1-外を求めて
アルフェイトのライブショー。
それは観客は一人であったものの。
彼女が素直に喜ぶものだから......心はきっと盛り上がっていたであろう。
>「アルフーー探したんだよ!!」
けれどアルフェイトの夢は強引に現実に戻される。
窓から上がってきたラキアス。
彼女はアルフェイトに向かって飛びついて......。
>「みぎゃあぁぁぁああああぁぁあぁああぁぁぁ!!!!」
アルフェイトが奇声を上げながら受け止めた。
もしかしたら軽いトリップ状態に陥っていたのかもしれない。
そんなアルフェイトだからつい見つけてしまった。
魔法で本来は見えないはずの......部屋の床にある怪しい戸に。
「ラキアスさん大丈夫ですか!」
突然部屋から奇声が上がったことに驚いた様子でその後を登ってきていたレタスが飛び込んでくる。
彼はまずラキアスを、そして彼女を受け止めて固まっているアルフェイトを眺め。
――最後に見つけた。
「......美しい。
囚われの麗しき姫君。
僕が貴女をこの塔という牢獄から出して差し上げます」
そう言ってレタスはラプンツェルの手を取った。
「あなたのその格好もしかして王子様なの?
初めて見たわ」
ラプンツェルはレタスの行いに特に引いたりする様子はなかった。
それよりも初めて王子という存在を見たことを喜んでいるようだ。
――きっと今日は彼女にとって初めて尽くしなことだろう。
「ええ、僕は王子です。
貴方のために生まれてきた王子です」
ラキアスかアルフェイトが止めるまでレタスは止まることはない。
* * *
「改めまして、レタス・ザラートです。
先程も話した通り、森の外にある城の王子です」
少し落ち着いたレタスはアルフェイトに自己紹介をしてくれる。
落ち着けばそれなりに話せる男である。
>「~と言う訳です。ラプンツェルさんあなたは外の世界に興味をお持ちのようですね?
この王子様ならその夢叶えて差し上げられますがいかがいたしますか?」
軽く名を明かしあった後、ラキアスはちょっとレタスと二人をくっつけようとする。
「そうね......お婆さんには悪いけど。
少しでもいいから世界の外を見てみたいな。
......王子様が見せてくれるのかしら?」
ラプンツェルはやはり外に出たい様子であって。
「ええ、必ず貴女に素敵な世界を見せてあげましょう。
二人きりでロマンチックな風景をいつまでもどこまでも」
レタスもまたいつも通りの様子であった。
ちなみに今一番ラプンツェルの願いを叶えられるのは謎の扉を見つけたアルフェイトである。
>「少し質問がありますがよろしいですか?お婆さんはいつも決まった時間に来られるのですか?例えばお食事の時間とか」
さて、今度はラプンツェルにラキアスが問いかけてみると。
「そうよ。
いつもおばあさんはご飯を作ってくれて......。
夜になると子守唄を歌ってくれるの。
――そういえば今日はお婆さんまだ来ないわね、どうしたのかしら」
ラプンツェルが言うにはご飯の時と眠るときに合わせて老婆は塔に来るという。
ちなみに今は時間的にはお昼すぎ。
昼食時から少し経った頃であろうか。
ぼやぼやしていると鉢合わせしてしまうことになるかもしれない。
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あんみつ@GMより
こちらはアルフェイトとラキアスのカテゴリになります。
この場面からはこちらをご利用ください。
予備ダイスは探索判定もどきに用いました。
スカウトがいなければダメなはずがまさかのアルフェイト。
アルフェイトは扉を見つけると同時にHPを1点差し上げましょう。
あとは適当に会話など。
次の行動はお好きなものをどうぞ!(*´∀`*)
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>「みぎゃあぁぁぁああああぁぁあぁああぁぁぁ!!!!」
「アルフ心配していたん・・あ、固まっちゃった。少し驚かすつもりだったんだけどね。おーいしっかりー」
アルフを支えながら揺さぶります。
ナンパはよくするのに女性恐怖症とかよくわからない・・・まったく不思議です。
ん?扉?あれしかも地下へ続いていそうです。調べた地下への入り口はここだったんですね。
>「......美しい。
囚われの麗しき姫君。
僕が貴女をこの塔という牢獄から出して差し上げます」
>「あなたのその格好もしかして王子様なの?
初めて見たわ」
>「ええ、僕は王子です。
貴方のために生まれてきた王子です」
よし、ファーストコンタクトは成功です。初対面でそれをやると女性は引いてしまうものですけど、彼女は好奇心を強く示してくださりました。
世の中から隔離されているのが救いだったのかそれとも童話だからですかね?
「ということでナンパしていたところ悪いけど彼女は諦めてね。後で代わりに素敵な女性を紹介するから。」
アルフの肩に手を置きます。
その後レタス王子の所へ近づき制止します。
「レタス様。運命の女性が見つかり喜んでいらしている申し訳ございませんが、いつ持ち主が戻るのかわかりませんので、今はこの辺までに留めておいてください。」
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>「そうね......お婆さんには悪いけど。
少しでもいいから世界の外を見てみたいな。
......王子様が見せてくれるのかしら?」
>「ええ、必ず貴女に素敵な世界を見せてあげましょう。
二人きりでロマンチックな風景をいつまでもどこまでも」
やはりでしたか。出るとしたら今アルフの地下への扉ですよね。
グレースさんを呼ばないと出口もわからないのでそのままいったら放置してしまいます。
>「そうよ。
いつもおばあさんはご飯を作ってくれて......。
夜になると子守唄を歌ってくれるの。
――そういえば今日はお婆さんまだ来ないわね、どうしたのかしら」
「今は確かお昼近かったようななら、急いだほうがよさそうです。ラプンツェルさん今すぐ必要なものだけを持って準備をお願いします。アルフはその手伝い。出来れば髪を結んでまとめてあげてね。
私はグレースさんを呼んでくるよ。下に見張りとしているから」
監禁にしては随分扱いが丁寧です。お婆さんは情があるのかそれとも何か目的があるのか その不思議な髪に何かしらの効果があるのかもしれません。
今は、この場を素早く脱出することを考えます。
窓から身を乗り出し下にいるグレースさんの足元にむかって保存食1日分を落として早くこっちに登ってくるよう必死な顔でジェスチャーします。
遠くて細かい動作は見れないのですが、見たところは大丈夫そうです。
あちらの反応しだいで髪を引き上げますか。移動のしやすさの為切るという選択肢も考えましたが、物語的に劇的な変化があった時にやるものだと思います。多分。
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PLより
アイベックスです。遅れましたが投稿ー。
次の行動はグレースさんの行動で少し変化しますね。あ、でも地下へいくのは変わらないです。
地下への探索の列順どうします?なんかあっても回避ができる探索・・あれ地下探索はスカウトになるのかな?
>「今は確かお昼近かったようななら、急いだほうがよさそうです。ラプンツェルさん今すぐ必要なものだけを持って準備をお願いします。アルフはその手伝い。出来れば髪を結んでまとめてあげてね。
> 私はグレースさんを呼んでくるよ。下に見張りとしているから」
外へ出たいと語るラプンツェルの気持ちに応えようと。
ラキアスはラプンツェルに準備をするように言った。
「私に準備するものなんてないわ。
あるとすれば、お婆さんに置き手紙を残すことくらいかしら。
少し外を見てきます、って」
傍目から見れば監禁されているようにしか見えない彼女であるが。
その行為を行っているだろう老婆のことは強く慕っているようだ。
彼女は監禁されていると同時に大層世話を焼かれているのだろう。
――複雑な関係のようだ。
「僕も手伝いましょう。
貴女をこの様な残酷な檻から出すために」
ラプンツェルの長い髪は逃げるには邪魔だ。
切ることができないのならばせめて少しでも動きやすいように束ねるべきだろう。
王子は極めて優しくラプンツェルの髪を結っていく。
だが、勿論一人では大変な仕事だ。
手が空いているのであれば手伝ってやるのもいいだろう。
そして一方、ラキアスが下へ落とした保存食は......。
* * *
>「・・!!」
グレースの目の前に落ちてきた。
その意味を彼は悟る。
それは上にいる仲間が合図からだ。
――上まで上がってくるように、と。
>「どうやら僕は呼ばれたようです。あなたはお城のお帰りになったほうがいいでしょう。
> 王子のことはご心配なさらず。僕らがお護りしますから。」
グレースはトレビスにそう声をかける。
王子の馬らしくトレビスは極めて賢い馬だ。
グレースの言葉をよく理解し、塔へ来た道を引き返していった。
きっとあのまま城へと向かうことだろう。
トレビスの後ろ姿を見送ってから、グレースは投へと登っていく。
彼が登りきって、ラプンツェルの髪も整え終えれば......。
あとはアルフェイトの見つけた階下へ至る扉を開けるだけだ。
扉には鍵の類はつけられていないようであった。
グレースの推測した通り有事のためのものなのだろう。
開けば階段が見えた。
ここを降りていけばどこへたどり着くのだろうか。
* * *
階段は塔の壁に沿うように緩いカーブを描いている。
その輪が幾重にも螺旋状のように連なり遥か下へと続いている。
階段には手すりが備わっているものの......。
あまり十分な広さがあるわけではなくうっかりすれば転げ落ちてしまうだろう。
「歩きづらいでしょう。
どうぞ、僕の手を......貴女を支えましょう」
レタスがラプンツェルの手を取ってくれるから。
冒険者たちは逆に周囲の様子を伺うことができるだろう。
外側からはわかりにくかったが。
内側から見る限りこの塔は思ったよりも新しいものらしい。
よくて十年程前に作られたというもところだろうか。
そんな塔を下っていくうちに。
位置的には空から森へそして地下へと潜っていく。
地下へ少し潜った頃かというところで階段は終わり。
平面になった空間の上へとたどり着くことができるだろう。
特に熱心に探さなくても壁の一点に扉が見つかるだろう。
鉄製の重そうな扉だ。
こちらの扉には鍵がかけられているらしい。
「この外には何かがあるのかしら?」
「きっと貴女が思い描いている自由がありますよ」
ラプンツェルとレタスはそう言うが。
扉の向こう側には果たして何があるのだろうか。
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あんみつ@GMより
進行ですー!
今度からはグレースもこちらへどうぞ!
扉の鍵を開けるためには解除判定で10を出す必要がございます。
魔法的な手段であれば一発です!
とりあえず場所を動かしただけですが。
なにかございましたらどうぞ!
何か動きがあった、そう確信した僕は塔を登る。
上空から下を眺める風景は、ちょうど一年前に錬体術を教わった時を思い出させた。
今思えば、僕はめいっぱい楽しんでいたように思う。ちょっと懐かしく思えた。
トレビスはもうお城に着いているだろうか。
王子がいない状態で戻ってくるわけだから、関係者はちょっと慌てているかもしれない。
彼は事情を説明することができないだろうから。
* * * * *
窓に到達すると、ラキアスが腕を取って引き上げてくれた。
中に入ると、見たところ脱出の準備をしているようだった。
「どうされたのでしょう?」
初めは何故降りてこないのか疑問に思ったのだが、理由はすぐに判明した。
隠し扉が見つかったのだ。
「やっぱりあると思っていましけど...エース不在でよくこれが見つけられましたね!
ファインプレーですよ。」
素直に感心してしまう。正直僕でも見つけられるかどうかは微妙だったから。
でも、シィノさんが一緒じゃなかったというのはちょっと予想外だった。
一体彼女はどこにいるのだろうか。
手紙を書気終えた髪長の女性――彼女がラプンツェルと呼ばれているのだが、
外の世界に憧れを抱いている。
もちろん、今見つけた扉を知らなければ到底外には出られないのだが、
念のために聞いておこう。
「身内の方に、外に出たい旨を直接ご要望されたことはおありでしょうか?」
隠し扉の存在を知っているなら、「出したいけど手段がない」という口実は通用しない。
そうだ、身内の方が心配すると思うから、一応書いておくか。
僕は羽ペンとインクを取り出すと、置手紙を書いた。
『ラプンツェルさんの保護者様へ。
お嬢様は「悪しき運命を打ち破る、名高き冒険者パーティ "ル・リアン"」とグレースが御護りいたしますので、ご安心ください。』
ずいぶん仰々しいと思ったかもしれないが、こう書いたのには理由がある。
お婆さんは、彼女の安全を案じて、この塔に入れたという可能性もあるからだ。
これは、「真の敵は別にいる」という可能性もあるということになるのだが。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
この扉の向こうは、いわいる螺旋階段だった。
なるほど、外周はすべて階段というか通路だったのか。
幸い光源の心配はしなくてすんだようだ。
見通しが暗いのなら暗視できるようにしてもよかったのだが。
申し訳程度の手すりに螺旋階段。
それでも髪をロープ替わりにロッククライミングするよりは楽だ。
僕は周囲の異常に注意しながら階段を下りて行く。
ようやく平坦な場所になると、鉄の扉に行き着いた。
まあ、そうだろう。それくらいのセキュリティはあって然るべきだろう。
上に鍵がかかっていなかったのが寧ろ不思議に思えてくらいなのだから。
>「この外には何かがあるのかしら?」
>「きっと貴女が思い描いている自由がありますよ」
何となく、注目されている気がする。
ここは僕が開けなきゃいけない局面だ。
道具箱を開けて、開錠の道具...といっても針金なのだが、これを使う。
「開錠なんて久しぶりですね。」
うっかり鍵を無くしたご主人が、探偵事務所の扉を叩くこともある。
探偵とは「何でも屋」だ。
小説であるような、ドラマティックな依頼はそうそう来ない。
魔法の鍵じゃないことを願って鍵開けを試みる。
しばらくすると、カチリという開錠の音が聞こえた。
よかった。まだ腕は鈍っていないようだ。
「王子もそれなりに用意はされてこられたと思いますけど、
消耗品は使わないに越したことありませんからね。」
僕は、王子も開錠アイテムは持ってきたと読んでいる。
「囚われの麗しい女性」を救いに来たわけだから、それくらいは用意しているだろうと。
ただし、それは消耗品だろう。だとしたら温存した方がいい。
僕だってそうそう毎度は成功しないだろうから。
もしも僕が鍵開けに失敗したら、ラキアスは力技でこじ開けるつもりだったようだ。
* * * * * * * *
コルチョネーラです。
変転温存できて良かった。
無事、開錠です。
それにしても地味にスカウト役立ってますね。
今回は飾り技能を決め込んでいましたのに。
23:48:48 コルチョ@グレース ≫ 開錠判定 2d6+4 <Dice:2D6[5,3]+4=12>
>「私に準備するものなんてないわ。
あるとすれば、お婆さんに置き手紙を残すことくらいかしら。
少し外を見てきます、って」
「そうですか。わかりました。」
くしとか髪留めや着替えなどあなたにとって必要なものが他にもあると思いましたが、これ以上は言わないことにします。
わざわざ手紙を置いて行こうとするくらいですから彼女にとってはお婆さんは母のような存在なのでしょう。
となるとますますそこまでする理由が何なのかわからなくなります。
お婆さんとラプンツェルは多分、血は繋がっていないはずです。実の子でもないのに普通はそこまで世話しません。何か目的でもない限りなので、一体この髪には他にどんな秘密があるのか気になります。
グレースさんが登ってくる間ラプンツェルさんの髪の毛を触りながら考えていました。
>「どうされたのでしょう?」
数分後グレースさんが窓まで登ってきました。
手を掴んで支えます。
「部屋の床に隠し扉を見つけたんだ。それで呼んだんだ。アルフはいたけどシィノさんはここには居なかったよ....」
>「やっぱりあると思っていましけど...エース不在でよくこれが見つけられましたね!
ファインプレーですよ。」
「本当にね。アルフすごいよ!」
これは感心します。私はさっぱりわかりませんでしたから。
準備が整ったら真っ先に先頭に行きたいと申し上げます。
何があるかはわからない以上王子とラプンツェルさんを先に行かせるわけにはいきません。
敵がいた場合グレースさんは戦闘手段は今は持ち合わせていませんし、アルフは攻撃手段はあるものの回避はほぼ皆無に等しいです。
消去法でどちらも持っている私が適任になります。本当はシィノさんが一番なのですが、ないものねだりしても仕方ありません。
>「歩きづらいでしょう。
どうぞ、僕の手を......貴女を支えましょう」
レタス王子はラプンツェルさんに気を配っています。彼ならこうするのは容易に想像できます。 おかけで集中して周囲の様子を伺えます。
地下は螺旋階段。手すりは一応ついているものの気を付けなければ滑り転んでしまいそうです。
ある程度下って行き少し広い空間の部屋にたどり着きました。先には出口でしょうか鉄製の扉が見えます。
ふむ。流石に鍵が掛かっていましたか。
ガチャガチャと南京錠を何度か引っ張りました。
ここはグレースさんの出番ですかね。今はピッキングツールの類は持ち合わせていませんので。
>「この外には何かがあるのかしら?」
>「きっと貴女が思い描いている自由がありますよ」
>「開錠なんて久しぶりですね。」
といってグレースさんがカバンから取り出したのは針金それで開けるんですね。そういえば探偵職は何でもやるので時には金庫の鍵開けもやるそうです。
「グレースさんよろしくお願いします。」
「お二人は少し離れてください。何が来てもおかしくありませんので念のためです。」
カッツパルゲルを抜き構えます。
この先に広がるのは森?それともお婆さん?はたまた突然摩訶不思議な世界が広がっていたり?
カチリという音が聞こえました。どうやらうまくいったみたいです。
「おお、お見事。」
よかったです。開けられなかったら私とアルフで鍵開け(物理)をするところでした。
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PLより
グレースさんGJ
ちなみに鉄の扉壊すとしたらルルブ基準のあれになるのかな?
さてと何がでるかな?
ヤマイさんお仕事きっと大変ですよね?待っていますのでゆっくり投稿してもいいんですよ。
>「身内の方に、外に出たい旨を直接ご要望されたことはおありでしょうか?」
グレースはラプンツェルに今まで外に出たいことを述べたかどうか尋ねた。
「ううん、お婆さんにそんなことは言ったことがないわ。
不思議ね......なんで急にそんなこと思うようになったのかしら」
ラプンツェルは今の今まで外に出ようという思いを口に出したことがないそうだ。
であれば、当然この下へと至る扉の存在など知らされていなかっただろう。
* * *
ラキアスを戦闘にして冒険者とレタス王子、そしてラプンツェルは階段を下る。
壁には魔法の炎を灯したろうそくが点在しているため、最低限の明かりは問題がない。
塔の下に待ち構えていたのは鍵のかかった扉であったが。
>「グレースさんよろしくお願いします。」
>「開錠なんて久しぶりですね。」
グレースが探偵としての技量を見せて――鍵を開ける。
これでこの扉の向こう側へと至ることができるだろう。
* * *
「まあ、これは洞窟ね!
初めて見たわ!」
扉の向こう側は岩でできたトンネルになっていた。
形状的に考えて天然ではなく人工物であろう。
トンネルは遥か奥へと続いているようだ。
多少カーブをいくらか含んでいるようで、扉の前からはその先がよくわからない。
「髪が土で汚れてしまうかもしれません。
全て抱えていくことができればいいのですが......それも難しいようですね。
ラプンツェルさん、あとで城の浴室をお使いください。
とっておきの石鹸も用意させておきます」
「お城のお風呂ってどれくらい広いのかしら?
早く見てみたいものがたくさんあるわ!」
そんな感じの会話を繰り広げつつ洞窟の中を進んでいくと。
目の前に突然現れたのは――岩でできた人型の物体。
躁霊術師は作り上げるゴーレム......ストーンサーバントである。
「あれは......何かしら」
興味深そうにラプンツェルが近づこうとすると。
行動に反応したかのように、岩の人形はゆっくりと動き出す。
どうやらこの先へ進むことを阻もうとしているらしい。
「これは危険ですね。
ラプンツェルさん......貴女は下がっていてください。
必ず僕が守ります」
かくして戦闘の幕は上がる。
この先に待っているだろう――外と言う名の自由を求めて。
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あんみつ@GMより
洞窟の中はこのような感じに!
【ストーンサーバント】について魔物知識判定が可能です。目標値は11/15。
今回はストーンサーバント一体との戦闘になります。
今回の戦闘はシチュエーション戦闘で処理します。
お三方はそれぞれ1D6ずつダイスをお振りください。
3つのダイスの平均の数字によって以下のものから戦闘の描写が決定します。
====================================
1:手痛いダメージ。4D6のHPダメージと4D6のMPダメージを任意に振り分け。
2:結構な苦戦。3D6のHPダメージと3D6のMPダメージを任意に振り分け。
3:やや失敗。2D6のHPダメージと3D6のMPダメージを任意に振り分け。
4:妥当な勝利。1d6のHPダメージと2D6のMPダメージを任意に振り分け。
5:余裕な勝利。1d6のHPダメージと1D6のMPダメージを任意に振り分け。
6:美しい勝利。ノーダメージ。
====================================
全員分揃わなかった際は、揃った分だけで計算します。
他にも何かあればご自由に行動ください(*´∀`*)
>「おお、お見事。」
ラキアスが感嘆の声を上げる。僕はずっしりとした鉄の扉を開けた。
「良かったですよ。貴女方のお手を煩わさずに済みましたから。そういうのは敵が出てからで十分ですし。」
それにしても、不思議なろうそくの光で照らされた通路。
やっぱり普通じゃない人が作ったという形跡がある。
扉の向こうは、岩のトンネルだった。
>「まあ、これは洞窟ね!初めて見たわ!」
「そうですね。少し人の手がかかった感じはしますけど。
ところで外に出たことの無いあなたは、そういった情報は、本などから得ているのですか?」
閉鎖的な生活をしている割には、見たことはないけれど知っている、という感じだ。
まあ、目で見るのはすべてが初めてだろうから感動の連続なんだろうけれど。
王子が髪を抱えているのに限界を感じたようだ。
>「髪が土で汚れてしまうかもしれません。
全て抱えていくことができればいいのですが......それも難しいようですね。
ラプンツェルさん、あとで城の浴室をお使いください。
とっておきの石鹸も用意させておきます」
「...オープントップの背負い袋も作られたほうがいいかもしれませんね。」
もちろん髪を入れるための専用のフタの無い背負い袋。上からマントを羽織ればそんなにみっともなくならないはずだ。
これだけは作ってもらったほうがいいだろう。移動に便利だと思う。
楽し気な会話を聞きながら進んで行くと、
何か石が動いたような気がした。
すごく、やな予感。
>「あれは......何かしら」
>「これは危険ですね。
ラプンツェルさん......貴女は下がっていてください。
必ず僕が守ります」
「王子だけでは厳しいですよ。恐らくあれは侵入者に攻撃するように命令されているんです。」
恐らく前に立つであろう、王子とラキアスには説明をしておきます。
「ストーンサーバントと呼ばれる操霊術師によって作られた石のゴーレムです。連撃しますので注意してください。一撃は重いですからね。」
ストーンサーバント。
なるほど、これまで用意していたのなら塔への道はほぼシャットアウトできる。
あれを作れるくらいの腕を持つなら、かなりの使い手だろう。
その人と対峙するかどうかはわからないが、ここでやられる訳にはいかない。
僕は後方から魔法で援護する。
―――――――――――――――――――――――――――――――
コルチョネーラです。
刃とも衝撃波とも相性の悪い石人形さんとの一戦。
一撃必殺技が効かず、ちょっと苦戦した模様です。
アルフさんダイスだけでも振っていただけると嬉しいんですけどね。
ここを抜けたら森の中に出てシィノさんと対面する可能性もありますよね。
魔女は森の中から塔に向かっているわけですし、遠のいてはいないかもです。
グレースは「お婆さんが善良」である可能性として「良くない予言や占いなどに対抗するためにラプンツェルを閉じ込めた」という予想も捨ててなかったりします。
もちろん真相は本人に聞かないといけないんですけどね。
17:39:47 コルチョ@グレース ≫ シチュエーションダイス 1d6 <Dice:1D6[3]=3>
17:38:28 コルチョ@グレース ≫ まもち 2d6+7 <Dice:2D6[6,4]+7=17>
グレースさんが重い鉄の扉を開けるとそこには出会い頭にお婆さんどころか森や摩訶不思議な世界が広がっているわけではなく岩でできた洞窟でした。
あきらかに人の手が加えられた跡。お婆さんが作ったとは考えにくいです。
トンネルを作るには堅い岩を砕いて掘ったり運んだりしますからかなりの重労働になるはず。誰か手伝ったりしないと難しいですよね。
雇うにはお金がかなり掛かりますからお婆さんが金持ちでないといけなくなります。
そのお金を手に入れる手段を持っているのでしょうか。
>「まあ、これは洞窟ね!初めて見たわ!」
>「そうですね。少し人の手がかかった感じはしますけど。
ところで外に出たことの無いあなたは、そういった情報は、本などから得ているのですか?」
>「髪が土で汚れてしまうかもしれません。
全て抱えていくことができればいいのですが......それも難しいようですね。
ラプンツェルさん、あとで城の浴室をお使いください。
とっておきの石鹸も用意させておきます」
>「...オープントップの背負い袋も作られたほうがいいかもしれませんね。」
後ろにいる4人から聞こえる会話はなかなかいい雰囲気を醸し出しているように感じられます。
混ざりたいのは山々なのですが、先になにが居るのかど罠がないかどうかわからない以上周囲警戒に集中しなければいけません。
洞窟を進んでいく先に見えたのは石。ゆっくりとでしたが動いているように見えました。
ーーー出番がきたかもしれませんね。
「何かいますね。」
>「あれは......何かしら」
>「これは危険ですね。
ラプンツェルさん......貴女は下がっていてください。
必ず僕が守ります」
>「王子だけでは厳しいですよ。恐らくあれは侵入者に攻撃するように命令されているんです。」
「そうみたい。ほら今にも襲ってきそうだよ。」
武器を持ち構えます。表情は読みとることは出来ませんが、一歩また一歩と歩みを進めていくうちにその拳が固く握られていっています。ラプンツェルさんを連れ出そうと近づき入り込んだ不審者を排除する為に。
グレースさん曰わく、あれはストーンサーバントという岩で出来た人型ゴーレムで、腕の立つ操霊術師が作れるのだそうです。
見た目からして動物とは違っていましたので、魔法生物の一種だろうなとしかわかりませんでしたから助かります。
「さてと、どう攻めようかな」
つぶやいた後ストーンサーバントに斬りかかります。
その横顔は嬉しそうに見えたかもしれません。ウルフとの戦いでは満足できなかったからか・・・自分にもどうして笑みが浮かんでしまうのかはわからない。
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PLより
アイベックスです。ラプンツェルの連れ出した全員がゴーテルの敵ですよね。おそらく
このままシィノがゴーテルに同行→合流→戦闘→その際野草の呪いにも他の効果がありシィノが敵になる可能性アリ。なんて展開もあったかもしれませんのでよかったかもRPは面白くなるよね。
ラキアス的には一刻も会いたいだろうけどなあ。
王子そういえば武器の詳しい描写されていなかったけど所持しているのはなんだろう?レイピアかな?
緊急時には戦えるタイプだといいな。
これだから石の体は!必殺攻撃3ほしいわー
04:45:03 アイベックス@ラキアス シチュエーション戦闘ダイス 1d6
Dice:1D6[3]=3
04:44:00 アイベックス@ラキアス ミス 2d6+3
Dice:2D6[2,5]+3=10
04:43:48 アイベックス@ラキアス まもち(ストーンサーバント)2d6+3
>「そうですね。少し人の手がかかった感じはしますけど。
>ところで外に出たことの無いあなたは、そういった情報は、本などから得ているのですか?」
グレースが不思議に思うのも無理はない。
ラプンツェルは物心ついた頃から塔の中にいて、外の情報から遮断されている。
理解できることもほとんど多くないだろう。
「外のことはね、お婆さんが教えてくれたのよ。
最近はあなたの言う通り、お婆さんに頼んだ本を読んで勉強することもあるわ。
お婆さんに外のことを聞くとね......悲しそうな目をするから」
グレースの抱いた謎にはラプンツェルが素直に答える。
彼女の知識のベースは例のお婆さんから。
それ以外の幾つかは本から入手しているのだという。
* * *
>「王子だけでは厳しいですよ。恐らくあれは侵入者に攻撃するように命令されているんです。」
>「ストーンサーバントと呼ばれる操霊術師によって作られた石のゴーレムです。連撃しますので注意してください。一撃は重いですからね。」
その正体を見抜いたグレースが言う。
このストーンサーバントは侵入者を排除するためにいるのではないかと。
「躁霊術師......魔法を使う者のことですね。
そう言えば話に聞いたことがあります。
森に住む魔女の噂ですが」
グレースの説明を聞いてレタスには思い当たる節があったようだ。
しかしそれはこの場が落ち着いてからの話だ。
石でできた従者の人形は今にも冒険者たちに襲い掛かりそうだ。
>「さてと、どう攻めようかな」
一つつぶやいてラキアスは戦う体制を取る。
その表情にはどことなく笑みが浮かんでいたように見えた。
* * *
戦いについてだが、戦闘に出て行ったラキアスとレタスは幾つか攻撃を避けることに失敗した。
また、彼女たちの斬撃もまた石の体の硬さに阻まれて打ち砕くことができなかった。
そのせいでグレースは回復の奇跡を幾度か起こさざるを得なかっただろうか。
――だとしても最後まで立っていたのは冒険者たちだ。
もうこの先を塞ぐ障害はない。
洞窟を奥へと進んでいけばいいだけだ。
「戦いってこういうものなのね。
なんだかすごく......怖かったわ」
岩陰からひょっこりラプンツェルと長い髪が姿を現す。
初めて目の前にした戦いの激しさに多少気が参っているようだ。
「怖がらせて済みません。
貴女を守りたくて戦って......それで貴女の心を守れないのは男として失格でした。
けれど貴女にはわかって欲しい。
僕は貴女のためならば全てと戦う覚悟を持っていることを」
レタスは剣を鞘に入れ、盾を仕舞い。
可能な限り優しくラプンツェルの手を取った。
「それにしてもラキアスさんは戦いの際にとても活き活きとしてらっしゃいますね。
そんな貴女も情熱的で素敵ですよ」
これはレタスのラキアスに対する評価だ。
隣で戦った彼にはラキアスの表情がよく見えていたらしい。
* * *
ストーンサーバントを打ち倒したあとは只管に一本径の穴ぐらを進んでいくだけだった。
そして幾らか歩いたところで行き止まりにつき当たる。
洞窟としては確かに行き止まりだが。
それは所詮世界を平面に見た場合の話だ。
上に至るための梯子がかかっている。
これを登れば洞窟から出ることができるだろう。
「上にあるのは、木の扉のようですね」
「誰か住んでいるのかしら?」
確かに見上げれば木の扉のようなものがある。
戸があるとすればその向こうは何らかの人工物になっている可能性が高い。
森の外にあるという村の方まで出たのだろうか。
それともまたの別のものだろうか。
少なくとも開いてみなければわからない。
―――――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
ストーンサーバントとの勝負は以下のような結果になりました。
3:やや失敗。2D6のHPダメージと3D6のMPダメージを任意に振り分け。
ちなみにダメージはHPに5点、MPに10点のダメージでした。
PTで自由に振り分けてください。
戦闘後回復や戦利品の決定は可能です。
また、戦闘に勝利したので1点のHPを獲得できます。
あとは道なりなのでご自由に(*´∀`*)
ラプンツェルさんは、僕の疑問にこう答えてくれた。
>「外のことはね、お婆さんが教えてくれたのよ。
最近はあなたの言う通り、お婆さんに頼んだ本を読んで勉強することもあるわ。
お婆さんに外のことを聞くとね......悲しそうな目をするから」
「お婆さん...そうですか。外のことはあまり聞けないのですね。
そしたら理由までは聞けないですよね。」
ああ、核心はそこにある。と僕は思った。
お婆さんにとっては、外の世界は居ずらい場所なのだと。
社会に馴染めないのかもしれない。
そうすると、彼女にとっては塔の中だけが心穏やかに過ごせる場所ということになり
ラプンツェルさんをそこに置いたというのも納得ができる。
つまり、そういう価値観なのだ。
閉じ込めたというわけではなく、そこしか自分の居場所が無かった、ということなんだろう。
「あの、女性をお婆さんと呼ぶのは抵抗があるんです。その方のお名前は何というのでしょうか?」
* * *
戦いが終わり、僕は癒しきれなかったラキアスを再度治癒した。
目の前には砕けた岩の塊が残るのみだ。
「ウルフよりは戦い甲斐がありましたね。お二人ともナイスファイトでした。」
僕は前衛の二人を労う。
「どうでした?一緒に前に出るのと、回復要員として後にいるのでは、ラキアスにとってはどちらが良かったですか?」
今後のこともあるのでリサーチしておこう。
僕が前に出る場合は、戦闘補助というポジションだから、投げ技がメインだろう。
今回みたいな堅物じゃなければ、全力攻撃や必殺攻撃に効果的な支援になりうるだろう。
後に下がる場合は、回復がメインとなる。
よほど当てられなくて困る相手じゃなければ、後のほうが安心かもしれない。
ラキアスの答えは、僕の予想通りだった。
「そうですね。今のパーティとご一緒できるのであれば、僕は後のほうがいいかもしれません。
それに、やっていて思ったことですが、前に出ないほうが物事を考えるのに専念できるんです。」
戦闘では支援側だが、非戦闘時は僕は情報収集に努めている。
ラキアスはそれをわかっているらしく、話に加わってこないことに気がついた。
彼女は警備しながら、僕の仕事を支援しているのだ。
ラプンツェルさんは、物陰から顔を出した。
この手のライブ観戦はいささか刺激が強すぎたようだ。
>「戦いってこういうものなのね。 なんだかすごく......怖かったわ」
>「怖がらせて済みません。
貴女を守りたくて戦って......それで貴女の心を守れないのは男として失格でした。
けれど貴女にはわかって欲しい。
僕は貴女のためならば全てと戦う覚悟を持っていることを」
「王子は立派でしたよ。それほどの腕がおありなら大事な方を御護りできるでしょう。
だいたい、ああいうのは毎度は出てきませんし。
それに、あのサーバントは戦う以外にも命令によっては色々と役に立ちます。
例えば、この洞窟を作るとか、ね。要は使い方次第なんです。」
僕は王子の証言から一つ推理できたことがあった。
森に住む魔女。彼女はサーバントを使い、この洞窟や塔も建設したのだと。
あの塔も年数的にはそれほど古くなかったからだ。
サーバントを土建要員として活用すれば、不可能ではない。
つまり、森に住む魔女とは、お婆さんのことなのだ。
まあ、サーバントを使って建設した現場なんか見たら一般の人は恐れるだろう。
それで・・・いやそれ以前の話なのかもしれないが、操霊術師という立場から
社会的に不遇な立場になってしまった、のかもしれない。
「王子、僕ら冒険者の立場からしますと、操霊術師や魔術師などは寧ろ有難い存在なのです。
術は、使い方次第なのですよ。ですからたとえ、ラプンツェルさんのお婆さんがそうだったとしても、受け入れてあげて欲しいんです。」
ラキアスが何やら道具を用意しているのが目に留まった。
「もしかして、薬師の専用道具なのですか?
でしたらこちらで処方をお願いしちゃっていいですか?」
回復魔法を使ったことで薬を処方してくれるようだ。
アルフさんの分ももちろん一緒に作る。これは助かる。
あの立派な植物図鑑といい、もともとラキアスは植物には関心があるのだと思う。
僕が金属や貴石といった鉱物に関心があるのと同じように。
こういうのは得意な人に任せてしまうのが一番だ。手持ちの薬草は全部預けてしまおう。
ラキアスが準備している間に、僕は残骸を調べてみたが、
加工できるようなメタルどころかまともな石すら出てこない。
石人形だけにちょっと期待していたのだが、戦利品については残念な結果に終わった。
結婚指輪プロジェクトも、できれば自力で材料を調達したかったのだが。
ラキアスから処方してもらった薬は、粉薬だった。水と一緒に服用するがお勧めらしい。
「ええ。確かに苦いですけど。これくらいなら大丈夫ですね。」
精神力がひどく欠乏している時は、きっとこの苦味が恋しくなるのかもしれない。
しばらくすると、若干あっただるさが消えていった。
「助かりました。ありがとうございます。」
気力を譲渡する魔法はあるものの、本質的に魔法で気力は回復できない。薬師はマジックユーザーにとってはありがたい存在だ。
まともに魔法を使ったのは初めてだっただけに、ありがたみを身をもって実感することができた。
* * * *
体力も気力も万全の状態になった所で、僕らはさらに洞窟を進む。
しばらく行くと、ついに行き止まりになった。
そして、
上に続くはしご。
>「上にあるのは、木の扉のようですね」
>「誰か住んでいるのかしら?」
「まだわかりませんか?
恐らくここが、先ほどのサーバントを作った方の住まいだと思いますよ。
森の中の、優秀な操霊術者の自宅です。」
そう。たぶんラプンツェルさんのお婆さんの自宅。
その気になれば、地上を通らずに塔と自宅を行き来できる地下道も完備。
これは、いざという時の避難経路にもなるのだろう。
ラキアスがドアを開けることになるのだろうか。
ノックするかしないかは彼女に任せることにする。
* * * *
コルチョネーラです。
HPダメージ5のラキアスさんにキュアで回復します。
MPダメージ5に3点消費で 8点減りましたが、
魔香草ひとつ消費、ラキアスさんの処方でMPも完全回復。
ラキアスさん自身はMP回復しなくて大丈夫なのかな?
戦利品は 収穫無しです。
07:14:39 コルチョ@グレース 戦利品 2d6Dice:2D6[3,1]=4
何も見つからなかった模様(笑)
07:13:55 コルチョ@グレース 回復量 r10+8Dice:R10[1,4:2]+8=10
07:12:38 コルチョ@グレース キュア発動 2d6Dice:2D6[1,6]=7
魔法生物は本当にやりづらい。 金属や岩石、木材などで形作られた命だ。生き物ならば共通するであろう生命維持に欠かせないものがないのだから。
急所攻めは意味ないことだと理解している。だから戦力が落ちるのを狙って両腕を集中的に狙った。
グレースさんの話通り相手は連撃で攻撃してくる。危険ではあるが、そんなことは慣れている。
攻撃を繰り出す速度に反して避けるのは苦手のようで当てるのは簡単だ。
しかし刃が頑丈な岩に阻まれ、思うように入り込まない。 おまけに何度も攻撃を繰り返していく中で隙を突かれ一撃貰ってしまった。
少々苦戦はしたものの、仲間たちからの支援のおかげで私達が勝つことが出来た。だか、後で鍛え直す必要があるな。これで満足しているようでは駄目だ。もっと上に行きたい。
>「ウルフよりは戦い甲斐がありましたね。お二人ともナイスファイトでした。」
後ろからグレースさんからねぎらいの言葉頂きました。
「ありがとう。ちょっとヘマしちゃったけどね。」
ストーンサーバントからお腹に一撃貰ってしまいました。まともに受けた訳ではありませんのでちょっと痛いくらいです。
>「どうでした?一緒に前に出るのと、回復要員として後にいるのでは、ラキアスにとってはどちらが良かったですか?」
治療受けている間に自分はどのポジションがいいのか質問されました。
「私は回復要員としていてもらったほうがありがたいな。
戦闘中大怪我負ったときなどに役に立つからね。
それにグレースさんが傷つくのを見なくて済むというのもあるかな。」
最後のは私のわがまま。気にしないでください。
ル・リアンメンバー構成で回復要因の人が居ないんですよね。
いや、アルフは銃に弾を込めれば使えますし、私も薬草やポーションで出来ます。
しかし、せっかくの主戦力を回復に費やすのは勿体ないです。
戦闘では薬草を使うほど暇ではありません。ポーションは使えますが、時間が掛かってしまいます。
>「そうですね。今のパーティでご一緒できるのであれば、僕は後のほうがいいかもしれません。
それに、やっていて思ったことですが、前に出ないほうが物事を考えるのに専念できるんです。」
「うん。荒事はこっちに任せて。守るのは私の役目でもあるからね。」
理由はもう2つあります。
実際、彼は宗教上の理由もあるかもしれませんが、戦うのをためらいがちだからです。
どうしてもと言うときはやりますが、基本は投げ技で相手を転倒させるなど補助に回ることが多いです。
役割に徹するからというより恐いからという印象を受けます。
もう一つは情報収集に長けており、頭の回転が早いことです。
普段の会話からさり気なく情報を引き出し、それを下に推理していく。様々な可能性を考えています。
以上の理由で前に出るより後ろにいたほうがいいと思います。
「グレースさん戦闘中も回復魔法使いまくってたよね。今薬作るからちょっと待っていてもちろんアルフの分も作るからね。」
荷物から魔香草と薬師道具セットを取り出し、乳鉢の中に入れ、乳棒ですり潰します。粉々になるまですり潰したらオブラートの上に適量を乗せます。
それを2人に渡します。飲み水も忘れずに
アルフは一見平気そうに見えますが、銃を撃つのにも少なからず魔力を使うでしょう?
一見簡単そうに見えますが、意外に薬は繊細なものでして。量を少ないと効き目が出ませんし。多いとそれは毒になります。
飲ませる相手の体格にも気を付けなければなりません。子供と大人では同じ量でも効き目に違いが出てしまうのと同じように
「グレースさんとアルフどうぞ。苦いかもしれないけど効き目はバッチリだから」
苦いのが無理なら焚くのもあります。ここではオススメしませんが。洞窟の中ですし
>「戦いってこういうものなのね。 なんだかすごく......怖かったわ」
>「怖がらせて済みません。
貴女を守りたくて戦って......それで貴女の心を守れないのは男として失格でした。
けれど貴女にはわかって欲しい。
僕は貴女のためならば全てと戦う覚悟を持っていることを」
>「王子は立派でしたよ。それほどの腕がおありなら大事な方を御護りできるでしょう。
だいたい、ああいうのは毎度は出てきませんし。
それに、あのサーヴァントは戦う以外にも命令によっては色々と役に立ちます。
例えば、この洞窟を作るとか、ね。要は使い方次第なんです。」
ラプンツェルさんは恐怖を覚えてしまったみたいです。
そう思うのは無理ありません。ごく普通の一般的な反応です。
心のケアは2人に任せて大丈夫そうですね。
私は気の利いた言葉をかけられませんから助かります。
>「それにしてもラキアスさんは戦いの際にとても活き活きとしてらっしゃいますね。
そんな貴女も情熱的で素敵ですよ」
「・・・ありがとうございます。そんなことをおっしゃるのは初めてです。レタス様は何ともないのですね?」
戦いながら笑うって普通不気味に感じるものですよ。わかっていても無意識に笑みが出てしまいます。もうこれ完全に癖になってしまっていますね。
王子は何とも思わないのかちょっと心配になりました。
ーーーーーーーーーー
しばらく進んでいくと途中で行き止まりの上に木の扉とハシゴがかけられていました。
>「上にあるのは、木の扉のようですね」
>「誰か住んでいるのかしら?」
>「まだわかりませんか?
恐らくここが、先ほどのサーヴァントを作った方の住まいだと思いますよ。
森の中の、優秀な操霊術者の自宅です。」
グレースさんはお婆さんの自宅と思ったそうです。
「んー....私はお婆さんの小屋だと思うなあ万が一突破されたときの為に」
多分なんですけどね。
「念のため私が先に開けます。他に開けたい人はいますか?罠が仕掛けられている可能性もありますが。」
「・・・特に希望はないみたいだね。それでは行きますね。」
上に上がってノックします。物音がするようなら様子見。場合によっては勢いよく飛び出しますか。
聞き耳を立てます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
PLより
アイベックスです。
やっと完成かな。
蓋を開けるのはラキアスがいいなと思っていますが大丈夫ですか?
残りは後に追加します。
ダメージ量とMP消費の量について大丈夫ですよ。
MP回復をぺたりとはりました。
RPで実際には減っていないけどアルフにも渡します。
少なからず銃で使うでしょ?みたいに
15:33:48 アイベックス@ラキアス 魔香草(薬師道具セットこみ)使用。対象グレースさん 1d+4+8 Dice:1D6[4]+4+8=16
タイミング限られてそうだからラキアスも回復させときます
11:55:21 アイベックス@ラキアス 余裕で全回復でしたこれで残り5かなRP含めれば4ですね
11:54:02 アイベックス@ラキアス 魔香草(薬師道具セットこみ)使用。対象ラキアス 1d+4+8 Dice:1D6[5]+4+8=17
追記 使うかもしれないので足しました。
10:37:09 アイベックス@ラキアス 必要そうなら 聞き耳判定 2d6+6
Dice:2D6[4,5]+6=15
>「あの、女性をお婆さんと呼ぶのは抵抗があるんです。その方のお名前は何というのでしょうか?」
グレースは謎の人物お婆さんの名を尋ねる。
ラプンツェルの唇からこぼれ落ちた言葉は......。
「お婆さんの名前?
ゴーテルって言うのよ」
ゴーテル......それが魔女の名前であるそうだ。
* * *
戦闘後、グレースの魔法で体力を。
ラキアスの薬師の腕で気力を回復する。
>「王子、僕ら冒険者の立場からしますと、操霊術師や魔術師などは寧ろ有難い存在なのです。
> 術は、使い方次第なのですよ。ですからたとえ、ラプンツェルさんのお婆さんがそうだったとしても、受け入れてあげて欲しいんです。」
休憩後の出発前、グレースはレタスに語りかける。
「よく理解しているつもりですよ。
そもそも王家の者として魔法の力を持つ者と関わることもありますからね。
魔法を使えるからというだけで白い目で見ることはしません」
レタスはグレースの言葉を受け止めてくれたようだ。
尤も王子たるレタスにとって魔法とは使い方次第だということはよくわかっているであろうが。
* * *
洞窟の天井部分に見える木の板でできた扉。
>「まだわかりませんか?
> 恐らくここが、先ほどのサーバントを作った方の住まいだと思いますよ。
> 森の中の、優秀な操霊術者の自宅です。」>「んー....私はお婆さんの小屋だと思うなあ万が一突破されたときの為に」
グレースとラキアスはそれぞれゴーテルの小屋に通じているのではないかと判断したようだ。
>「念のため私が先に開けます。他に開けたい人はいますか?罠が仕掛けられている可能性もありますが。」
罠の可能性も考慮してラキアスは自らが一番前に立つことを提案する。
「危ないのかもしれないのでしょう?
大丈夫?」
ラプンツェルはラキアスの身を案じ。
「レディーファーストとは言いますが。
僕個人としてはラキアスさんに危ない目に遭ってもらいたくはないですね。
鎧も身につけていることですし、僕に先を行かせてはいただけませんか?」
レタスは自らが前に出ることを進言する。
けれど彼は意地でも前に出たいわけではなく。
「ラキアスさんが任せて欲しいと仰られるのでしたら。
僕は貴女を見守りましょう」
彼らしくラキアスの気持ちを慮ってくれるようだ。
* * *
梯子を登り、木の扉を開けた先は木造の建物のようだった。
とりあえずラキアスたちの心配していた罠の類はなかったらしい。
明かりがついておらず、室内は薄暗い。
まだ時間帯的には日中のはずであるようだが。
窓から光が差し込んでくる様子はない。
――どうやら雨が降っているようだ。
窓自体は閉められているため、雨が入ってくる様子はない。
明かりがあれば室内の様子はよくわかるだろうが。
なくても暗闇に目が慣れれば大体把握できる。
暗視を持つラキアスにとっては何の問題もない。
室内には幾つかの棚や箱が有る。
農業用の道具や貯蔵用の野菜類なども見えるだろう。
この木造の建物は倉庫なようだ。
「塔の上から以外は初めて見たわ。
森ってこんな風になっているのね!
雨が降ってるけど――素敵!」
ラプンツェルは窓から森の様子を伺っているようだ。
未だここがどこだか特定できていない以上、若干その行いは危なっかしい。
顔を出していないだけ幾分かマシかもしれない。
ここが倉庫であるならば、当然扉はあるだろう。
探せばすぐにそれは見つかる。
建物自体と同様に木製の扉だ。
だが、その扉を開こうとしてもうまくいかない。
外側に錠前でも付けられているのだろうか。
内側からでは解除することはできないだろう。
―――――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
はしごを登った先はこんな感じです。
レタスが先に登ることを提案していますが、ラキアスが最初に登ることもできます。
倉庫の入口の扉がありますが、外側から鍵がかけられているので内側からは解除できません。
破壊する場合は木の扉相当と致します。
窓は開くことができますが、大人の体が通るほどではございません。
まして鎧や長い髪などはより難しいでしょう。
他にもいろいろございますが、ご自由な行動をどうぞ!
行きたがる人はいないかと思って質問しましたら
>「危ないのかもしれないのでしょう? 大丈夫?」
ラプンツェルさんから心配の声。
>「レディーファーストとは言いますが。 僕個人としてはラキアスさんに危ない目に遭ってもらいたくはないですね。 鎧も身につけていることですし、僕に先を行かせてはいただけませんか?」
レタス王子からは自ら先頭に立つ声が聞こえました。
意外でした。そのまま私を行かせるかラプンツェルさんが手をあげるだろうと思っていましたが・・・
「お二人ともご心配いりません。私はこういった危険には慣れております。レタス様はこれから共に歩むお姫様を何があっても守り抜いてください。」
開ける前に二人を見つめます。その表情は真剣に見えると思います。
どうして駄目なのか正論を長く述べるよりこのほうが納得してくださるはずです。
>「ラキアスさんが任せて欲しいと仰られるのでしたら。 僕は貴女を見守りましょう」
思いは通じたようでレタス王子は先頭を譲って頂きました。
私がレタス王子を護衛する立場でしたのに見守られるとはうーん複雑な気持ちですが、まあ悪くないですかね。
ーーーーーーーーーーー
ノックをしても何も聞こえません。途中まで慎重に開け一気に飛び出しました。すかさず周囲状況確認。 罠は無し。敵の姿、気配は感じられません。
「ここがどこなのかはわかりませんが、とりあえずは大丈夫そうです。」
上がるのが大変そうなレタス王子とラプンツェルさんの手を貸します。
探してよく見ると、農作業に使う道具がいくつも見受けられます。外に通じる扉でしょうか木の扉も見つけました。
お婆さんいえ、ゴーテルさんでしたっけ。いつもならこうゆう相手には呼び捨てていますが、直接会って素性を知るまではさん呼びにします。
ゴーテルさんは自分で食べるために野菜を栽培しているのでしょうか。だとしたら健康的な方なのでしょう。実際にはやったことはありませんが、農作業も重労働だそうですから。弱った体では無理な話です。やはりただの魔法使いのお婆さんではなさそうですね。
>「塔の上から以外は初めて見たわ。 森ってこんな風になっているのね! 雨が降ってるけど――素敵!」
何か気になる物がないか調べている途中ラプンツェルさんはとても喜んでいました。生まれて初めて塔の下へ降りたのですから無理もありませんよ。でもね・・
「ラプンツェルさん。お気持ちはわかりますが、出来るだけお静かにお願いします。いつ敵が来るかわかりませんので」
やさしめに伝えはしましたが、今の彼女の耳に入るでしょうか?
部屋というより倉庫を調べ終えた後。木製の扉に聞き耳を立て安全を確認したところで開けようとします。
力をこめても開きません。内側にはありませんのでどうやら外で鍵をかけられていそうですね。
「外から鍵がけられているみたいだね。ここからでは鍵開けも無理そうだしアルフ。ちょっといい?その銃で壊せないかな?出来れば蝶番を狙って行けそう?」
無理なら私がなんとかこじ開けます。
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PLより
アイベックスです。倉庫内探索や扉に聞き耳したいのですが、何かわかったりしますか?
シィノの呪いで激痛しているところなんてみてそれがゴーテルの仕業だと分かればラキアス容赦しないだろうなあ
ラプンツェルさんはお婆さんの名前を明かしてくれた。
「ゴーテルさん、と仰るのですね。他に肉親や親せきの方はいらっしゃいますか?
あ、言いにくいようでしたら無理にはおたずねしませんが。」
普通に娘を持っているのなら、外の世界に触れさせないというのはかなり異常だ。
ゴーテルさんとしては理由はあるのだろうが、普通周りは賛成しないだろう。
他に肉親がいないのだろうが一応聞いてみる。
ご両親のことについては何も聞かされていないのだろうか?
* * * * *
王子は、魔法を使う者に関しては理解があるようだ。
ゴーテルさんがそうだとしても、そういった差別はしないだろう。
問題は、ゴーテルさんが話せる相手かどうか。
少なくとも、僕らは無断でラプンツェルさんを連れ出していることは否めない。
ゴーテルさんが悲しい目をするという「外」という言葉がひっかかる。
彼女の望んでいない方向に、僕らは動いているとするならば覚悟も必要になるのだろう。
それに・・・
当のゴーテルさんがそろそろ異変に気が付いていてもおかしくない頃合いだ。
* * * * *
>「レディーファーストとは言いますが。 僕個人としてはラキアスさんに危ない目に遭ってもらいたくはないですね。
>鎧も身につけていることですし、僕に先を行かせてはいただけませんか?」
王子はラキアスが先陣でドアを開けることに関して、先に行くことを申し出た。
前に出て戦う能力が喪失している状態でなければ、僕も同じことを言っていただろう。
危険は察知できるが、避けられないのでは足で纏いになってしまう。
回復役を望まれている以上、こういったケースは今後も増えてしまうのだろう。
>「お二人ともご心配いりません。私はこういった危険には慣れております。レタス様はこれから共に歩むお姫様を何があっても守り抜いてください。」
ラキアスが絶妙なフォローを入れる。
「危険にさらされた方をサポートする者もちゃんとおりますからね。」
そういう人を技術的にも精神的にも安心させるのが僕の役目だ。
> 「ラキアスさんが任せて欲しいと仰られるのでしたら。 僕は貴女を見守りましょう」
王子はそういって下がってくれた。
ラキアスに続いて上に上がると、そこは家ではない感じだった。
人気もない。
「今回はラキアスの推理のほうが冴えてますね。僕がいなくても大丈夫な気がしてきました。」
森の中の、恐らくゴーテルさんの建物、という所までは僕も正解ではあったが
塔の内部の考察といい、今回の予想といい見事に的中している。
僕の考察もヒントにしているかもしれないが、それ以上に勘がいいのかもしれない。
それとも、僕と一緒にいる時間が多いせいで、推理のノウハウも掴んできたのだろうか。
あまりよく見えないが、慣れてくるとここが倉庫だということがわかる。
物置。といったほうがしっくりくるが。
農機具があったり、収穫物があったりする。
「ゴーテルさんは、農業で生計を立てられていたのでしょうか?」
くだらないようで、実はそれなりに重要な質問だったりする。
生計を立てるということは、売る相手がいるということになるのだから。
どの程度、社会と関わっているのだろうか。
ラプンツェルさんは、窓から眺めた景色に感動しているようだ。
>「塔の上から以外は初めて見たわ。
森ってこんな風になっているのね!
雨が降ってるけど――素敵!」
>「ラプンツェルさん。お気持ちはわかりますが、出来るだけお静かにお願いします。いつ敵が来るかわかりませんので」
僕も子供の頃はきったこうだったに違いない。
一つ一つのことに、新たな感動を覚える。
これだけでも、彼女のとっては幸せなのだろう。
ラキアスの忠告は、音量的な意味で言ったのではないだろう。はしゃいで隙が出来た時のリスクを考えたのだと思う。
僕は周囲を観察してみる。
窓がある、ということは当然ドアもある。
ラキアスが開けようとしているが、ダメっぽい。
>「外から鍵がけられているみたいだね。ここからでは鍵開けも無理そうだし」
「案の定ですね。床も木ですし、掘るという選択肢もなさそうです。」
こうなるとこれは強行突破しかない。
>「アルフ。ちょっといい?その銃で壊せないかな?出来れば蝶番を狙って行けそう?」
端を狙うか、鍵の周辺を狙うか、どちらかになるだろうが、
ここは力技でこじ開けるしかなさそうだ。
* * * * * * * *
コルチョネーラです。
ドアをぶち破る方向で。
グレースは何か手伝えることって・・・なさそうだようね。
探偵なので倉庫も調べますが。
なんか気になるものは見つからないかな。