2-上流探索

 GM(あんみつ) [2016/07/26 21:49:28] 
 

>「――ありがとうございます。このお礼は、必ず」

カイルたちが同行を承諾したことにルートは頭を下げて一礼。
そんなルートにカイルは後ろ髪を触りながら言う。

「一時の礼の言葉なんて必要ない。
 所詮口でなら、どうとでも言えるからな。
 どうしても示したいなら、形で示せ。
 あんたは冒険者だ、後は言わなくてもわかるだろ?」

カイルはそのままポンとルートの肩を叩いた。

   *   *   *

上流を目指すか、下流を目指すか。
ミハイルたちの上流を調査したいという考えに。

>「いえ、全く同意です。下流で何かやっていたとするならもう少し目立つはず。
> 良からぬ事を企むならばできるだけ露見しないように行動するのが常かと」

どうやらルートも同意したようだ。
となれば、答えは一つだ。

「だったら、目指すは川の上流だ。
 さっさと行くぞ」

カイルの言葉に、ミハイルとエミールは頷く。
それにルートも続けば、上流への調査が始まる。

   *   *   *

川の上流に向かっても、濁っているのは相変わらずだった。
ここら辺の水も穢れているのだろう。

「あそこに、何かいるね」

エミールが何かに気がついたらしい。
ルートももしかすれば気がついただろうか。

川の水の中に倒れ込むかのような姿。
それは一目見れば人間かのよう。
だがあれはどこか違う。

「古代種妖精ウィリですね。
 こんなところで目撃されることなどないはずですけど。
 ――異変と関係があるのでしょうか」

ミハイルがその正体を語る頃。
ウィリはすっくと立ち上がり。
ルートを誘うかのように舞を踊る。

彼女の踊りに惑わされなければ。
ルートは気がついたかもしれない。

ウィリは正気を失っている、狂ってしまっている。
もしかしたら穢れに満ちた水の影響であろうか。

放っておくとこの場所で通りすがる者を誘い続けるだろう。
彼女を解放する方法は二つ。

彼女の精神を正常に戻してやるか。
それとも彼女を打ち倒し、マナへと還してやるかどちらかだ。


―――――――――――――――――――――――――――――――

あんみつ@GMより

ルート進行です。

上流を調査する際、ウィリと遭遇します。
危険感知判定10以上を出せば、事前に彼女の存在を察知します。
【ウィリ】については魔物知識判定をどうぞ。目標は13/16です。

ウィリはルートに誘いの舞を使用します。
精神抵抗14以上に失敗すると、ルートは踊り出してしまいます。

成功した場合ウィリに対してアクションを起こせます。
起こせるアクションは大きく分けて以下の3つです。

・ウィリを正気に戻す
・ウィリを倒す
・ウィリを無視する

ウィリを正気に戻す手段はいくつかあります。
【サニティ】の場合は目標値は10になります。

ウィリを倒す選択をする場合、3D6の水属性魔法ダメージを受けます。
受けたダメージについては、カイルたちを含めて分配可能です。

他にも何かございましたらどうぞ。

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 ルート(初志) [2016/07/28 23:43:23] 
 


「一時の礼の言葉なんて必要ない。
 所詮口でなら、どうとでも言えるからな。
 どうしても示したいなら、形で示せ。
 あんたは冒険者だ、後は言わなくてもわかるだろ?」

「だったら、目指すは川の上流だ。
 さっさと行くぞ」


では形にして返さねば。
てくてくついていく。



上流。

川に倒れこむようにしている人がいることに気付く。
行き倒れかと思い近づこうとしたが


「あそこに、何かいるね」

「古代種妖精ウィリですね。
 こんなところで目撃されることなどないはずですけど。
 ――異変と関係があるのでしょうか」


エミールがその正体を看破する。妖精なのか。
しかし、川は穢れの影響を受けているらしいが大丈夫なのか?


ウィリはすっくと立ち上がり。
ルートを誘うかのように舞を踊る。


「っと!何の真似...。...なるほど、正気じゃないのか」

精神に働きかける超常なる力が自分の意志に反して身体を動かそうとする。
だがウィリは弱っているのか強制力は大したことはなかった。

改めて目を見れば分かる。ウィリの正常な精神は何処かにいってしまっている。
目には見えない穢れは、かの妖精をじわじわと蝕みつづけたのだろう。
そしてそれに耐えられず気を違えてしまったのだ。
僕は妖精ではないから穢れがどれだけ辛いのかは分からないけれど。

ただ。

「『因果に能わぬ応報あるべからず』。ですよね、シャロク」

わけもわからず穢れに飲まれ周りの誰かを巻き込み破滅し。
そして討伐されるだけ、など。
あっていいはずがない。

「お三方!この妖精、もしずっとここにいたのなら何か情報を持っているかもしれません。
 話を聞きたいのですがどうやら正気を失くしている様子。
 気付けの術があればお願い出来ませんか!?
 こちらで注意を引きますので!」

後ろの三人に呼び掛ける。正直きつい理屈なので応えてくれるかは分からない。
とりあえずこちらに集中させようと荷物から酒瓶を一本取り出す。
気付けと挑発を兼ね、ワインを顔を狙ってぶちまける。
身体の仕組みから違うだろうし効果があるかは怪しいがこれぐらいしか思いつかない。

――――――――
PL
防御には成功!

・ウィリを正気に戻す

を選択し、
1,カイル達に助力を呼びかける
2,ワインを顔面に叩きつける
の二つのアクションを行います。

ワイン1本消費。

22:33:21 初志@ルート 危険感知判定 2d6+7 Dice:2D6[1,3]+7=11
22:33:49 初志@ルート 魔物知識判定 2d6 Dice:2D6[4,2]=6
22:35:35 初志@ルート 誘いの舞いに対する精神抵抗判定 2d6+8 Dice:2D6[6,5]+8=19
22:36:58 初志@ルート 酒のダイス 2d6 Dice:2D6[1,3]=4
22:37:09 初志@ルート 予備ダイス 2d6 Dice:2D6[3,4]=7

 GM(あんみつ) [2016/07/29 06:52:57] 
 

>「お三方!この妖精、もしずっとここにいたのなら何か情報を持っているかもしれません。
> 話を聞きたいのですがどうやら正気を失くしている様子。
> 気付けの術があればお願い出来ませんか!?
> こちらで注意を引きますので!」

ウィリの誘いに抵抗したルートは三人に彼女を正気に戻す術がないか、確認しつつ。
取り出したワインの中身をウィリの顔にぶちまけた。

だが、踊っている彼女が動いてしまうことで。
酒の大半は避けられてしまった。
それでもほんの少し瞳の奥にある狂気は和らいで見えたかもしれない。
だが、まだまだ狂いから戻すには足りない。

「俺にできるならやってやろう。
 ......俺としても異変で狂った妖精を治せるなら治してやりたいからな」

カイルはそう言って、ウィリを治すことに同意してくれる。
彼の奇跡によって、彼女は正気を取り戻すことだろう。
......最初の一回に失敗してしまったのはまた別の話だ。

   *   *   *

「あれ、わたし......何してるの?」

正気に戻ったウィリはまだ状況が把握できていないようだ。

「きみたちは、だれ?
 ここは......ファウント様の場所じゃない。
 えっと、ここは......外の川?」

キョロキョロと辺りを見渡しながら、彼女は状況を把握しようとする。
ファウント、という言葉に耳馴染みはない。
どうやらそれはミハイルも同様なようだ。

「――あ、思い出した!
 お願い......わたしたちを助けて!
 水がおかしくなったと思ったら、怪しい人が蛮族と一緒に入ってきたの!」

そしてついに彼女は思い出したようだ。
どうやらウィリは助けを呼ぶために、この川までやってきたらしい。
途中で水の穢れによって、多少おかしくなってしまったのだろう。

「怪しい人、か。
 まず間違いないでしょうね」

「ああ、おそらくな」

ミハイルは呟き、カイルとエミールは頷く。

「しかも、その人は言っていたわ。
 外で弟も上手いことやってくれるだろうって」

そしてここで情報がもう一つ。
どうやら犯人には外で何かを企む弟がいるらしいのだ。
外、それはおそらく今ルートたちがいるこの世界のことだろう。


―――――――――――――――――――――――――――――――

あんみつ@GMより

ルートのルート進行です。

カイルの【サニティ】でウィリは正常に戻ります。
一回失敗しているのはご愛嬌。

ウィリに何か質問したいことがあるならどうぞ。

他に何かあればご自由に。

カイル 【HP】53/53 【MP】24/30

===============================

06:27:25 あんみつ@GM サニティ行使 2d6+7 Dice:2D6[1,1]+7=9
06:27:45 あんみつ@GM サニティ行使 2d6+7 Dice:2D6[6,3]+7=16

 ルート(初志) [2016/07/31 23:00:48] 
 


ワインの目覚ましは踊っているウィリに当てることは叶わなかった。
しかし

「俺にできるならやってやろう。
 ......俺としても異変で狂った妖精を治せるなら治してやりたいからな」

カイルの神聖魔法の助力もあり、正気に戻すことに成功した。
よかった。無道な犠牲などなくて。
胸をなでおろす。
一度失敗があったが治ったのだし気にするようなことでもない。





「あれ、わたし......何してるの?」

「きみたちは、だれ?
 ここは......ファウント様の場所じゃない。
 えっと、ここは......外の川?」

「――あ、思い出した!
 お願い......わたしたちを助けて!
 水がおかしくなったと思ったら、怪しい人が蛮族と一緒に入ってきたの!」

「しかも、その人は言っていたわ。
 外で弟も上手いことやってくれるだろうって」


目を覚ましたウィリだが何やら助けを求めているようだ。
話している内容にも興味があるし、聞きたいこともある。
ひとつずつ訊ねていこう。
フードをかぶりなおし気合いを入れる。

「妖精さん。助けがほしいのは分かりました。
 可能な範囲で手伝うので、まずは色々質問をさせてほしい」

念の為ワインを1本渡しつつ、

・ファウント様とは誰か?
・水がおかしくなったとはどのように?またいつから?
・水がおかしくなった原因・地点に心当たりはあるか?
・怪しい人はどこに入ってきた?またその服装や人相など
・怪しい人の規模
・先程おかしくなっていたが大丈夫か?治療・予防方法があれば
・水で出来た大きな魚を知っているか?仲間が飲み込まれたのだ

量が多いので多少時間をかけて訊ねる。
質問攻めになってしまったが、ここでの情報収集が命運を分けないとも限らない。
不審者の規模によっては調査だけして撤退も視野にいれなければ。

――――――――
PL
聞けるだけ聞くスタイル。
ワイン1本消費。

 GM(あんみつ) [2016/08/01 22:31:59] 
 

カイルの奇跡で正常に戻ったウィリ。
彼女は助けを乞うているようだ。

>「妖精さん。助けがほしいのは分かりました。
> 可能な範囲で手伝うので、まずは色々質問をさせてほしい」

そう言って、ルートは幾つかの質問を述べる。
その中にはウィリに答えられるものもあれば。
そうでないものだってあるだろう。

「......えっと。
 わたしが答えられることから答えるね。
 ファウント様は偉大な妖精様なの。
 結界でわたしたちを守っているのよ。
 水でできた大きな魚は......ファウント様の力かもしれない。
 だとしたら、みんなはわたしたちの世界に行ったのかも。
 もしかしたら、わたしたちを助けるために?」

まずは、ファウントという妖精について。
ファウントとは結界を作り出している偉大な妖精だという。
もしかしたら、セーラの言っていたそれが――ファウントのことかもしれない。
そしてウィリ曰く、冒険者たちはやはり結界の向こう側へ行った可能性があるようだ。

「それで、水がおかしくなった理由だっけ?
 いつから、とかどうやって、とかはわからないの。
 でも......何かが混じっていくかのように水が濁っていったのは覚えてるわ」

異変の原因は詳しく知らないそうだ。
だが、少しずつ何かが混ざり広がっていったのを見たという。

「悪そうな人は、そうね。
 黒っぽい格好をしていたわ。
 でも剣みたいなものも持っていた気もするの。
 連れていたのは女の人みたいだったけど。
 あれは、人じゃないわ、嫌な感じがプンプンしたもの」

そして犯人らしきものについてはこうだ。
正直曖昧な情報でしかないが。
何も無いよりはマシだろうか。

「あと、わたしがおかしくなってた理由?
 うーん、よくわかんないな」

そしておかしくなった理由については思いつかなかったようだ。
だが、そんなところにミハイルが入ってくる。

「もしかして水の力を穢すタイプのものなのかもしれませんね。
 だから、この川も、妖精の世界も、そして彼女も穢され、おかしくなった。
 ......まあ、ただの一説に過ぎませんが」

というのは彼の一つの考えだ。

   *   *   *

幾つか、ウィリに質問をしていると。
ふと彼女はまるで何かを思い出したかのような顔をする。

「そういえば、悪い人が言ってたわ。
 弟が廃れた村で準備を始めてるとかなんとか。
 ......よくわからないけど」

ウィリが聞いた一つのワード。
それによると、異変の犯人の弟がどこかの廃村で何かを企んでるとのことだ。

「そういえば、この川の上流から少し行ったところに......。
 <大破局>の影響で滅びた村があったと聞いたことがあるな。
 流石に今となっては村というより林に近くなっているそうだが」

この辺で暮らしているカイルには少し心当たりがあったらしい。
それは川の上流付近にあるという元々村があったという木々の茂る場所。

「......ああ、あそこか。
 確かに何かこっそり企むなら都合のいい場所かもしれないね」

「確かにあまり人が立ち入らないですし。
 そういえばかつての村人の死霊が出るなんて噂も聞きますが」

エミールとミハイルの話からしても。
ちょっと怪しい雰囲気の場所のようだ。

「外れかもしれないが、行ってみるか?
 正直なことを言うと、俺は念のために確かめておきたい。 
 街の脅威になるかもしれないなら、事前に排除しないといけない」

カイルはルートに問う。
廃れた村の跡。
そこに何かがあるかもしれない。
それを確かめに行きたいのだ、と。

ルートはどうするのをいいと思うだろうか。
そういえばウィリもどうしようか。

どこかに行くとして。
彼女はどこにいてもらおうか。
帰ってもらってもいいし。
どこかに隠れていてもらってもいい。
付いてきてもらうのも、いいだろう。


―――――――――――――――――――――――――――――――

あんみつ@GMより

ルートのルート進行です。

ウィリから幾つかの情報を入手できます。
使えると判断するかしないかはルート次第かしら。

【分類:地名】【かつての村の跡】を登録しておきます。

ルートは次にやりたいことをご宣言ください。

村の跡に向かってもいいし。
川をもっと調べてもいい。
やっぱり妖精の世界に飛び込んでもいい。

ついでにウィリの処遇についてもどうぞ。

 ルート(初志) [2016/08/02 22:34:40] 
 


質問中。




「......えっと。
 わたしが答えられることから答えるね。
 ファウント様は偉大な妖精様なの。
 結界でわたしたちを守っているのよ。
 水でできた大きな魚は......ファウント様の力かもしれない。
 だとしたら、みんなはわたしたちの世界に行ったのかも。
 もしかしたら、わたしたちを助けるために?」


ファウントなる者は高位の妖精らしい。
また、あの魚はどうやら悪意のある襲撃ではなかったようだ。
危急の用ゆえに強引な手段を取らざるを得なかったといったところか。
...なら、皆は無事なはず。
よかった。本当に、よかった。
図らずも涙が出そうになったが顔を叩き押しとどめる。


「それで、水がおかしくなった理由だっけ?
 いつから、とかどうやって、とかはわからないの。
 でも......何かが混じっていくかのように水が濁っていったのは覚えてるわ」


毒、またはそれに類する物を使った可能性が高いな。
ただそれが流れて消えていっていないということは...。


「悪そうな人は、そうね。
 黒っぽい格好をしていたわ。
 でも剣みたいなものも持っていた気もするの。
 連れていたのは女の人みたいだったけど。
 あれは、人じゃないわ、嫌な感じがプンプンしたもの」


格好は把握した。
いまいち分かりづらいが、相手は人だけじゃない感じか。


「あと、わたしがおかしくなってた理由?
 うーん、よくわかんないな」

「もしかして水の力を穢すタイプのものなのかもしれませんね。
 だから、この川も、妖精の世界も、そして彼女も穢され、おかしくなった。
 ......まあ、ただの一説に過ぎませんが」


ミハイルの補足が有り難い。
僕だけだと知識と知恵が全然足りないからな...。
仮説とはいえだいたいそんなところだろう。


「そういえば、悪い人が言ってたわ。
 弟が廃れた村で準備を始めてるとかなんとか。
 ......よくわからないけど」

「そういえば、この川の上流から少し行ったところに......。
 <大破局>の影響で滅びた村があったと聞いたことがあるな。
 流石に今となっては村というより林に近くなっているそうだが」

「......ああ、あそこか。
 確かに何かこっそり企むなら都合のいい場所かもしれないね」

「確かにあまり人が立ち入らないですし。
 そういえばかつての村人の死霊が出るなんて噂も聞きますが」


廃れた村と死霊の噂。
噂の方は邪教の輩をそれと勘違いしたか、はたまた故意に流し人を近づけないためか。
単純に無関係で本当に死霊が出たら嫌だな。


「外れかもしれないが、行ってみるか?
 正直なことを言うと、俺は念のために確かめておきたい。 
 街の脅威になるかもしれないなら、事前に排除しないといけない」


「今のところ他に情報もありませんしそうしましょうか。
 依頼の危険調査に関係もないとはいえないような気がしなくもありません」

念のためだ。それにウィリに一度手伝うと言った以上反故にはできない。
そうだ。ウィリの処遇の件も考えねば。

「ウィリさん。これはお願いなのですが――」

「っと。これは僕一人で決めていいことではないので、
 ヴォルディークさん達の意見も聞きたいです」

帰ってもらうことや安全になるまでどこかに隠れてもらうのも考えたが。
この一件、邪教の輩以外に水と妖精への対策が必要だ。
その二つを兼ね備えているウィリがいれば優位に進めるはず。
先程のようにおかしくなりこちらを襲う危険性もないではないが...。


「もしよろしければこの件の解決の為に同行してもらえませんか?
 危険はありますが、僕が前に立ち出来る限り防ぎますので。
 いざとなれば逃げてもらっても構いません」

シャロクも言っていた。
数は力だ、と。

――――――――
PL
これで無関係だったらどうしよう。

・【かつての村の跡】に向かう。
・ウィリに付いてきてもらう。

を宣言します。

 GM(あんみつ) [2016/08/04 22:39:36] 
 

とりあえずルートは村の跡を目指すことにしたようだ。
一方、ウィリの処遇については。

>「っと。これは僕一人で決めていいことではないので、
> ヴォルディークさん達の意見も聞きたいです」

そう言って、三人の意見も聞きたい旨を告げた。

「別に......構わないが。
 どうするつもりなんだ?」

カイルをはじめとして三人はルートの話を聞く体勢に入る。

>「もしよろしければこの件の解決の為に同行してもらえませんか?
> 危険はありますが、僕が前に立ち出来る限り防ぎますので。
> いざとなれば逃げてもらっても構いません」

それがルートの想いだ。
カイルは少し悩んだような様子を見せた後。

「別にいいだろう。
 確かに共に行く者が少しでも多い方がいいのは確かだ」

ウィリの同行を許可する。
カイルが許可するならば他の二人も異論は挟まない。

「わかった。
 わたしも一緒に行く。
 ひとりだとちょっと不安なの」

ウィリの方も問題ないようだ。
彼女と共に四人は村の跡を目指す。


   *   *   *

「たしかこっちの方だったはずだけど。
 なんだかぼやけてるようだね。
 うっすらと霧でも出てるみたいだ」

先導するエミールが周囲を伺うが。
視界が少しはっきりしないようだ。
どうやら若干霧で視界が悪くなっているのだ。

「あそこの林になっているところが確かそうだったはずだが」

カイルが指し示す先には確かに林がある。
あそここそが目的の場所なのだろうか。

「では、行ってみましょうか」


―――――――――――――――――――――――――――――――

あんみつ@GMより

ルートのルート進行です。

今回はちょっと短め。
ウィリはルートたちに同行します。

更に進む場合は予備ダイスを4つ振っておいてください。

 ルート(初志) [2016/08/05 22:57:06] 
 

「別にいいだろう。
 確かに共に行く者が少しでも多い方がいいのは確かだ」

「わかった。
 わたしも一緒に行く。
 ひとりだとちょっと不安なの」

「ありがとう。助かります」

許可を得る。
ただ、カイルが少し悩んだような顔をしていた。
リスクやらなにやら考えると無理もない。
これ以上あまり無茶は言わないようにしたいところだ。




「たしかこっちの方だったはずだけど。
 なんだかぼやけてるようだね。
 うっすらと霧でも出てるみたいだ」


霧。
こちらが近付くのを察知されにくくなるのはいいが、
逆に言えば相手方に近寄られても勘付きにくいということ。
どちらにせよ慎重に進まねば。
...ただ、この霧は自然に発生したものなのだろうか。
疑ってかかればキリがないが。霧だけに。


「あそこの林になっているところが確かそうだったはずだが」

「では、行ってみましょうか」

「はい。...『霧の中を行くのなら、夜闇を行くが如くせよ』かな」


とはいえランタンをつければ居場所がバレる危険性が高まる。
明かり無しで進もう。

――――――――
PL
更に進みます。
出目があんまり良くないのが怖い。

22:54:17 初志@ルート 予備ダイス1 2d6 Dice:2D6[5,5]=10
22:54:25 初志@ルート 予備ダイス2 2d6 Dice:2D6[1,2]=3
22:54:34 初志@ルート 予備ダイス3 2d6 Dice:2D6[2,4]=6
22:54:40 初志@ルート 予備ダイス4 2d6 Dice:2D6[1,3]=4