器を手にして奏で始めた。
その演奏は極めて美しく、普通に暮らしていれば滅多に耳にすることがないものだ。
エールの表情も曲を聴いてだいぶ柔らかくなっているように見えた。
彼女もまた、ヴァーミリオンの演奏に聞き惚れたのであろう。

>「ご静聴感謝致しますエール様。お耳汚しで無ければ良いのですが。
>この様な私にもし未だに力を貸して頂けるなら。
>グランド・フェザーとル=ロウドその関わりについて、聞かせて貰えませぬか?
>また、この地の事がよく分かる遺跡などがあれば紹介して貰いたい。
>そして最後にこの神殿を道具を使って記憶に残す事を許して欲しい。
>如何でしょうか?」

再度ヴァーミリオンは深々とエールの前で一礼する。
エールはそんなヴァーミリオンに応えるように深々と礼を返す。

「どうかそうご謙遜なさらないでください、ヴァーミリオン様。
 非常に素晴らしい演奏でございましたわ」

エールは首を左側に少し傾けて微笑んだ。

「グランド・フェザーと祀られし自由の神ル=ロウド様の関係についてお知りになりたいのですね。
 魔剣グランド・フェザーは名の失われた魔剣を模倣して創造されたものです。
 この元となった魔剣はかつてル=ロウド様が我々人の子に授けたものだと言われていますわね。
 そもそもグランド・フェザー自体もル=ロウド様を祀る祭儀の道具として本来は作られたそうですわ。
 それが幾度の文明の発展と衰退を減る中でザルツの地において迷宮を構成するまでに至ったのです。
 今、ヴァーミリオン様がいるこの翼持てる者の王国こそ――その迷宮ですわ」

エールが語るグランド・フェザーとル=ロウドの関わりはこういうものであった。
本来は戦闘用ではなく儀礼用に作成されたものであるらしい。
しかし現在これだけの迷宮を構成するほどの力があるのだから。
その魔力を戦闘に用いた場合、極めて強力であることを想像できるだろう。

「この世界についてお知りになりたいのですね?
 神殿を中心として様々な方角に古き歴史を残した場所はございますわ。
 例えば、山に......森に、そして谷に。
 ただそうですわね、遺跡のような場所がご希望なのでしたら......。
 この神殿の北東には雷雲が常に留まり続けている丘がありますの。
 そこには天高く伸びる塔がありますわね。
 ただ、あそこはお一人で行くには危険かしら?
 他にもこの神殿の西には彼方まで続く雲海が広がっておりますが......。
 そこに宙に浮かぶ遺跡を見たという方もいらっしゃいますわね」

この世界に残る遺跡に該当するものは二つほどあるようだ。
一つは王国の北東にある雷降り注ぐ丘に建っているという――雷嵐の塔。
もう一つは神殿の西に広がる久遠の雲海に浮かぶ空中遺跡だ。

しかし、エールが伝えるのはそれだけではなく。

「それともこの神殿をお調べになりたいかしら?
 この神殿の地下には当時の遺産が残されているという言い伝えがございますわ。
 そう......グランド・フェザーの模造品などがですわね。
 ちなみに記録に残すのはご自由にどうぞ」

最後にもう一つにして王国の中心たる遺跡。
自由の神殿についても忘れずに案内した。


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あんみつ@GMより

ヴァーミリオンは自由人やでえ(・∋・)

【分類:地名】【雷嵐の塔】を登録しておきます。
マップ上では【ウ】に該当します。

ヴァーミリオンは次の行動を選択してください。

具体的なものは以下の4つです。

・【ウ:雷嵐の塔】を目指す(ために【カ:翼人の集落】を訪れる)
・【エ:久遠の雲海】を訪れる
・神殿の地下を訪れる
・もう少しエールと話す

他にも何かあればご自由に行動ください(*´∀`*)

 ヴァーミリオン(めぐり) [2016/01/20 21:24:21] 
 

私の演奏を気に入って頂けたのか、エール様の頬がほころぶ。
(あぁ素晴らしいな)
私は達成感に浸り思う。
その静かな微笑みは正しく朝露が咲き誇る華の花弁から零れ落ちるが如き光を放っていた。
そして彼女は柔らかな雰囲気のまま此方に話しかける。


『グランド・フェザーと祀られし自由の神ル=ロウド様の関係についてお知りになりたいのですね。
 魔剣グランド・フェザーは名の失われた魔剣を模倣して創造されたものです。
 この元となった魔剣はかつてル=ロウド様が我々人の子に授けたものだと言われていますわね。
 そもそもグランド・フェザー自体もル=ロウド様を祀る祭儀の道具として本来は作られたそうですわ。
 それが幾度の文明の発展と衰退を減る中でザルツの地において迷宮を構成するまでに至ったのです。
 今、ヴァーミリオン様がいるこの翼持てる者の王国こそ――その迷宮ですわ』


成る程、グランド・フェザーは祭具として創られたのか。
私は彼女の話しに納得する。
この世界は何処かただ敵を倒すために創られた魔剣の迷宮とは思えない優しさがあると感じていた。
元々が神への祈りを届ける祭具が創った世界だからこそ、ここは優しいのだ。
私が頷くのを見た彼女はそれを見て話しを再開する。
此方に気も配れるとは...これが大和撫子と言うものか。


『この世界についてお知りになりたいのですね?
 神殿を中心として様々な方角に古き歴史を残した場所はございますわ。
 例えば、山に......森に、そして谷に。
 ただそうですわね、遺跡のような場所がご希望なのでしたら......。
 この神殿の北東には雷雲が常に留まり続けている丘がありますの。
 そこには天高く伸びる塔がありますわね。
 ただ、あそこはお一人で行くには危険かしら?
 他にもこの神殿の西には彼方まで続く雲海が広がっておりますが......。
 そこに宙に浮かぶ遺跡を見たという方もいらっしゃいますわね』


彼女の言葉に悩みがトツトツと音をたてて私の中にやって来る。
雷の塔に行くには戦力が足りず、雲海に行くには翼がない。
現状の私ではその二つを調べることが出来ないっ!
悔しさと口惜しさに苦悶が満ち、表情が歪むのを感じた。
それを止める事が出来ない。
あぁ何と言う事だ!この様な宝を目の前にして指を咥えていろとでも言うのか神よ!
私の理不尽な怒りを感じたのか救いは直ぐにやって来た。


『それともこの神殿をお調べになりたいかしら?
 この神殿の地下には当時の遺産が残されているという言い伝えがございますわ。
 そう......グランド・フェザーの模造品などがですわね。
 ちなみに記録に残すのはご自由にどうぞ』


電流が体を走り抜ける!
そうか!この神殿の地下にも調べるべき歴史はある!
私の悩みに答えを直ぐさま授けてくれる彼女は、ル=ロウドが私に遣わした天使の様だ。


「ありがとう!エール様、ル=ロウドが遣わした天使よ!
私は貴女の言葉に寄り迷いを断ち切り、進む事が出来る。
ところで、エール様は地下の遺跡について詳しいのだろうか?
もし宜しければ、私に貴女と共にル=ロウドの神秘に触れる栄誉を与えて欲しい。」


私は彼女の前に恭しく膝をつき、その輝かしい顔を覗き込み熱を吐く様に言った。


「貴女のお父様は悪い人だ...。
何故なら夜空から一等輝く星を盗み出し貴女の瞳にしたのだから。
エール様、貴女の瞳は星ように輝き、貴女の髪は太陽のように煌めく。
貴女の前に来てからというもの、私は空にも上がる様な気持ちだ。
だから、貴女の手で此処から飛び立たない様に捕まえて欲しい」


私は流れ出る賛辞を述べた後に一呼吸置いて、微笑み手を差し出して続けた。


「如何でしょうか?
宜しければこの手をお取り下さい」


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PLめぐりです。今回もよろしくお願いします。
さあ!かかって来いよ、あんみつ。
恥じらいなんか捨ててかかってこい!
因みに私はそんなモノ投げ捨てた!
そう!暫く私はスーパー口説きモードだ!

 GM(あんみつ) [2016/01/20 23:34:43] 
 

ヴァーミリオンにこの神殿の地下に広がる遺跡について語るエール。
そんな彼女にヴァーミリオンは情熱的な言葉で応える。

>「ありがとう!エール様、ル=ロウドが遣わした天使よ!
>私は貴女の言葉に寄り迷いを断ち切り、進む事が出来る。
>ところで、エール様は地下の遺跡について詳しいのだろうか?
>もし宜しければ、私に貴女と共にル=ロウドの神秘に触れる栄誉を与えて欲しい。」

「ふふ......天使だなんて。
 なんとも大げさなお方ですわね」

ヴァーミリオンの情熱にやや困ったように微笑みながら。

「実は私も地下の遺跡にはあまり入ったことがございませんの。
 私の役目はこの神殿を訪れたお方に遺跡を巡る自由を授けさせていただくことですから ......ですが、一度見てみたくもあるのです。
 この奥にはどんな素晴らしいものが眠っているのか。
 これは巫女の仕事ではありませんが......個人的お付き合いさせていただきたく思いますわ」

あまり詳しくないとヴァーミリオンに事実をまず告げて。

>「如何でしょうか?
>宜しければこの手をお取り下さい」

「ありがとうございます。
 どうかエスコート宜しくお願いいたしますわね」

白い絹のような手でそっとその手を取った。

   *   *   *

......とは言ってもそもそもヴァーミリオンは神殿の地下への入り方などいさ知らず。
そこまではむしろエスコートするのはエールの方である。

神像の飾られしメインの場所から少し左手に小部屋が有り。

「こちらから神殿の地下へと参れますわ。
 地下......というと少し語弊があるかもしれませんけど」

そこの奥には地下へと至る戸がある。

それをエール、もしくはヴァーミリオンが開けば。
そこから地下へと降りることのできる階段が続いている。
思ったよりもそれは明らかに長く深い。

――少し風を感じるかもしれない。
どこかから吹き込んでくるのだろうか。

「では参りましょうか......ヴァーミリオン様。
 それとも何か準備など必要でいらっしゃいますでしょうか」

入ったら簡単に戻ることができるかはわからない。
遺跡とはそういうものではないだろうか。


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あんみつ@GMより

エールはせっかくなのでついて行きましょう。
多分ティキが神殿を訪れる頃は時系列が違うでしょう(・∋・)

床の戸については開いても開かなくても構いません。
ヴァーミリオンが開けないならエールが開けます。

ヴァーミリオンは次の行動を選択してください。

具体的なものは以下の2つです。

・階段の奥へ向かう
・ちょっと準備する

他にも何かあればご自由に行動ください(*´∀`*)

 ヴァーミリオン(めぐり) [2016/01/24 20:17:51] 
 

ル=ロウドの天使は少し困った様子を見せながらも私の誘いに答へてくれる。


『実は私も地下の遺跡にはあまり入ったことがございませんの。
 私の役目はこの神殿を訪れたお方に遺跡を巡る自由を授けさせていただくことですから ......ですが、一度見てみたくもあるのです。
 この奥にはどんな素晴らしいものが眠っているのか。
 これは巫女の仕事ではありませんが......個人的お付き合いさせていただきたく思いますわ』


なるほど如何やら巫女の仕事に案内は含まれなああらしい。
しかし、巫女としてでなく個人として来てくれる。
なんと!なんと、喜ばしい事か!
つまり私は一時的にとは言え彼女自身の時間を貰えた訳だ。
私は深く頷き彼女が取ってくれた手を優しく掴み立ち上がる。
もちろん彼女には負担を掛けないように。


「ええ任せて下さい。
と言っても、入り口までは私では無く巫女様の導きが必要ですが。
古来より聖なる女性に導かれ試練の前に立つのが男と言うもの。
ですので試練の入り口までは貴女が御導き下さい、我が天使」


彼女に導かれて私は扉の前に来ている。
風が吹き込んできている事や、エールの言葉、この世界の事を考えると其処は地下でなく空なのかも知れなあい。
まあ、それは入って見れば分かる事だ。


『では参りましょうか......ヴァーミリオン様。
 それとも何か準備など必要でいらっしゃいますでしょうか』


エールが此方に向き小さく首を傾げながら聞いてくる。
彼女もこれからの未知なる世界が楽しみなのか、声は弾み、その頬も赤味を帯びている。
私はそんな可愛らしい様子の彼女に微笑み返し答える。


「では、少しだけ質問をさせて下さい。
エール様はル=ロウドの神官としてどのような事が出来るのでしょうか?
また、知る限りでいいのでこの遺跡の脅威を聞きたい。
何方も身を守る上で大切な事ですから。
また、何か私でも対処出来ずエール様に危害が加わりかねない時は御逃げ下さい。私でも時間稼ぎは出来ますので」


私は言葉を選びつつ質問を投げかける。
今から行く遺跡が神殿の下にある事を考えれば大した脅威は無い可能性の方が大きい。
しかし、遺跡では何が起こるか分からない。
情けない事かもしれないが、用心するに越したこたはない。


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PLめぐりです、今回もよろしくお願いします。
勢いでやたっがヴァーミリオンの性能から考えると下手したら守れない事に気付いた(笑)
故にエール様の出来る事を聞きたいです。
後はエール様の知りえる脅威もあれば教えて下さい。
後はエール様への呪歌の影響は普通に判定ですか?
以上です。色々質問してすみませんでした。