0-プロローグ
冒険者たちは薄桃色のモヤに包まれていた。
ふいに、風が吹いた。
風は、あっという間にモヤを吹き飛ばしてしまい、一気に視界が開けた。
そして、冒険者たちは自分たちがとても美しい広大な湖のほとりに立っていることを知る。
空の青を写し取ったように、青く澄んだ湖。その湖面すれすれのところを、白い鳥が飛んでいる。
高く、険しく、切り立った断崖が、まるで大神の手のひらのように湖を包み、
その上からは幾筋もの滝がゴォゴォという音を響かせながら、絶え間なく流れ落ちている。
自分たちが立っているのは、断崖に囲まれた湖の唯一の岸辺だ。
「おやや? もしかして、お客さんかな?」
ふいに、背後から交易共通語で話しかけてくる声がする。
振り返ると、黒い毛並みの猫がいる。
猫は、身長が1mほどで、2本の足で直立し、青い帽子を被っていた。
古代種妖精のケットシーだ。
「これは、ボクからのプレゼントさ。
ほらほら、遠慮せずにかけてみて!」
ケットシーは、冒険者たちに<妖精のメガネ>を手渡す。
<妖精のメガネ>を装着した者は、妖精後の会話ができるようになり、
ルーンフォークでも妖精が見えるようになる。
ケットシーは、冒険者たちに向かって、次のように言う。
「ようこそ、<天の及ぶところその悉くに並ぶ者なき叡智と、
地上のありとあらゆる財宝にもってしても代え難い美貌とを兼ね備えたる偉大なる魔術師、
すべての妖精たちにとっての妹にして姉、神々に愛されし者、
"妖精女王"アラマユ・ハメスタガラス様が、この世に生み出した至宝、
荘厳にして優美なる妖精たちのための永遠の楽園――妖精郷>へ!
ボクの名前は、グラタン。
アラマユ様から、この妖精郷の管理人を任されているケットシーだよ」
そのままグラタンはぺこりと、冒険者たちに向けて頭を下げて。
「お客さんが来たんなら、宿を再開しなきゃね」
嬉しそうに笑いながら、湖に歩み寄り、帽子の下から取り出した小さな銀の鍵を湖に投げ入れる。
すると、どこからともなく、ゴーン、ゴーンという鐘の音が響いてくる。
驚いてあたりを見渡すなら、四方の空に鐘楼が浮かんでいるのが見えるだろう。
しばらくして、鐘の音が鳴り止むと、冒険者たちの目の前の岸辺から湖の真ん中に向かって、
真っ直ぐに伸びる石造りの橋が、湖の底から浮かび上がってくる。
そして、橋の先には白く塗られた壁に、薄桃色の屋根の小さな建物が現れる。
グラタンは、その建物を指差し、
「あれが、妖精郷自慢の宿屋<七色猫のおもてなし亭>だよ。
さあ、ついてきて。
久しぶりのお客さんを歓迎して、おいしいお茶をご馳走するよ」
そう言ってから、手近な冒険者の手を取ってスタスタと石の橋を渡り始める。
建物に近づくと、玄関口の上に猫の形をした看板が掲げられていて、
魔法文明語で『<七色猫のおもてなし亭>』と書かれていることに気づくだろう。
* * *
グラタンは中に入り、冒険者たちを食堂に案内する。
「ちょっと待ってて。お茶を淹れてくるから」
そう言い残して部屋を出て行ってからほどなく、グラタンは人数分のカップを持って戻ってくる。
カップは、温かい紅茶で満たされていて、芳香な香りのする湯気が立っている。
一口飲めば、その紅茶が最高のものであることがわかる。
どうやらグラタンは、嬉しくて仕方がないという様子だ。
「さて、何から話そうかな」
彼はひとつそう呟いてから。
「そうだ、まずは、お客さんのことを教えてよ。
お客さんはどうしてこの妖精郷へ?」
そう冒険者たちに問いかけてきた。
―――――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
それではどうぞよろしくお願い致します。
最初なので処理や描写は極めて事務的に。
皆さんは<妖精のメガネ>を受け取ります。
このメガネをかけることで、妖精が見えるようになり、妖精語が話せます。
ケットシーに対して魔物知識判定が可能です。
目標値は9/16です。
皆さんは1D6を行っていただき、まずは導入の決定をしてください。
一番多く集まった導入を皆さんの導入、つまり妖精郷に来た目的とします。
では、キャラクターシートと最初の投稿お待ちしております。
※追記
導入決定の方法を少し変えました。先に三つの導入タイプについて公開します。
背景、妖精郷にきた原因、妖精郷での目的についてはそれぞれ以下のものとなります。
1~2:【導入1:妖精の財宝を手に入れろ】
○背景:引退した冒険者から妖精郷の伝説について聞いた。
○原因:古地図を頼りにして、とある遺跡の最奥の部屋で魔法陣を発動させた。
○目的:できるだけ多くの財宝を手に入れること。特に<妖精王の冠>がお目当て。
3~4:【導入2:妖精の財宝を手に入れろ】
○背景:「妖精郷の伝説」について顔見知りの露天商や冒険者の主人から聞いた。
○原因:露天商から入手した本を頼りにして、とある遺跡の隠し部屋で魔法陣を発動させた。
○目的:妖精郷消滅の謎を解明すること。
5~6:【導入3:行方不明の少女を探せ】
○背景:エマ・ローズワースという女性を探して欲しいという依頼を受けた。
○原因:エマが行方不明になった山で突如霧に包まれて、気がついたら妖精郷に来ていた。
○目的:エマを探し出すこと。もしくはエマの持ち物を持ち帰ること。
導入は各PC毎に個別でもいいかなーと思います。たぶんなんとかなる、はず。
エマという少女を探す依頼を私は受けていま、件の少女が消えたという山に来ている
「...む?これはどういうことだ?」
私は何かモヤに包まれていた
この世に生まれて百年と数十年、このようなことはない、初めての経験だ
心が躍り少しばかり目が輝いてしまった、うむ、比喩表現でなく実際に目が光ったのだ。不謹慎だがしょうがないだろう
「...ぬ?...おお!!」
素晴らしく綺麗な湖!!これは良い!
空気も澄み渡り....あぁ鉱石の体が喜んでいるのがわかる!!
「これは深呼吸を!.....あぁ私は口がなかったのだった」
興奮状態であるがあまり緊張しないようだ、なんというかここの空気がそんなに良くないものを含んでいるようには思えないというか.....どうなのだろうか
「しかし....エマ嬢が消えたのはなんなのだ?私のようにこんな状況に......?」
>「おやや? もしかして、お客さんかな?」
「む?そういう君はだれかな?」
雰囲気はどこか柔らかく可愛らしい、ふむ警戒する必要はなさそうだ
それに不思議な猫だ、きっと世に聞く妖精というものなのだろう
ならば私も丁重に対応をするだけだ、なにせお客さんと呼ばれているのだから
>「これは、ボクからのプレゼントさ。
> ほらほら、遠慮せずにかけてみて!」
「メガネか、私にも似合うか.....どうかだが
もらえるものならばもらっておこう、ありがとう、猫君」
このメガネはただのメガネではないな、だがまぁ私に効果があるか、というのはわからない
なにせ私はフロウライト、鉱石の体を持つヒトなのだからな
>「ようこそ、<天の及ぶところその悉くに並ぶ者なき叡智と、
> 地上のありとあらゆる財宝にもってしても代え難い美貌とを兼ね備えたる偉大なる魔術師、
> すべての妖精たちにとっての妹にして姉、神々に愛されし者、
> "妖精女王"アラマユ・ハメスタガラス様が、この世に生み出した至宝、
> 荘厳にして優美なる妖精たちのための永遠の楽園――妖精郷>へ!
> ボクの名前は、グラタン。
> アラマユ様から、この妖精郷の管理人を任されているケットシーだよ」
「妖精郷とな!これは面白いではないか」
此度の旅は新たな知識などを求めるには最良の場ではないか!
妖精郷、妖精の郷というだけあって人の手はあまり入っていないはず、そんな場所に来ることができるなんて私はとても幸運だ!
>「お客さんが来たんなら、宿を再開しなきゃね」
「宿と?このあたりにそんな建物は....」
ケットシーの持つ鍵が湖に投げられると橋、建物が湖に浮かび上がる
既に驚きが最高潮になっている
「美しい....」
ほぅとため息が出そうになる、だが先ほどケットシーのグラタン君は宿といった、つまりあそこに泊まることができるということ
あのような美しい宿、私は数える程しか見たことがない、いや本当は見たことがないかもしれない
>「あれが、妖精郷自慢の宿屋<七色猫のおもてなし亭>だよ。
> さあ、ついてきて。
> 久しぶりのお客さんを歓迎して、おいしいお茶をご馳走するよ」
「わかりました、おいしいお茶ですか...」
残念ながら私には口がない、つまり食事ができないのだ
誠に残念だ、だがまぁそれもいいだろう、私は私で口が付いていたら私ではないしそもそもここに招待されたりすることもなかったかもしれないのだから
建物に近づけば看板に宿の名前が書いてあった
「魔法文明語、か」
つまりここ妖精郷はかなり古くからあるということとなりそれは私が生まれる前....いやそんなレベルではなく....つまりなにか文献があるかも......
期待が高まっていく、あぁ...探究心が湧いてくる!!
もちろん依頼についても調べていくつもりだ
------
グラタン君は食堂の方へ案内してくれた、私は何も食べることができないので目の前に紅茶を出されたが飲めない
そもそも紅茶というものを飲んだことが私にはない、ので味がわからない
空気の美味しさならなんとなくわかるのだが
こういう時だけ自分の体がすこしだけ恨めしいのだ
知識欲の探求はできても味の探求、味覚の探求ができない。気になっても調べることができないというのはなかなかに苦痛だ
>「さて、何から話そうかな」
「私もいろいろあるが、まずは君の質問に答えようじゃないか」
>「そうだ、まずは、お客さんのことを教えてよ。
> お客さんはどうしてこの妖精郷へ?」
ここへ来た理由か、元はエマ嬢を探すつもりがここへ来てしまったからな
「ふむ、質問に質問を返すようであるが、妖精郷とは通常どうやったら来ることができるのだ?
私が来た理由はある少女を探していたのだ、それで山を歩いていれば......ここへ付いてしまったというわけだ
もしかしてここへ私たちの他にも誰か来ていたのではないか?」
もし私のような感じでここへ来ていたらこのグラタンくんに連れてきてもらっているかもしれない
+------------+
PLグラフより
よろしくお願いします!
フロウライトを使わせていただこうと思います!
導入というか妖精郷へ来る前の描写がよくわからなかったのでかなりぼやかしましたが不具合がありましたら修正をします
知識欲を満たした系フロウライトにできるように頑張ってRPしていきたいと思います!
PLの力が足りず拙い面もあるかもしれませんが一生懸命書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします!
01:15:27 グラフ@スロープ ≫ 1d 導入ダイス <Dice:1D6[5]=5>
01:17:36 グラフ@スロープ ≫ 2d+3 まもち <Dice:2D6[1,2]+3=6>
しばらく前からそうしているように、新しい住処を探してたときのこと。
「妖精郷?」
昔は冒険者だったっていうじいさんが地図をくれた。
まあ、妖精郷については半信半疑というか、4分の3疑くらいだったけど。
地図によると周りはいい感じの森みたいだし、行くだけ行ってみるかって。
ふらっと出向いたのが運の尽き。
―*―*―*―
「どうするよ、おい......」
あー、やっぱり最後に寄った村で引き返しときゃよかった。
途中で金欠になって、宝石を売るために泣く泣く妖精との契約を切った。
おかげで今そばにいるのは、水の妖精と風の妖精が1体ずつ。
ま、魔物が出てきでもしたら、どうしろっつーんだよ......。
もう食料もほとんどねーし。
「くそっ、ぜってーお宝持って帰ってやる」
そう意気込んで開けたドアの向こう。
「これが魔方陣だな。えーっと、たしか合言葉が......」
それを口にした瞬間。
「うげ、気持ちわる......」
くらっときて、思わず目をつむった。
―*―*―*―
えー......どこだよ、ここ。
「おやや? もしかして、お客さんかな?」
「びゃっ!?」
び、びっくりした――わけじゃねーけど!
いつの間にか、後ろになんかいた。
猫が立ってる。しゃべってる。
おまえは何者だとか、後ろから話しかけるなとか、
いろいろ言ってやりたいことはあるんだが、どうにも言葉が出ない。
あー、水飲みたい。
「これは、ボクからのプレゼントさ。
ほらほら、遠慮せずにかけてみて!」
思わず受け取ったけど、眼鏡か?
裏表ひっくり返して、変なものじゃないか確かめる。
それから、かけてみた。
なんてことはない。ただの眼鏡......というか、度、入ってんのか?
鼻に乗っかってるところがむずむずして気持ちわりぃから、はずしてポケットにつっこんだ。
グラタンって名前のそいつは妖精らしい。
オレの連れてる妖精たちも大丈夫って言ってるし、とりあえずついて行ってみるか。
―*―*―*―
宿の見た目は、まあまあってところだな。
せっかくかわいい建物なんだから、もっと庭を広げて花を植えたり――
あっ、いや、別にそういうのがオレの好みってわけじゃなくて、
客観的に観察した上での......センスだ。そう、センス。
「ちょっと待ってて。お茶を淹れてくるから」
「あ、おい」
ちょっと待てはオレのセリフだ。
他に人がいるとか、聞いてねーぞ!
なんか石みたいなやつだし!
うおおお、入りたくねーぞ......
――――PL――――
改めまして、よろしくお願いいたします!
まあ、私がやるならヤサグレよりヘタレですよね。
さっそく食堂の入り口でまごまごしてます。
こいつ面倒くさい(確信)
21:12:28 紫乃@リオ ≫ 導入 1d6 <Dice:1D6[1]=1>
18:36:21 紫乃@リオ ≫ まもち 2d6 <Dice:2D6[2,1]=3>
「ここは、こうか?
ここの模様、ちょっと違ってないか?
これを填めるんだな?填めるぞ?」
!!
急速に薄桃色の靄が立ち込めてきた。
「ミルマ!離れるな!」
一迅の風が吹き、そこはもう元の遺跡ではなかった。
壮大な断崖と白い滝と青い湖。書物にあった通りだ。
「胡散臭い露天商だったが、その書物は本物だったようだな。」
もっとも、ここが妖精郷とは限らんが。
荷物から馬の彫像を取り出し、契約証を剥がす。軽い音を立てて、愛馬(借り物)が元の姿を取り戻す。
「窮屈だったね。エイス。」
ひとしきり首筋を撫でたあと、荷物袋を括り付ける。
「ミルマ。乗って良いぞ。」
手綱を引き、湖に吸い寄せられるように歩き出す。
「ふむ。どうやら、やはりここが妖精郷のようだな。ミルマ、あそこ。」
「おやや? もしかして、お客さんかな?」
帽子を被り二本足で立つ猫。おお、正しく、古代種妖精。
「これは、ボクからのプレゼントさ。
ほらほら、遠慮せずにかけてみて!」
言葉の意味は分からないが、このメガネは貰えるのだろうか。ケットシーに促されるままメガネを掛ける。
「ようこそ、
おお、言葉が分かる!
「そうか!ここが<天の及ぶところその悉くに並ぶ者なき叡智と、地上のありとあらゆる財宝にもってしても代え難い美貌とを兼ね備えたる偉大なる魔術師、すべての妖精たちにとっての妹にして姉、神々に愛されし者、"妖精女王"アラマユ・ハメスタガラス様が、この世に生み出した至宝、荘厳にして優美なる妖精たちのための永遠の楽園――妖精郷>なのだな!
ふむ。やはり滅んではなかったのだ!
よろしくな。グラタン。」
「あれが、妖精郷自慢の宿屋<七色猫のおもてなし亭だよ。
石橋を渡ると猫の形の看板がある。何と書いてあるかは分からない。
「あぁ、グラタン。厩はあるか?」
*** *** *** *** ***
宿には先客がいたようだ。と、思ったが石像のよ...!! う、動いた。
もう一人の客はフヨフヨしている。現地の人だろうか。
「わ、私はリーゼンの騎士ドルネシアだ。こちらは友のミルマ。以後お見知り置きを。」
お茶を入れたグラタンが戻ってきた。
「さて、何から話そうかな」
「そうだ、まずは、お客さんのことを教えてよ。
お客さんはどうしてこの妖精郷へ?」
「ふむ!実は私は騎士として世直しの旅をしているのだが、ある日、妖精郷の話を聞いたのだ。
ときにグラタン。人間界では妖精郷は消滅したことになっているのだが、それはこちらでも認識しているのか?
で、まあ消滅したとあっては、こちらも色々困るので少し調べにきたのだ。
うん?いや、あるでしょ。騎士が妖精郷で聖なる力を得るとかそういうの。
世直しに行き詰まったときパワーアップする場所がなくなると困るのよ...のだ」
===============
PL
改めまして、よろしくお願いします。
紫乃さんとニアミスしかけて修正して投稿。おかしな所があっても気にしない。
0:38:59 平賀@ドルネシア 導入ダイス 1d6 Dice:1D6[3]=3
1:39:04 平賀@ドルネシア 魔物知識 2d6+2 Dice:2D6[6,3]+2=11
「ここは、こうか?
ここの模様、ちょっと違ってないか?
これを填めるんだな?填めるぞ?」
「そーそー、それで合ーてる合ーてる。」
さーて、鳴り響くんはショウヘイヘーイか、デデーンか。
「ミルマ!離れるな!」
「うわー、これウスイ本的なアレちゃうやろなー?」
こんな色のガス?霧?靄? ってなると・・・なぁ?
「ドン。『絶対に負けない』、とか『くっ殺せ』の台詞は譲るでー。」
※※※※※
「胡散臭い露天商だったが、その書物は本物だったようだな。」
「完全に銭失いパターン思てたんやけど。」
下手なガンも数撃ちゃ当たるってこっちゃやね。
「ミルマ。乗って良いぞ。」
「ういうい。よっこら・・・せっと!」
うちにはこの馬、完全にオーバーサイズやわー。
「ふむ。どうやら、やはりここが妖精郷のようだな。ミルマ、あそこ。」
「・・・猫やん。」
直立しとるけど。なんやねんアレ。
「おやや? もしかして、お客さんかな?」
「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!」
取り敢えずドンの背中に引っ付いとく。
なお、こいつは妖精やった模様。
めっちゃ幻獣サイドな見た目やけんど。
「ようこそ、<天の及ぶところその悉くに並ぶ者なき叡智と、
地上のありとあらゆる財宝にもってしても代え難い美貌と
「長い長い。」
「そうか!ここが<天の及ぶところその
「読者に優しい説明的天丼おーきに。」
ちなみに、この猫。名前はグラタンちゅうらしい。
「じゅる。」
あー、そーいや腹減ったわ。
※※※※※
「わ、私はリーゼンの騎士ドルネシアだ。こちらは友のミルマ。以後お見知り置きを。」
「ミルマや。よろしゅーに。」
ドンの肩口から顔を出しつつ。 ケッタイな風体の二人に一応、挨拶しとく。
「そうだ、まずは、お客さんのことを教えてよ。
お客さんはどうしてこの妖精郷へ?」
「ドンの付き合い。」
理由なんてそれで十分やん?
PLより----------------------------------------------
よろしくお願いしまーす。
何か喋らせたら関西風訛りになってもーた。ワシは悪くねぇ!
ドルネシアの事はドンと呼ぶ事にします。
ケットシーは・・・
00:14:40 悪根@ミルマ ≫ 魔物知識判定:ケットシー 2d6+3 <Dice:2D6[2,1]+3=6>
知らなかった。一ゾロ出ぬぇ。
ま、また2人増えた。
ここでうろうろしててもしかたないから、しかたなく食堂に入る。
「わ、私はリーゼンの騎士ドルネシアだ。こちらは友のミルマ。以後お見知り置きを。」
「ミルマや。よろしゅーに。」
たぶん人間と、なんだこいつ。こいつも妖精か?
「ウィステァリオ。あー、リオでいい」
「そうだ、まずは、お客さんのことを教えてよ。
お客さんはどうしてこの妖精郷へ?」
ドルネシアとミルマは何かを調べに。
フロウライトのは人探し。
「オレ? オレは、あれだ。その......宝探し的な?」
情報はほしいけど、どこまで言っていいんだ?
〈妖精王の冠〉探しに来たって言って、追い出されたりしねーだろうな?
――――PL――――
ちょろっとRP。
四人の冒険者はそれぞれのタイミングでグラタンに案内される。
>「あぁ、グラタン。厩はあるか?」
途中でドルネシアはグラタンに厩について尋ねる。
するとグラタンはエイスの方を見ながら答えた。
「うん、あるよ。
でもそういう話は後にしようか。
ほかにもお客さんたちが来てるんだ、そこでボクが話をするよ」
* * *
グラタンに案内されたのは計四人。
まずは透き通る体を持つキルヒア神官――スロープ。
ついでフィーの妖精剣士――ウィステァリオ。
仲良くやってきた騎手と銃士――ドルネシアとミルマ。
グラタンは彼らにこの妖精郷を訪れた理由を訪ねた。
>「ふむ、質問に質問を返すようであるが、妖精郷とは通常どうやったら来ることができるのだ?
>私が来た理由はある少女を探していたのだ、それで山を歩いていれば......ここへ付いてしまったというわけだ
スロープの目的、それは人を探すことであったことを告げる。
「うーん、その人ってきっとお客さんたちの世界の人なんだよね。
だったら、残念だけどボクはしらないなあ。
でも、もしかしたらお客さんみたいにこの世界に迷い込んできたのかもしれないね。
だったら、この世界を歩き回ればいつか会えるかもしれない。
この世界はだいぶ危険になっちゃったから、お客さんが探している人も無事だといいんだけどね」
残念ながらグラタンはエマについて知らなさそうだ。
だが、世界を巡れば手がかりが見つかるかもしれないとアドバイスをくれる。
>ときにグラタン。人間界では妖精郷は消滅したことになっているのだが、それはこちらでも認識しているのか?
>で、まあ消滅したとあっては、こちらも色々困るので少し調べにきたのだ。
ついでドルネシアは妖精郷がラクシアから消えてしまったことについて調査しに来たのだと語る。
それに対してはグラタンも少し複雑そうな顔をする。
「ボクもどうして、アラマユ様が妖精郷を隔離したのかわからないんだ。
でも、妖精王ならもしかしてアラマユ様から何か聞いているかもしれない。
妖精王はお城と一緒に湖の底に沈んでいるから、お城の管理人であるラザニアの力を借りなきゃなね。
あ、ラザニアっていうのはボクの仲間の一人さ」
グラタンも妖精郷がラクシアから切り離され、地図上から消滅した理由がわからないそうだ。
もし知っている人物がいるとすれば妖精王だけだという。
彼にあるためにはまずラザニアというグラタンの仲間に会う必要があるそうだが。
>「オレ? オレは、あれだ。その......宝探し的な?」
最後にウィステァリオは宝探しに来た旨をグラタンに告げる。
「お宝、お宝かあ......。
そうだね、<妖精王の冠>なんかはすごいお宝なのかもしれないね。
でも、さっきと同じ、冠も湖の底に沈んでいるんだ。
だからやっぱりラザニアを探さなくちゃダメだね」
グラタンが一番に思い浮かんだお宝は<妖精王の冠>であったようだ。
だが<妖精王の冠>もまた湖底に沈んでいる。
ラザニアを探す必要があるのだそうだ。
「えっと、これで一通り聞き終えたかな。
そういえば、お客さんはお友達に付き合ってきたんだよね。
いいよね、お友達とか、仲間って。
ボクにも仲間がいたんだ、六人のケットシー。
施療院の管理人ペンネ、騎獣厩舎の管理人パスタ。
魔法工房の管理人ドリア、鋼の工房の管理人ニョッキ。
転移の魔法陣の管理人フィットチーネ、そして妖精王の城の管理人ラザニア。
でも、みんなどこかに行っちゃった。
それぞれの施設もみんな湖の底さ。
だから、ボクはたまにちょっとだけ寂しくなるんだ」
グラタンの声も顔もすごく淋しそうだ。
そんな淋しそうな目で四人を見つめながら彼は言った。
「お客さんたちの目的を果たすためにはね、この妖精郷を歩き回らなきゃいけない。
お客さんたちを連れてきた転移の魔法陣がね、最近蛮族やアンデッドなんかも連れてきてて。
この妖精郷は結構危険な場所になっちゃったんだ。
でも、お客さんたちがこの宿でずっと暮らしてくれるなら、ボクがお客さんたちのお世話をしっかりするよ。
どうかな?
この場所で僕と一緒にずっと、暮らさない?
それはとってもあったかくて、明るくて、幸せだと思うんだ」
ケットシーは言う。
この宿で全ての危険から離れた平穏な生活をしないかと。
冒険者たちが頷くならば、それは永遠に続く幸せの始まり。
冒険者たちがそれでも目的の達成を望むなら、それは妖精郷での冒険の始まりになる。
―――――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
投稿が揃ったので進行致しました。
本当はプロローグで語るべきことは倍くらいあるのですが流石にたるいのでちょいカット。
必要なところは後でバックアップします。
皆さんは次の行動を選択してください。
具体的なものは以下の2つです。
・<七色猫のおもてなし亭>で暮らす
・<七色猫のおもてなし亭>で暮らさず、妖精郷を探索する旨を告げる
<七色猫のおもてなし亭>で暮らすを選択する場合は、一生を安楽に暮らすことになり、
冒険はここで終わります(・∋・)
他にも何かございましたらお好きにどうぞ!
次からはようやく選択や行動の余地が生まれてくるはず。
グラタンくんがお茶を入れてきてくれる間にも他にもいろいろな人がやってきた
私の姿を見て驚いているようだが....なにかおかしな点でもあったかな....?
まぁ良い、グラタンくんが私の問いに答えてくれている
>「うーん、その人ってきっとお客さんたちの世界の人なんだよね。
> だったら、残念だけどボクはしらないなあ。
> でも、もしかしたらお客さんみたいにこの世界に迷い込んできたのかもしれないね。
> だったら、この世界を歩き回ればいつか会えるかもしれない。
> この世界はだいぶ危険になっちゃったから、お客さんが探している人も無事だといいんだけどね」
「なんと...ここが危険な場所であるというのか
美しいのに実にもったいないものだ、平和に歩くことができないではないか」
嬢を探さねばならないのは重々承知だが事の次第によってはこの状況を打破する方法を模索するのも良いかも知れない
なので...
>「お客さんたちの目的を果たすためにはね、この妖精郷を歩き回らなきゃいけない。
> お客さんたちを連れてきた転移の魔法陣がね、最近蛮族やアンデッドなんかも連れてきてて。
> この妖精郷は結構危険な場所になっちゃったんだ。
> でも、お客さんたちがこの宿でずっと暮らしてくれるなら、ボクがお客さんたちのお世話をしっかりするよ。
> どうかな?
> この場所で僕と一緒にずっと、暮らさない?
> それはとってもあったかくて、明るくて、幸せだと思うんだ」
「それはダメだ」
強い語調で、目を光らせながら言う
「私は知識欲というものが強い、自分でもわかるほどにね
だから今の君の提案というものは私に生の停滞を勧めているのも同義だ
だから私はここへとどまるという選択はしない、してはならないのだ」
ここで自堕落に過ごす、なるほど常人であればなかなかいいものではあるだろう
だが私はフロウライト、鉱石の体を持つもの、常人ではないだろう
少なくとも私は人間たちのような感性で生きてはいない、なにせじっとしていられないのだから
「だが...淡い希望を抱かせてしまうかもしれないが
この妖精郷を歩くことで何かしら君にも良い影響が起こるかも知れない
私にはなんだかそんな予感がするのだよ」
最後にアイライトを微笑ませながら羽帽子を軽く指で上げて言う
妖精というものは皆寿命が長いものが多いと聞く、このグラタンくんがそうなのかは知らないがひとりで過ごすというのはなかなか、いやかなり大変のかもしれない
それを考えるとすこし厳しい事を言ってしまったかもしれないな
....すこししんみりしてしまったかな?うーむ、人の機微というものは把握が難しいのだ
っとそういえば...
「自己紹介をしていなかったね、私の姿を見て驚いているかもしれないが
そうだよ、私は鉱石の人族、フロウライトさ
名は スロープ・カムガルム・サディダラント・アマタイト
気軽にスロープさんとでも呼んでくれたまえ」
それとここを歩くには危険があると聞いたばかりだ、他にも伝えておこう
「賢神と名高いキルヒア様の神官をしている
皆の回復なら任せたまえ、安心してくれたまえ、治癒は何回でも行使できる」
だからといって怪我はして欲しくないものだが、まぁその時はその時でいいだろう
PLより
他のPCさん達に声をかけることができました!
どうやって話せばいいかわからなかったですが驚いてくれたりしてすこしお話しやすかったです!
そして少しだけ自分の生きる意味のようなものを話すRPをしてみたり
ちなみにキャラのイメージはサプリメントカルディアグレイスのサンプルキャラのフロウライトをイメージしたりしています
でもそういう話は後にしようか。 ほかにもお客さんたちが来てるんだ、そこでボクが話をするよ」
,
「?...。う、うむ」
,
どうしたのだろう。私は暫しエイスを休ませてやりたかったのだが。
,
,
*** *** *** ***
,
,
外に繋いで来たエイスの様子を気にしながらも、皆の話を聞く。皆、ここへ来た経緯はそれぞれのようだ。もっとも、ミルマは付いてきただけだが。
,
,
でも、みんなどこかに行っちゃった。
それぞれの施設もみんな湖の底さ。
だから、ボクはたまにちょっとだけ寂しくなるんだ」
この場所で僕と一緒にずっと、暮らさない? それはとってもあったかくて、明るくて、幸せだと思うんだ」
,
何か切実だな。それだけ長期間孤独の中にいたということだろうか。
,
「しかし、それは
「それはダメだ」
,
石像の人は探究心のため留まれないという。私も世直しの旅のためには留まれない。
それに、ここがどんな所なのかもよく分からない。不思議な宿が一軒。村でさえないのだ。
,
「グラタン。ひとつ尋ねたいのだが、寂しいのなら何故その仲間を探さない?無論、危険があると言うなら、私は協力を惜しまない」
,
私は騎士なのだから。
,
,
「自己紹介をしていなかったね
,
気軽にスロープさんとでも呼んでくれたまえ」
,
「改めて、ドルネシアだ。よろしく、スロープ殿。
時に貴方は、行方不明の少女を探しているそうだな。
もし良ければ、是非、私にも手伝わせてくれ」
,
行方不明とはご家族のお気持ちもいかばかりか。寂しさを抱える者のため仲間を探す。悲嘆にくれる家族のために少女を探す。これぞ世直しの真髄だな。
,
「賢神と名高いキルヒア様の神官をしている
治癒は何回でも行使できる」
,
「それは心強いな。私はまだ未熟者ゆえ世話になると思う」
,
「リオ殿はどうする?見たところ、貴方も妖精の系譜に連なる者のようだが、ここで暮らされるか?
もし、お宝とやらを探すのなら、危険もあるそうだし一緒に行動したほうが良いと思うが」
,
==============
PL
密かにリオ、ピンチ!?
移住先見つかっちゃった。
,
グラタンには、やんわりと仲間がいたんなら仲間探した方が良くない?とお断りを入れます。
「お宝、お宝かあ......。
そうだね、<妖精王の冠>なんかはすごいお宝なのかもしれないね。
でも、さっきと同じ、冠も湖の底に沈んでいるんだ。
だからやっぱりラザニアを探さなくちゃダメだね」
うは、〈妖精の冠〉なんてピンポイントな単語が出てきて、どきっとした。
なんだ。見つけたら持っていってもよさそうな雰囲気だな?
だが、それにはグラタンの仲間を探さなきゃならんらしい。
どうかな?
この場所で僕と一緒にずっと、暮らさない?
それはとってもあったかくて、明るくて、幸せだと思うんだ」
「え、いいのか!?」
もとはといえば、みんなで住めるところを探して旅に出たんだ。
妖精たちが住むのに、妖精郷以上の場所があるか?
フロウライトのやドルネシアは断ってるみたいだが、妖精じゃないやつらからしたら、
そんなに魅力的でもねーのかな。
だが、オレはフィーだ!
「賢神と名高いキルヒア様の神官をしている
皆の回復なら任せたまえ、安心してくれたまえ、治癒は何回でも行使できる」
「へぇ、さながら歩く魔晶石だな」
「リオ殿はどうする?見たところ、貴方も妖精の系譜に連なる者のようだが、ここで暮らされるか?
もし、お宝とやらを探すのなら、危険もあるそうだし一緒に行動したほうが良いと思うが」
「あー、うん。お宝なー」
お宝も気になるけど。
「なあ、グラタン。その、ここで暮らすのって、大勢でも大丈夫か?
いや、宿じゃなくても、近くの森とかでいいんだ。
実はオレ、家族たちと住めるところ探しててよ」
オレってすっげーツいてる!
よし、さっそくあいつらを呼んで......って、あれ?
「なあ、ここからもとの場所まで、どうやって帰るんだ?」
そういえば、さっきグラタンの仲間がどうとか、施設がこうとか言ってたな。
ま、まさか......。
はぁ~。帰るにしろお宝探すにしろ、この妖精郷を歩き回らなきゃならねーようだ。
「し、仕方ねーからいっしょに行ってやるよ」
――――PL――――
家族を連れてくるためにはフィットチーネさんを探さねばならぬというね。
「とりあえず、あんさんらの名付け親が一緒やろっちゅー事はわかったわ。
ナポリタンとかカルボナーラとかピッツァとかはおらへんのやな?」
その6匹・・・匹でええんかいな?
がおると、さっきグラタンがこの宿を湖から浮かばせたよーに
色々と施設が出てくるっちゅー事らしい。
「グラタン。ひとつ尋ねたいのだが、寂しいのなら何故その仲間を探さない?
無論、危険があると言うなら、私は協力を惜しまない」
「まー、うちも魔法工房っちゅーのに興味あるし。
ドンがやるゆーなら、やるでー。」
※※※※※
「鉱石人間なー。見るんは初めてやわ。
マナ使い過ぎたら割れたりせーへんの?」
魔晶石はほらパリーンなるやん。
「てか、リオは妖精なん? エルフ?
湖潜って沈んどる施設から何か取ってきたり出来るんちゃう?」
家なし子らしいわ。微妙に漂う不幸臭。
※※※※※
「で。実際んとこ、どうなん?
ピラフとかマカロニとかがどこ行ったかとか全くわからへんの?」
あてどなく歩き回るしかないんやったらしんどいでー。
PLより----------------------------------------------
とりあえず、リオの種族確認。ルルブによるとエルフに見えるらしいですね。
ミルマは特にレプラカーンである事を隠しません。
種族特徴も軽く説明しておきましょうか(LL未所持者向け)
見えざる手:装備部位の「その他」が一つ増える
姿なき職人:主動作+MP5消費で真語魔法コンシールセルフと同効果が使える
――もしよかったら、この場所でずっと暮らさないか。
それがグラタンが冒険者たちに問いかけた言葉である。
>「それはダメだ」
彼の言葉にまず一番最初に返したのはスロープだった。
スロープは語る。
彼の知的好奇心を満たすため、留まってはいられないのだと。
ドルネシアもまた、騎士として世直しのため、留まれないようだ。
友人たるミルマも同意である。
そんな三人の様子にグラタンはしゅんとしていた。
>「なあ、グラタン。その、ここで暮らすのって、大勢でも大丈夫か?
> いや、宿じゃなくても、近くの森とかでいいんだ。
> 実はオレ、家族たちと住めるところ探しててよ」
だが、ウィステァリオはそう言って、住めるところを探してる旨を告げる。
すると、グラタンの顔はぱっと明るくなって。
「うん、大丈夫だよ!
みんなで住むとワイワイできて楽しいよね!
うんうん、ボクと一緒に暮らそうよ!」
ウィステァリオの手を取ってぶんぶんと振る。
>「なあ、ここからもとの場所まで、どうやって帰るんだ?」
――だが、彼が家族と暮らすためには一つの条件がある。
「えっとね、フィットチーネが管理してる転移の魔法陣を......。
湖から引き上げて使えるようにしないとダメかなあ」
妖精郷とラクシアを繋ぐ転移の魔法陣。
それを動かせるようにならないといけないのだ。
>「し、仕方ねーからいっしょに行ってやるよ」
とりあえずウィステァリオも一緒に行くらしい。
* * *
「家を探してるお客さんもフィットチーネを探しに行くのなら。
お客さんたちはみんな、妖精郷に冒険に行くんだね。
わかったよ、だったらボクも協力するよ。
それが、ボクたち管理人の仕事だからね!」
ちょっとだけ淋しそうな顔を、グラタンは笑顔に変えながら言う。
「まずはこの<七色猫のおもてなし亭>の宿泊台帳に名前を書いてくれるかな?
もしお客さんたちが死んじゃったとき、自動的にこの宿まで転送されるようになるんだ。
そうしたらボクが、無料で生き返らせてあげるから。
でも、死んだ時に持っていたアイテムはなくなっちゃうかもしれないから気をつけてね。
あと騎獣の名前をも書いておくとここに転送されるから安心だよ!」
まずグラタンが差し出したのは宿泊台帳だ。
これに名前を書けば、もし何かあってもここに戻ってきて蘇ることができるという。
「それと前にボクが作っていたものが残ってたから、これを使ってほしいな」
グラタンが棚から取り出したのは箱と筒だ。
箱の中には薬草や薬品などが入っている。
冒険者たちはその中身を貰っていくことができるだろう。
「あと、マナマテリアルの在庫があるから、少しだけなら道具をボクが作ってあげるよ。
マナマテリアルっていうものはね、アイテムとか魔物の落とした物から抽出できるんだ。
ドリアやニョッキがいないからあまりいいものは作れないけど。
とりあえずこのマナマテリアルはしまっておくから......。
あとで必要になったらボクに声をかけてね!」
グラタンはもう一個の筒を開く。
筒の中にはパチパチと青白く輝く光があった。
これがマナマテリアルなのだろう。
マナマテリアルを使ってグラタンはアイテムを作れるようだ。
最も難易度の高いものには専門のケットシーが必要なようだが。
「例えば、今話したみたいに僕だけじゃできることが限られてるんだ。
それは転移の魔法陣だったり妖精王の城を使えるようにするのも同じだね。
だから、お客さんたちには他の六人のケットシーを探しに行って欲しいんだ。
......そこのお客さんが言っていたみたいに、一人だと寂しいしね」
そこでグラタンは言う。
グラタン以外の六人の管理人たちを妖精郷から探し出して欲しいと。
さっきドルネシアに指摘されたことも、ちょっとあるのだろう。
「そっちのお客さんにさっき聞かれたけど。
みんながみんな、どこにいるのかはわからないんだ。
でも少しだけなら予想がつくから、まずはみんなを一人ずつ見つけてきてほしいな。
ボクが居場所の予想つくのは、えっと......」
グラタンが語ったのは以下の四人だ。
施療院の管理人ペンネ。
騎獣厩舎の管理人パスタ。
魔法工房の管理人ドリア。
鋼の工房の管理人ニョッキ。
残りの二人については思いつかないらしい。
「お客さんたちは、誰から探してきてくれるのかな?」
冒険者たちはまず、どのケットシーを探しに行こうか。
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あんみつ@GMより
遅くなりましたが、進行致しました。
よかった、とりあえず冒険は終わりませんでした。
蘇生のルールとマナマテリアルのルールについて、『D-ルール』に記載しておきます。
ただちょっと今すぐは書けないかもしれません。
皆さんは回復アイテムを幾つか入手できます。
以下の4パターンから5セット選択してください。
・救命草*5
・魔香草*1
・ヒーリングポーション*1
・アウェイクポーション*1
また500点分のマナマテリアルを獲得します。
とりあえずこちらは保管しておきますので、
必要があれば<七色猫のおもてなし亭>にいる間にご使用ください。
皆さんは最初に受領するミッションを一つ選択してください。
具体的なものは以下の4つです。
・【ペンネを探して欲しい】(推奨レベル1以上)
※担当は薬草・薬品・温泉など・【パスタを探して欲しい】(推奨レベル2以上)
※担当は騎獣関係・【ドリアを探して欲しい】(推奨レベル2以上)
※担当はマジックアイテム・【ニョッキを探して欲しい】(推奨レベル2以上)
※担当は武器・防具
一部イベント決定など予備ダイスが必要になった場合、代表者に準備してもらうことにします。
今回の代表者はウィステァリオです。
ウィステァリオは2D6の予備ダイスを1つ振っておいてください。
他にも何かございましたら、どうぞ!
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08:07:55 あんみつ@GM 1d4 代表者ダイス Dice:1D4[3]=3
「てか、リオは妖精なん? エルフ?
湖潜って沈んどる施設から何か取ってきたり出来るんちゃう?」
「オレはフィーっていう種族だ。なんつーか、人族の妖精だな。
水の上を......飛ぶ? 浮く? ことならできるけど、泳ぐのはふつー。
おまえこそ何だ? 妖精か? 幻獣か?」
オレよりちびだな。成人してるのか?
―*―*―*―
「まずはこの<七色猫のおもてなし亭>の宿泊台帳に名前を書いてくれるかな?
もしお客さんたちが死んじゃったとき、自動的にこの宿まで転送されるようになるんだ。
「オレはでっかい怪我しても体が縮むだけなんだけど、その台帳使えるのか?」
多少疑いはあるが、それでも名前を書いておく。
もしオレだけ戦場に残されるようなことになったら、堪ったもんじゃない。
「それと前にボクが作っていたものが残ってたから、これを使ってほしいな」
「お、いいのか? んじゃ、遠慮なく」
とは言え、あんまりたくさんは持てねーしなぁ。
「どれ持ってく? とりあえず、オレは自分のがあるけど。
おまえらは何持ってんだ?」
オレはこれといって欲しいもんないし、選ぶのは任せるか。
あと、グラタンはマナから物を作れるらしい。
簡単な物って制限つきだが。
「例えば、今話したみたいに僕だけじゃできることが限られてるんだ。
それは転移の魔法陣だったり妖精王の城を使えるようにするのも同じだね。
だから、お客さんたちには他の六人のケットシーを探しに行って欲しいんだ。
......そこのお客さんが言っていたみたいに、一人だと寂しいしね」
「......しかたねーな。ついでだぞ、ついで。
オレがお宝見つけるためと、ラクシアに帰るためのついでだからなッ」
――――PL――――
互いに心内で失礼なことを考えているちびーず。
もらえる薬類はどれにします?
PCたちがはじめから持ってるのは、魔香草3、ヒーリングP1、アウェイクP1。
前衛のドルネシアちゃんに、ポーション1つずつ持ってもらえたら安心ですかね。
それから最初のミッションですが、さし向き必要そうな施設の担当はペンネでしょうか?
18:20:48 紫乃@リオ 予備 2d6
Dice:2D6[3,1]=4
リオ殿の申し出にグラタン殿も少し明るくなられた。うん、良かった。
グラタン殿の宿には倒れたあと、舞い戻れる力があるらしい。蘇生もできるようだ。やはり、妖精郷は違うな。死ぬつもりで己を鍛えよ、ということか。
,
あと騎獣の名前をも書いておくとここに転送されるから安心だよ!」
,
「何と、エイスも。それは有り難い」
,
リオ殿に続き、我が名とエイスの名を書き込む。
...。名前...。
いや!私は騎士!ドン・ドルネシア・デ・リーゼンだ!
,
「それと前にボクが作っていたものが残ってたから、これを使ってほしいな」
「どれ持ってく? とりあえず、オレは自分のがあるけど。
おまえらは何持ってんだ?」
,
「うーん。正直、薬のことはよくわからんな」
ミルマに任せっきりだしな。
「ミルマ、この香草、心の力が回復するそうだぞ。いくらか貰っといたらどうだ?」
,
マナマテリアルか。不思議なものだな。
あれを集めるとグラタン殿たちが道具を作ってくれるのか。...ということは、妖精郷にはガメルは流通してないのか?...考えてみれば、それはそうか。
,
とりあえず、背負袋と毛布が欲しいな。後で頼もう。
,
「そっちのお客さんにさっき聞かれたけど。
みんながみんな、どこにいるのかはわからないんだ。
でも少しだけなら予想がつくから、まずはみんなを一人ずつ見つけてきてほしいな。
ボクが居場所の予想つくのは、えっと......」
,
「比較的安全そうなのはペンネ殿の辺りか。まだ、妖精郷の様子も掴めてないしな。この辺から当たってみるか...。
皆、どう思う?」
,
===========
PL
薬品はHPはスロープがいるし、魔香草をごっそり貰っといたらいいのではないでしょうか?
ドルネシアがポーションを持っていても6ゾロで10点くらいしか回復しないので、回復はスロープに任せて、攻撃に専念した方がいいかと思います。
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ケットシーはどの道行くならペンネで良いかと。
「オレはフィーっていう種族だ。なんつーか、人族の妖精だな。
水の上を......飛ぶ? 浮く? ことならできるけど、泳ぐのはふつー。
おまえこそ何だ? 妖精か? 幻獣か?」
「うちもれっきとした人族なんやで。レプラカーン言うねん。
なんや世間ではレアポケ扱いされとるけどな。」
フィーってあれやん。近年見るよーなった妖精の古代種で。
ヘタしたらうちらよりもエンカウント率低い連中。
フロウライトも似たようなもんやし。
「・・・ドンはドンでレアな人間やかんね。」
※※※※※
台帳の名を見て・・・
「これ・・・ミル万次郎とか偽名で書いても
本人が書けば認識してくれるねんな?」
まー、死ぬ気も死なす気もさらさらあらへんけど。
「で、これがマナマテリアルなぁ。」
マナは万物の根源とも言われとる。
やから、それからいろんな物を生み出せるゆーんはない話やあらへん。
錬金術の、かなり高度な応用って感じなんかなー。
「なー、時間あったらこれうちに教えてんか?」
※※※※※
「比較的安全そうなのはペンネ殿の辺りか。
まだ、妖精郷の様子も掴めてないしな。この辺から当たってみるか...。
皆、どう思う?」
「えーんちゃう? さくっと見つけるでー。」
他のケットシーからも得られる情報はあるやろ。
PLより----------------------------------------------
>回復アイテム
スロープ起こす用のアウェイクポーションは
もう一個あってもいいかなーってくらい。
最初に探すのはペンネで良いのではないでしょーか。
一番難易度低いみたいですし。
>「家を探してるお客さんもフィットチーネを探しに行くのなら。
> お客さんたちはみんな、妖精郷に冒険に行くんだね。
> わかったよ、だったらボクも協力するよ。
> それが、ボクたち管理人の仕事だからね!」
「仕事か、そうかそうか。協力してくれるのはありがたい」
寂しそうな顔を向けられるとすこしばかり困惑してしまう
だがここで折れるわけにはいけないのだ、精神的にも、物理的にも
砕けたらそこで昌石生終了なのだよ
>「まずはこの<七色猫のおもてなし亭>の宿泊台帳に名前を書いてくれるかな?
> もしお客さんたちが死んじゃったとき、自動的にこの宿まで転送されるようになるんだ。
> そうしたらボクが、無料で生き返らせてあげるから。
> でも、死んだ時に持っていたアイテムはなくなっちゃうかもしれないから気をつけてね。
> あと騎獣の名前をも書いておくとここに転送されるから安心だよ!」
「砕けた身体が元に戻ると....
ふむ、実に興味深い」
一体どういった仕組みになっているのか
気になりつつも今は調べる手段がないので、名前を書き記す
『スロープ・カムガルム・サディダラント・アマタイト』と
>「それと前にボクが作っていたものが残ってたから、これを使ってほしいな」
私は薬とは無縁だからな、というか効果がないから....もらってもあまり活用できそうにない
>「お、いいのか? んじゃ、遠慮なく」
ウィステァリオ殿が動く、それに釣られて皆が動く、私は貰う意味がないので皆に任せる、が
「私には薬草、ポーションが全く効かないのだよ、だから私のことは考えなくても良い
だがキルヒア様のお力を借りて皆を癒すことができる、ドルネシア殿も言うようにそこの香草を貰ってはどうかね?」
私以外のものが活用するのならばそれもまたよし、だ
その後グラタン君はマナマテリアルなるものを見せてきた、一体構成物質はどういったものなのか、実に気になるのである
****
>「比較的安全そうなのはペンネ殿の辺りか。
> まだ、妖精郷の様子も掴めてないしな。この辺から当たってみるか...。
> 皆、どう思う?」
「良い考えであると、私も思う。
時には危険のスパイスもいいが今は安全が一番ですね」
-------
PLより
悪根さん、スロープはフロウライトなので薬草、ポーション系が全く効かないのです(多分そのはず)
なので他のPCたちが最も良いと思う取り方がいいかなぁと思うので特に私からの意見はないです
(強いて言えばMP回復系のアイテムがいいかなぁ、と思いますね)