A1-光る本の呼び声
暖炉で焔が揺れる。
6人の冒険者の目の前には一人の青年が座っている。
「今回は依頼を受けてくれてありがとう。
これが例の本さ」
彼が冒険者たちの前にすっと置いたのは一冊の本。
魔法の言葉で『十の童話』と記された分厚い古書。
それは、何かに反応するがごとく激しく光を放っていた。
* * *
昨日、火竜の手羽先亭で依頼を受けた6人の面々はつい先程依頼人であるエリックの家を訪ねた。
依頼内容は何かが起こる気がするから一冊の本を図書館に持って行って欲しいというものであった。
文字にしてみるとまるでただのお使いのようであるが、内実は違う。
例えば、まずこの本。
これはかつて魔法文明時代に生きていた一人の魔術師にして作家が残したものである。
『十の童話』とタイトルが付けられたこの本の中には幾つもの"世界"がある。
その世界は背景だけの世界――白紙のページ。
"物語"は世界の中で登場人物が動くことで綴られていくのだ。
――この話は手羽先亭で他の冒険者からたちから耳にしたこともあるかもしれない。
そして図書館。
ルキスラから少し進んだ先に広がる森。
その森に霧が広がった時だけ姿を現すという。
蔵書されたのは基本的には魔法文明時代の貴重な書物たち。
司書を務めるヴィーラが蔵書全てを管理している。
しかし、森に霧が広がる機会は極めて少なく。
その姿を目にした冒険者の数は多くない。
『霧の図書館は自ら見つけて向かうのではない。
自ずから招かれて訪ねることができるのだ』
これは、そんな冒険者の一言である。
* * *
そう考えると今回の6人の冒険者は――招かれているようだ。
ちょうど天候を探れば、近いうちに霧が森の中に発生するはずだ。
「この本はもともとは図書館にあったものだからね。
きっと君たちを導いてくれると思うんだ」
エリックが差し出したのは激しく光る本。
この輝きも図書館が来訪者を待っている証拠なのであろうか。
「さて、それじゃ依頼について最後の確認をするね。
報酬自体は正直僕からはあまり払えないんだ。
でもその代わり、図書館から好きな物を持って帰ってくれればいいと思うよ。
あれは、僕のずっと昔の先祖が作ったものだから」
エリックが提示した報酬は各1500ガメル。
今回の冒険者たちにとっては若干少ないとは言えなくもない。
その代わりに提示されたのは図書館の蔵書だ。
ものによっては相当の額が着くはずだ。
「僕も図書館にこの状態の本を持っていったら何が起きるかはわからないよ。
でも、たぶんきっと何かが起きる。
君たちがその何かを見届けて戻ってきてくれるのを待ってるよ――勿論無事にね」
―――――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
それではセッションを開始させていただきます。
依頼を受けたシーンはばっさりカットしました。
もちろんPCの側で好きに書いていただくのは構いません。
皆さんはエリックの家で依頼の確認をしているシーンです。
【エリック・ジュべ】を『登場人物』に登録しておきます。
【十の童話】について見識判定が可能です。
目標値は10。成功すれば『用語目録』に記されたことがわかります。
【霧の図書館】について見識判定が可能です。
目標値は13。成功すれば『用語目録』に記されたことがわかります。
次シーンは時間を一気に進めますので、
何か依頼に関して質問がございましたら、こちらのシーンででお願いします。
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カテゴリ『A1-光る本の呼び声』にチェックを入れて投稿してください。
「ウオッ、マブシッ!」
と言って、目を塞ぐ(※人形が人形の目を)
お約束消化。うむ。
さて、このめっちゃ光る本を差し出したのが今回の依頼人。
童話作家かー。作家で稼げるのってすげー一握りって印象だぜ。
アリサも昔はなー。子供っぽく童話読んで・・・
・・・
・・・
・・・まー、短い期間だったけどなー。すーぐ、分厚い専門書に興味移りやがって。
「トリあえズ、何が起こルカわかランけド。
何か起こるッポイかラ、マズは行ってミヨーってこったナー。」
この依頼、金銭的な報酬は大した事ねーけど。
俺もアリサも金にゃ困ってねーから、そこは余り気になんねー。
そして、レアな蔵書が手に入るかも、となると俄然興味が出てくるぜー。
「ンデ。ソコは前にモ、冒険者が探索シタんだヨナー?
中はドーなってンノ? 何か注意点アッカー?」
既にある情報はあるだけ貰っとこー。
PLより----------------------------------------------
どうも、悪根です。宜しくお願い致します。
お初の方もおられるかと思われますので、先に言っておきましょう。
アリサは変人です。完全に言い逃れの余地なく変人です。
詳細はキャラクターシートをご参照頂ければと思いますが。
当方の行動や言動は、『リリ』が主体となっております。
取り敢えず、前にそこを探索した冒険者が持ち帰った情報はGETしとこうって構え。
「霧中の知恵の館」はザラッと読みました。
何かお静かにしとかないとダメな場所?
筆談の準備でもしましょうかねぇ?
知識判定の結果は、技能確定後に以下へ追記させて頂きます。
(2015/11/03 0:09頃 追記)
00:08:10 悪根@アリサ/リリ ≫ 見識判定:十の童話 2d6+9 <Dice:2D6[4,1]+9=14>
00:08:16 悪根@アリサ/リリ ≫ 見識判定:霧の図書館 2d6+9 <Dice:2D6[2,5]+9=16>
知ってた。
仕事の始まりは1冊の本だった。
――――招かれている。
その感覚は、シィノにはよくわからない。
シィノたちを招いたのは、図書館ではなく、目の前の依頼人だ。
それとも。
シィノがこの依頼を受けるのも、「招かれたから」なのか。
考えても詮無いことだ。
招くのは向こうの勝手。シィノにも断る権利はある。
シィノはシィノの意思で応じた。
つまるところ、これはいつもの依頼。
>「この本はもともとは図書館にあったものだからね。
> きっと君たちを導いてくれると思うんだ」
光る本は初めて見た。光っているせいで輪郭が見にくい。
>「さて、それじゃ依頼について最後の確認をするね。
> 報酬自体は正直僕からはあまり払えないんだ。
> でもその代わり、図書館から好きな物を持って帰ってくれればいいと思うよ。
> あれは、僕のずっと昔の先祖が作ったものだから」
別段少ないとは思わない。
少ないと感じるなら、それは実入り以上に欲しいものがあるからだ。
次の仕事まで飢えずに、屋根の下で暮らすだけあれば充分。
しかし、本。本か。
難しくなければ、読む。
光る本があるくらいだ。鳴く本や歩く本もあるかもしれない。
>「僕も図書館にこの状態の本を持っていったら何が起きるかはわからないよ。
> でも、たぶんきっと何かが起きる。
> 君たちがその何かを見届けて戻ってきてくれるのを待ってるよ――勿論無事にね」
目的があいまいな依頼は苦手だ。
雇い主は何をしてほしいのか。
シィノは何をすればいいのか。
大丈夫だ。問題ない。
今回はアルフェイト殿がいっしょだ。
ラキアスもいる。
ダグリオン殿とは護衛の仕事をしたことがある。
アリサ嬢とはあまり話したことはないが、ともに妖精の里を訪れた。
ラウラ嬢。またひとり、同族の知り合いが増える。
シィノと、ラキアスと同じ剣士。
彼女はどのように戦うのだろう。
本。図書館。
いままで縁が薄かった。
何が待っているのか、想像もできない。
まあ、いい。
行けばわかるだろう。
――――PL――――
改めまして、紫乃です。よろしくお願いします。
「おぉう......」
直視出来ぬ程、激しい光を放ちたるは一冊の本。
こういった不可思議なモノを見るのは、あの気色が悪い目玉以来だろうか。
この暗視が利く者に厳しい本を差し出されたのが、今回の依頼人のようだ。
要所要所は良く解らないが、
図書館へ本を返却すると何かが起こりそう故、見届けに行って欲しい。
という事だろう、多分。
提示された報酬は各々に1500ガメル。
依頼人はあまり払えないと言っていたが、
今迄受けた仕事の報酬と然程変わらない故に、少ないという実感は湧かない。
何より、1500ガメルは普段の生活では割と大金である故。
エールが樽ごと幾つか買う事が出来、ランチに事欠かく事も無く、
二ヶ月程度の生活費ならポンと支払う事が出来る......気がする。
......だがまぁ。 実際は消耗品の経費や武器防具の維持費・管理費で飛んで行き、
孤児院・道場へ金を入れたら結構ギリギリではあるのだが。
今の手持ちで一番高価な物は、奮発して買った盾であろう。 悲しきかな貧乏性。
そんな不純な理由がある故、自分に舞い込んだ仕事は可能な限り請け負いたい。
本も頂けるかもやも知れぬしな。 仕事の合間に読める本ならば尚良い。
一通り依頼人の話を聞き終えた後、僕は気になっていた事を尋ねる。
「承ろう......ところで伺いたいのだが。
その図書館とやらは、金属鎧着用で入っても大丈夫な場所なのだろうか?
そういった事が解らぬ故、注意点が有れば教えて頂きたい」
塒からだいぶ離れている上、場所が場所だけに行った事が無いのだ......図書館。
――――――――――――――――――――――――――
PL(Bake)より:
とりあえず、ダグにとって1500ガメルは大金だったり、
図書館がだいぶ縁遠い感じで描写?
ダグの抜けている感じが出ていれば幸いです。
本が直視出来ないくらい眩しいかは解りませんが、
ダグは暗視持ち故、わりあい苦手な気は致します。
ビルドやダイスは進行までに帰って来れれば、
追記して載せたいと考えます。
(2015/11/03 21:05頃 追記)
セージを取りそうに無いゆえ平目で
21:06:38 Bake@ダグ 見識判定:十の童話 2d Dice:2D6[6,3]=9
21:06:50 Bake@ダグ 見識判定:霧の図書館 2d Dice:2D6[5,4]=9
もし知ってたらどうしようかと。
図書館ーー。最後に訪れたのは何時のことでしょう。
ぼんやりとしか覚えていませんが、半年前でしたっけ。
気まぐれで訪れて、何となくで手にした本に少しだけはまって、閉館時間まで座り込んで読んでいたのを思い出します。
再び図書館へ訪れるとは依頼主の話を聞くまで思いもよりませんでした。
「うわぁ....!」
光る本。見たこともないゆえに眩しさで瞳を細めるを我慢して興味深々に見つめた。 子どもみたいと思われるかもしれません。
報酬は1500ガメル。あまり出せないとは言われましたが、極端に少ない訳でも生活に困っているわけでもありませんでしたので、引き受けるつもりです。
その代わりそこで見つけた物を持って行ってもいいというのはおいしい話です。 面白そうなの持ち帰ってお土産にしましょう。
この前は失敗してしまいましたしね。何がなんでも見つけ出したいです。
初めてパーティーを組んでからの仕事。シィノさん、アルフ。一緒にいるただそれだけで安心感を覚えます。 心強いですね。
そういえば、もうひとり見かけない私とシィノさんと同じく同族の方ラウラさんを見かけました。剣士である彼女はどんな戦い方をするのでしょうか。
すこし興味がわいてきます。
ダグリオンと名乗ったドワーフに見覚えがあります。それは、まあ。こちらがやらかしましたから今度は失礼のないようにしたいです。 少しでもお近づきになれたらいいなと思います。
最後に人形を持った女性アリサさんでしたね。人形を動かして喋っているように見せかける....おもしろい。どういう仕組みなのでしょうか? 時間があればすこしお話してみたいです。
ーーーーーーーーーーーーーー
PLより
改めてよろしくお願いします。
いろんなものに興味深々の好奇心旺盛なラキアスです。
アリサさん変人というより面白そうな人という認識が強いかな。
「・・・ふむ」
激しく光っている本を目の端に捉えながら、話を聞く。
依頼はどうやらこの本を持って・・・図書館?にいけばいいとの事だ。
報酬は1500G・・・それと図書館で好きなものを持ち帰っていいとの事。
・・・そうだ。あとでエリックさんにサイン貰おう。この人の童話、結構好きなんだよな。
ふと、周りを見渡す。
喋る人形を抱えた人間。アリサ。
真っ赤、それでいて派手な服を着たナイトメア。アルフェイト。
黒い服、そして表情にあまり変化がないシャドウ、シィノヴィア。
長いお髭が特徴的なドワーフ、ダグリオン。
終始、ニコニコしているシャドウ、ラキアス。
・・・うん。まぁ、分ってはいたが。
知り合いがいない。
やはり、慣れない。冒険者はたしかに一期一会だが・・・
・・・ま、まぁ。なんとかなるだろう・・・なんとかなるはずだ。
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PLより
改めまして、よろしくおねがいしますー。
(・・・こんな感じでよかったのかな?)
(2015/11/03/23:14分頃 追記)
23:13:00 Apple@ラウラ 見識判定:霧の図書館 2d
Dice:2D6[5,4]=9
23:12:45 Apple@ラウラ 見識判定:十の童話 2d
Dice:2D6[1,3]=4
まぁ、知らないですよね・・・
「しゃー、新メンバーも加わった事やしさっそく依頼でも受けっかー♪」
と、依頼を探したのが昨日の事。
で、ちょうど良さそうな依頼がこの依頼やった訳で今日さっそく依頼主の元にやってきた。
今回のメンバーは同じPTのシィノっちにラッキー。
以前他の依頼で同行したことのあるダグの旦那にアリサちゃんとリリちゃん。
それから初めて見る顔であるシャドウのラウラちゃんや。
今回の依頼人はエリック・ジュベって男や。
この歳になって童話は流石に読まんくなったが、それでも名前を耳にした事はある位のそっち方面やと名のある人物やな。
個人的には結構おもしろそうな依頼やないかと期待して話に耳を傾ける。
>「今回は依頼を受けてくれてありがとう。
これが例の本さ」
>「ウオッ、マブシッ!」
>「おぉう......」
>「うわぁ....!」
>「・・・ふむ」
「へぇ、これが十の童話ねぇ・・・」
各々が光る本を見てリアクションを取っている。
十の童話・・・本好きの間では割と有名な本やな。
童話に興味が無い俺でもざっくりとした内容くらいやったら知ってるし。
まぁその本が今フラッシュしてる理由はさっぱりわからんのやけどなー。
つーか今回の依頼、簡潔に言えばこの本をある場所に持っていくってだけの簡単なお仕事。
正直言えばあまりにも張り合いが無さ過ぎて逆に受ける気が失せかねへんような内容や。
せやけど依頼内容の中にはどーーーーしても聞き流せへん単語があった。
《霧の図書館》
なんでも魔法文明時代のレアな本がよーさん蔵書されとるって話や。
ルキスラからちょっと行ったとこにある森に霧が広がった時だけ姿を現すって噂を聞いて、
俺もルキスラに移り住んだ頃には何度か足を運んだことがあるけど、
そもそもあそこら辺に霧が出る事なんてほっとんど無いし、ぶっちゃけマユツバやと思ってた。
>「この本はもともとは図書館にあったものだからね。
きっと君たちを導いてくれると思うんだ」
エリックは霧の図書館が存在すると知ってるかの様に話を進めてる。
実際手にはフラッシュ継続中の不思議本。
コイツが痛い妄言者とかでもない限り、結構期待してええんやないの?
>「さて、それじゃ依頼について最後の確認をするね。
報酬自体は正直僕からはあまり払えないんだ。
でもその代わり、図書館から好きな物を持って帰ってくれればいいと思うよ。
あれは、僕のずっと昔の先祖が作ったものだから」
俺はその言葉を聞いて気が付けばエリックの両肩を掴みかかる勢いで迫っていた。
「マジか!?ええんか!?あっこの本好きなだけ持って帰っても!?男に二言は無ぇ!?」
今回提示されている報酬は1人当たり1500ガメル。
これがただのお使いやったら割りのええ額やろうけど、実際は何が起こるかはわからへん。
不確定要素満載のこの内容やと終わってみれば全然割りに合わんってことも有り得る訳やけど・・・
《魔法文明時代の本を好きなだけ持って帰ってもええ》
本好きにとってこれ以上の報酬は無いやろマジで!?
>「僕も図書館にこの状態の本を持っていったら何が起きるかはわからないよ。
でも、たぶんきっと何かが起きる。
君たちがその何かを見届けて戻ってきてくれるのを待ってるよ――勿論無事にね」
「いよっしゃぁぁぁぁぁ!!俄然やる気がでてきたでぇぇぇぇぇ!!」
ラッキーが加入して早速こんな依頼が入って来るとはな♪
やっぱラッキーは幸福の女神様やで!
――――――――――――――――――――――――――――――
PLより
さてさて遂にセッションスタートですよ。
みなさん改めてよろしくですよー♪
《技能判定結果》
21:20:59 忠弐ヤマイ@アルフェイト ≫ 見識判定:十の童話 2d+10 <Dice:2D6[1,4]+10=15>
21:21:25 忠弐ヤマイ@アルフェイト ≫ 見識判定:霧の図書館 2d+10 <Dice:2D6[3,5]+10=18>
余裕ですの!
>「ンデ。ソコは前にモ、冒険者が探索シタんだヨナー?
> 中はドーなってンノ? 何か注意点アッカー?」
霧の図書館の内装について、リリがエリックに尋ねる。
「聞いた限りでは、普通の図書館に見えるみたいだよ。
ちょっと内装は昔風で変わったところもあるけれど。
でも......行く度に微妙に変化があるらしくて。
これから行った時にどうなっているかはわからないや。
――もしかしたらすごいことになってるかも」
図書館内部は概ね図書館としてイメージされるものと変わらない......はずらしい。
ただ、時によってその内部に異変が起きたり、造形すら変わってしまうこともあるらしく。
はっきりとしたことは断言できないということらしい。
その辺りは魔法文明時代の遺産ならではと言えるだろうか。
>「承ろう......ところで伺いたいのだが。
> その図書館とやらは、金属鎧着用で入っても大丈夫な場所なのだろうか?
> そういった事が解らぬ故、注意点が有れば教えて頂きたい」
「図書館といってもちゃんとした図書館じゃないんじゃないかな。
前冒険者の人たちが訪ねたときは魔物に襲われたこともあるらしいし。
そう言った意味では鎧とかも着込んで準備していった方がいいと思うよ」
ダグリオンの問いかけに対してエリックの答えはこうだ。
確かに、図書館のルールを守ろうとして命を落とすのでは馬鹿らしい。
ちょっとくらいルールに抵触しそうでも身を守るのが冒険者というものか。
>「マジか!?ええんか!?あっこの本好きなだけ持って帰っても!?男に二言は無ぇ!?」
アルフェイトが興奮した様子でエリックに確認を取ると、
「何冊も持って帰れるなら持って帰ってきてもらっても構わないよ。
中がどうなっているかわからないから好きなだけ持って帰れると断言はできないけど。
ただ、持って帰ってきた本は君たちの好きにしていいから」
とりあえず持って帰って来れたら、自分のものにしても問題ないらしい。
* * *
エリックに見送られ、6人の冒険者は目的の森へと向かう。
森の輪郭が微かにぼやけているのがわかる。
内部では霧が発生しているのだろうか。
知識があるものがその様子から探れば、次第に霧刃は全体を覆い、しばらく留まることがわかるであろう。
そして、まるで霧に反応するかのように。
エリックから受け取った光る童話本はより強く輝く。
――若干、本が動いているようにも感じなくはない。
* * *
森の中を奥に進めば進むほど、全体を包む霧は深く色濃くなっていく。
足元が見えず、幾度か転びそうになりながらも進んでいくと、ついに"それ"は現れる。
――巨大なシルエット。
上部に見えるのは屋根のようなもの。
その影は大きな建造物に見えた。
おそらくこれこそが、今回の目的地――霧の図書館である。
はっきりとシルエットが浮かび上がった瞬間。
『十の童話』が突如揺れだし、あたりを淡い光で包み込む。
その光によって眼前に図書館がその姿をくっきりと現した。
四階建ての重厚な建造物の前に石像がひとつ。
一見美しい人間のような姿であるが幾つか鳥の特徴が見える。
この像のモチーフは幻獣ディーラであると知る者はわかるかもしれない。
石像は一冊の石造りの書物を大切そうに抱えており、その像の周囲を六冊の本が中に浮かびながら旋回している。
像や図書館に誰か一人でも近づけば、ディーラに抱えられた石の本が淡く光る。
そして奥の方でギイギイと重い音。
よく眺めてみると、図書館の大きな扉がいつの間にか独りでに開いている。
そして石像の周りに浮かんでいた六冊の本が空中で急停止したかと思うと、
凄まじい勢いで開いた図書館の扉から建物の中へと吸い込まれていった。
六冊の本を吸い込み終えた図書館の扉は再度ゆっくりと閉ざされる。
そしてその扉の目の前にはプリズムに輝く光の柵状の壁が作られた。
* * *
――全てが静まった後。
石像に抱えられていたはずの本が地面に落ちる。
いつの間にか石であったはずのそれは、青い背表紙の書物になっていた。
中を開いてみれば、魔法文明語でこう記されている。
『書物は知の源であり、新たな道を切り拓く鍵である』
* * *
一度図書館の扉の方に近づいてよく探索を行ってみれば、
その光の壁の中央下部に何かを嵌める事のできる窪みを見つけることができるだろう。
それは――そう。
ちょうど例の青い書物と同じ形のような。
正しいものを嵌めればその扉は開くであろうか。
―――――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
まずエリックから簡単なお答え。
彼自身は入ったことがないので詳細なところはわかりかねます。
森の外側で天候予測判定を行えます。目標値は13。
成功すればしばらく霧が続くのがわかりますね。
十の童話については誰か一人のPCが所持してください。誰でも構いません。
そのPCは最初に異変に気がつきます。
ディーラについて魔物知識判定が可能です。目標値は8です。
成功すればディーラの正体がわかります。
また、落下した書物は魔法文明語の読文を持つPCであれば、内容を理解できます。
柵状の光の壁にたいして探索判定が可能です。目標値は13。
成功すれば窪みを発見できます。
光の壁に対して解除を試みることも可能です。
アンロックキー、アンロック、ディスペルマジック等で目標値は30です。
何らかの行動を起こしておいてください。
その結果先に進めるようになった場合、次進行では中に移動するシーンまで進めます。
「――もしかしたらすごいことになってるかも」
「ブっつけカー。ナーんカ、魔剣の何某っぽイ感じがするナー。」
まー、図書館って事には変わりねーんだ。
その枠組までぶっ飛ばすよーなのはねーだろー。多分。
「何冊も持って帰れるなら持って帰ってきてもらっても構わないよ。」
『覚悟ハいいカヨー、マルコー。』
『器物虐待反対であるぞっ。それと私はマルコォォネイッである。
人の名前を略すのではないっ!』
このプチ生意気な革製品にゃー、精々腹一杯になって貰うとすっかー。
※※※※※
「コノ感じナラ、しばラクは保つナー。」
この霧の事だ。
例の図書館は霧が晴れると消えちまうらしいからなー。
時間に余裕があんのはいー事だぜー。
「・・・オ? アれカー?」
朧気だが、何か前方に影が・・・
PLより----------------------------------------------
『』内は魔法文明語。
取り敢えず、イベントが起こる手前、霧突入辺りまで。
次の進行までにもういっちょ続きを投下する構え
00:33:45 悪根@アリサ/リリ ≫ 天候予測判定 2d6+5 <Dice:2D6[6,4]+5=15>
00:33:52 悪根@アリサ/リリ ≫ 魔物知識判定:ディーラ 2d6+11 <Dice:2D6[2,2]+11=15>
天候予測とまもちきは成功。
探索は・・・スカウト組がこんだけいる中でしなさそーなので一端、見送り。
まさかの全員失敗ならやる。
>童話本を誰が持つ?
アリサは魔法使う為に片手を使います。もう片方はリリ専用。
なので手に持っては運べないです。
他の方も余裕がないようでしたら、マルコーネイにでも突っ込んどきましょう。
>光の壁
窪みに青い書物入れれば開く?
あるいは童話の方?
知がお望みって事なら、青い書物に
何か豆知識でも書き込んで見てから嵌めて見る?
>キャラシー
アリサはもう、確定したつもり。
>「ンデ。ソコは前にモ、冒険者が探索シタんだヨナー?
> 中はドーなってンノ? 何か注意点アッカー?」
>「承ろう......ところで伺いたいのだが。
> その図書館とやらは、金属鎧着用で入っても大丈夫な場所なのだろうか?
> そういった事が解らぬ故、注意点が有れば教えて頂きたい」
>「マジか!?ええんか!?あっこの本好きなだけ持って帰っても!?男に二言は無ぇ!?」
アリサさん。ダグリオンさん。アルフがエリックさんに質問していきます。
まとめると基本的には普通の図書館の見た目だが、入るたびに変わるらしく。時には、モンスターが出る可能性があるため。準備は怠らないほうがいい。また好きなだけ持って帰れるとは限らないが、持って帰れたものは私たちの物にしていいとのことです。
こくこくと頷く。
興奮は未だに収まってはいませんが、まわりが見えなくなるほどではありません。大丈夫、話はきちんと聞いていますよ。 2,3冊は最低持っていきたいです。
「はは、アルフすごく嬉しそうだね。まあ、無理もないよね。」
この中で一際興奮しているのはアルフです。意外なことに書物を読むのが好きなんですよ。ああみえて。 依頼主の機嫌を損ねるようなら止めに入ろうかとも思っていましたが、その様子は見受けられないのでよさそうですね。
>「コノ感じナラ、しばラクは保つナー。」
「霧...。」
森の奥へ進むほど霧が濃くなっていきます。いつまで霧がもつのか私にはわかりませんでした。アリサさん天気予測にも長けているようです。
前方だけでなく左右、上、時々後ろを振り返り辺りを見渡す。 視界は霧のせいであまり良くありません。数メートル先を認識するのが精一杯です。 目はあまり役に立ちません。ならどうします? ―――簡単なこと。耳を使い音を。気配を感じ取ればいいのです。 枝についている葉っぱの擦れる音。大地を踏みしめる音。生き物の吐息。そして殺気を。 それらを感じ取ろうと耳に集中させた。
依頼内容はちょっとしたことではあります。ですが、その道中は深い森の中。何が出てきてもおかしくありません。警戒はするに越したことはないでしょう?
>「・・・オ? アれカー?」
「え?どこどこ?」
アリサさんが何か見つけたようです。一時的にそちらのほうへ目を向けた。
大きな建物の影。目的地の図書館でしょうか。
鳥人間の像。空飛ぶ6冊の本。吸い込まれた後に現れた光の壁。最初から不思議な光景ばかりですね。
壁に鍵穴や登ぼれそうな場所はないのか探してみる。
「なんでしょう?これ」
>「どちらにしますか?」
本1冊ちょうどはまりそうな窪みを発見。シィノさん、ラウラさんも気が付いたようです。童話、青い本どちらか・・・
「私は青い本がいいです。ラウラさんは?」
ここは素直に出されたものを選びます。 だだの勘なんですけどね。
------------------------------------------------
PL より
ダグリオンさんが妖精魔法使うとのことなのでここまで。後から書き足します。んー反応までは書き込めなかったです・・・。
11:56:30 アイベックス@ラキアス ≫ 天気予測判定(一応) 2d6+7 <Dice:2D6[3,2]+7=12>
11:55:20 アイベックス@ラキアス ≫ 光の壁に対して探索判定 2d6+7+1 <Dice:2D6[5,3]+7+1=16>
探索判定は成功。いちたりない!書物の文字を読めるアルフ、アリサさんのどちらかから頼まれて探すとか興味で調べて窪みが本入りそうだと思うとかになるかな?
>本の所持者決め 書物大好きアルフかダグリオンになるかな?シャドウsは盾と剣で両手塞がってますし。アリサさんも人形で手が塞がっていますから。
>キャラシ 私はこれで確定です。
【追記】自分も青い本でしょうか。
森の中、霧に包まれて歩く。
白い闇だ。濃い。
しばらく晴れそうにない。
そんな中に、建物があった。
大きい。
図書館らしいかどうかは、図書館をよく知らないのでなんとも言えないが。
時を渡って知識を受け継ぎ、たくわえる施設としては、十分なたたずまいだ。
鳥人の石像がある。
その周りの6冊の本は、どうやって浮いているのだろう。
その本たちは、建物の中へと飛んでいってしまった。
残ったのは、石像が持っていた1冊だけ。
行く手は、光の壁にふさがれてしまった。
―*―*―*―
扉か鍵穴でもないかと探してみるが、くぼんだ部分がひとつあるだけだった。
大きさは、そう。ちょうど本が1冊入りそうな。
手元の本は2冊。
「どちらにしますか?」
――――PL――――
青い本から試してみませんか。
ドゥナエーのダンスに反応したかったけど、先に書くので描写は断念。
許されるなら、あとで追記します。
22:37:44 紫乃@シィノ ≫ 天候予測判定 2d6+8 <Dice:2D6[2,3]+8=13>
22:38:56 紫乃@シィノ ≫ 壁探索 2d6+8 <Dice:2D6[2,4]+8=14>
森の近くまで着いた時、輪郭が微かにぼやけて見えた。
奥へと踏み入れば、次第に霧は色濃くなるだろう。
何はともあれ用心するに越した事は無い。
「御二人とも。
少々此方へ来て頂けるだろうか」
シィノとアリサへ一声掛け手招いた。
「30秒程、その場を動かないで頂きたい。
なぁに、単なる御呪い(おまじない)というヤツだ」
二人が自分の近くへ来た事を確認した後、
懐から魔晶石を一つ取り出し手の上で軽く放る。
『来たれ、月光の徒』
放った魔晶石は虚空へと浮かび、1m程の小さなヒトガタをかたどる。
『昼間に呼んですまない。
《チカラ》を貸してくれ』
ヒトガタは一つ頷き、ぼんやりと発光しながら自分達の周りを舞い回る。
此れを見た者は稀に良い事がある......らしい。
数十秒後、役目を終えたヒトガタは還ってゆく。
残されるは、含有するマナを失い紫色から透明と為った魔晶石のみ。
程なくして地面へ落ちた其れは、崩れ去り跡形も無くなった。
「さて。 森へ入ろうか。
あまり他の方々を待たせるのも悪いゆえ」
何事も無かったように、二人へ声を掛け進行を促す。
目指すは森の奥、だ。
* * *
転がりそうになりながら暫く奥へ歩を進めると、
巨大な建造物のシルエットが見えて来た。
件の本が震えた後、建造物は淡い光に因りくっきりと姿を現した。
おそらく此処が件の図書館なのだろう。
......あと、やはり少し本が眩しい。
その後、女性の石像(暫定:ボインさん)の周りに漂っていた本が、
突如開かれた扉から建物の中へ吸い込まれ、
扉の前に不可思議な光の壁が現れた。
そして、石像が抱えていた本が落下し、青の書物が残された。
何が何やら解らないが、何かしろという事だろう、多分。
シャドウ組が壁に何か嵌めれそうな窪みを見つけ、
相談の結果、先ずは件の青の書物を嵌め込むようだ。
「私もそれで構わない。
何かが起これば御の字ゆえ」
門外漢が口を挟んで、話を混ぜ返す必要も無いだろうしな。
......それにしても。 あのボインさんは一体何者なのだろうか。
繁々と眺めてみるが、どうにも思い出せないのだ。
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PL(Bake)より:
私も青の書物で良いと考えます。
魔物知識で1ゾロ振った故、
チラチラと石像を見ませう。
多分、本人にその気は無いですが、傍から見れば変人だと思います。
ディーラ=ボインさんは、PLの安易な発想です。
鳥を擬人化等すると、おっきかったりしている気が致します。
とりあえず、森へ入った辺りで【サモンフェアリー】を行使し、
ドゥナエーを召喚からの『月の舞』をシィノ・アリサ/リリ・ダグへ使用。
ドゥナエーの『月の舞』は接触なので近くに居て頂けると助かります。
>キャラシー
ダグも概ねこれで確定致します。
・信仰はサカロス
・能力を調整し腕輪を指輪に。
・抵抗判定用の月光と陽光の指輪・魔符を用意
特に問題が無ければ之で行こうと考えます。
>童話本を誰が持つ?
武器の装備しなければ、ダグの片手は空けられますね。
ぶっちゃけ、他の方と違い武器や発動体を使用する事はあまり無いと考える故、
手に持つならばダグが良いと考えます。
もっとも、荷物に突っ込んで大丈夫そうならば其方でお願いしたい所。
いざという時に手へ持つ事を考えるならば、ダグの荷物へ突っ込むでも良いかもしれません。
○ダイス等
22:59:05 Bake@ダグ 天候予測判定 2d+4 Dice:2D6[6,4]+4=14
22:59:52 Bake@ダグ 【サモンフェアリー】を行使 ドゥナエーを召喚 2d+4-4 Dice:2D6[4,1]+4-4=5
23:00:51 Bake@ダグ ドゥナエー:『月の舞』→対象:シィノ 2d+5 Dice:2D6[3,1]+5=9
23:01:17 Bake@ダグ ドゥナエー:『月の舞』→対象:アリサ/リリ 2d+5 Dice:2D6[6,2]+5=13
23:01:55 Bake@ダグ ドゥナエー:『月の舞』→対象:ダグリオン 2d+5 Dice:2D6[1,6]+5=12
23:02:54 Bake@ダグ 魔物知識判定 2d6 Dice:2D6[1,1]=2
天候予測成功・月の舞も全て成功・まもちき50点。
探索判定は致しません。
ダグリオン【HP】36/36【MP】44/50
魔晶石(5点)を1個消費。
>「ンデ。ソコは前にモ、冒険者が探索シタんだヨナー?
> 中はドーなってンノ? 何か注意点アッカー?」
>「承ろう......ところで伺いたいのだが。
> その図書館とやらは、金属鎧着用で入っても大丈夫な場所なのだろうか?
> そういった事が解らぬ故、注意点が有れば教えて頂きたい」
>「マジか!?ええんか!?あっこの本好きなだけ持って帰っても!?男に二言は無ぇ!?」
リリちゃんやダグリオン、アルフェイトがそれぞれ質問している内容を聞く。
・・・要約すると、
外見は普通の図書館だが、中はいろいろと変化があるらしい。
図書館といっても、中には魔物がいるらしい。(今回もいるとは限らないみたいだが)
持ち帰れるなら何冊でも持ち帰ってよい。(・・・どんな本あるんだろうなー)
・・・霧がすごい。
まさにその一言(?)に尽きる。
>「コノ感じナラ、しばラクは保つナー。」
リリちゃんの言うとおり、この霧はもうしばらく続きそうだ。
「・・・ふふっ、どんな本があるんだろう」
大きい建物がそこにはあった。
・・・ここが、例の図書館だろうか。
最近図書館行ってないなぁ・・・いや、今は関係の無いことか。
・・・えっと、なにが起こった?
鳥人間の石像?の周りに浮かんでいた本が建物の中に吸い込まれた瞬間、扉の前にものすごく光っている壁が現れた・・・・・・ううむ。
光る壁に近づき調べる。
よく見ると、くぼみがあった。
・・・ちょうど、本が入りそうなぐらいのくぼみが。
>「どちらにしますか?」
・・・あるのは童話、そして先ほどの像から落ちた青い本。
>「私は青い本がいいです。ラウラさんは?」
「・・・私も、青い本のほうですかね」
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PLより
青い本を入れて・・・普通に壁消えたらいいなぁ・・・
21:34:47 Apple@ラウラ 光の壁に探索 2d+7 Dice:2D6[6,3]+7=16
21:33:02 Apple@ラウラ 天候予測判定 2d+7 Dice:2D6[3,4]+7=14
「御二人とも。
少々此方へ来て頂けるだろうか」
「ンー? ナンゾー?」
ダグのおっちゃんに呼ばれた。
「30秒程、その場を動かないで頂きたい。
なぁに、単なる御呪い(おまじない)というヤツだ」
魔晶石を取り出すって事は。
『来たれ、月光の徒』
妖精召喚かー。こいつはドゥナエーだーな。
風来神の奇跡に近い加護を与えられる月光の妖精。
『アリガトナー』
還ってく妖精に手を振り。
「さて。 森へ入ろうか。
あまり他の方々を待たせるのも悪いゆえ」
「アイヨー。」
※※※※※
「ホム。」
スカウト組が図書館の入口を調べる間。
こっちはディーラの石像を調べてみる。
さっき、石だった本が青い本になったわけだから・・・
「コイツもソーだったりシネーのカナー。」
まー、そーだったとしても治す手段ねーけど。
※※※※※
「どちらにしますか?」
「私は青い本がいいです。ラウラさんは?」
青本で決まりそーだ。
「試してダメなラ、ソノ時に考えリャーいーんジャネー?」
ご丁寧に鍵って書いてくれてんだしなー。
PLより----------------------------------------------
まずは青でGOしましょうか。
一応、ディーラの石像も調べておきます。どの判定を使うか微妙だったので2d6で。
あと、ドゥナエーの魔物知識判定も。
09:56:54 悪根@アリサ/リリ ≫ 魔物知識判定:ドゥナエー 2d6+11 <Dice:2D6[5,5]+11=21>
09:57:08 悪根@アリサ/リリ ≫ 調べる:石像 2d6 <Dice:2D6[5,2]=7>
なんだかんだあったらしいがとりあえず霧の図書館があるらしい森に向った。 なんであったらしいとあやふやな言い方をしてるかと言うと、本を好きにしていいと聞いた後テンションが上がり過ぎてあんまり記憶がないでやんす。 いや失敗失敗、とりあえず道中で他のメンバーから他にも情報を聞き出しておいた。
なんでも見た目はちょっと昔の、それでも至って普通の図書館。 せやけど行く度に微妙な変化があったり、場合によってはすごいことになるらしいとか。 そして重要なんが図書館やのに何故か魔物が出現するとか・・・。 うーん、なんか昔これに似たような話の小説を見たなぁ。 冴えないデブオヤジの癖に可愛い嫁さんがいる商人が毎回入るたびに地形 が変わるダンジョンにお宝を求めて挑む物語・・・。 ならまさに今回の依頼は「アルフェイトの大冒険 不思議の図書館」ってか♪
「おぉ、マジで霧が出てるやんけ・・・」
このタイミングでこの辺りに霧が出てくるとか出来すぎやろ。 エリックの言うとおりほんまに導かれてるみたいや。
「つーかさっきっから本の光強くなってねぇか? ええ加減眩しいわ。」
心なしか動いてるような気すらするんやけど?
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それからどれくらい歩いたか忘れた頃に巨大な建物が姿を現す。 十の童話も暴れて光ってるあたりこれが霧の図書館やろうな。
「この像は幻獣ディーラやな。周りを見た感じなんかの仕掛けやろうか?・・・って!?」
像の周りを飛んでた本の像が扉から建物の中へと吸い込まれていく。 どーゆうことだってばよ!? それから足元に
「ん、なんやこれ?」
よく見と何故か石の像やったハズの本ん地面に落ちる。 いつの間にか石であったはずのそれは、青い背表紙の書物になっていた。
「ええーっと『書物は知の源であり、新たな道を切り拓く鍵である』か」
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PLより
すこしばたばたしていて慌ただしい更新になってしまいすいません。
00:11:07 忠弐ヤマイ@アルフェイト ≫ 魔物知識判定 2d6+10 <Dice:2D6[1,2]+10=13>