2-森を往く者
光の外に出たグレースとラキアス。
二人はいつの間にか森の中にいた。
そこにあったはずの本棚やエリックの姿はない。
シイノヴィアとアルフェイトの姿もまた......ない。
ただ近くの大きな木から小鳥の囀りが聞こえてくるだけだ。
――ここが本の中なのだろうか。
今二人が立っているのは森の中のきれいに整備された道のど真ん中だ。
馬や車などが通れるように最低限切り開かれているのだろう。
ある程度のスペースを残すように草木の合間を縫って道が作られている。
道があるということはどういうことであろうか。
答えは簡単である。
道の先には人がいるはずだ――ということだ。
さて、この道は二人の前後に向けて伸びている。
地面を調べれば一頭の馬の足跡が道の後ろ側から前に向けて進んでいっているのがわか
るだろう。
どちらに行くのも自由だ。
頑張って眺めてみても道はどこかで曲がっているのか......。
森の木々たちに遮られてその先に何があるのかわからない。
頼りになるのは――そう。
冒険者としての直感であろうか。
―――――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
グレースとラキアスとはこちらのカテゴリになります。
コルチョネーラさんとアイベックスさんはこちらのカテゴリにご投稿ください。
アルフェイトとラキアスは森の道の上にいます。
探索判定をどうぞ。目標値は11です。
成功すれば足跡がある方向へ向かっているのがわかります。
探索判定に成功すれば見識判定を行えます。目標値は12です。
成功すればその足跡は馬のものであるとわかります。
各PCに共通して【MQ:物語を完結させて外に出る】を課します。
応募時のダイスの出目はSQの決定に使用します。
グレースもラキアスも出目は1だったので、【SQ1:ヒロイック・オーサー(HPを5点以上取得する)】となります。
その他などは以下の通りです。
====================================
SQ1:ヒロイック・オーサー(HPを5点以上取得する)
SQ2:コメディ・オーサー(CPを5点以上取得する)
SQ3:トラジェディ・オーサー(TPを5点以上取得する)
SQ4:ロマンス・オーサー(RPを5点以上取得する)
SQ5:サポート・オーサー(SPを5点以上取得する)
SQ6:バランス・オーサー(各ポイントを1点以上取得する)
====================================
グレースとラキアスは次の行動を選択してください。
具体的なものは以下の2つです。
・足跡のある道へ向かう
・何もない道へ向かう
このカテゴリに記事を投稿する際は、
カテゴリ『2-森を往く者』にチェックを入れて投稿してください。
私はどこかの城下町や花畑といった華やかな場所へ着くのかと思っていました。本の世界へ入り込んだと気が付くまでは。
華やかさとは真逆の小鳥のさえずりを除けば、辺りは静寂に包まれた緑が深い木々が所せましとばかりに生えているだけでした。
「グレースさん大丈夫・・・ってあれ?シィノさんとアルフはどこにいったの!?」
ひとまず全員いるか確認しにきょろきょろと見渡します。
グレースさんは見たところ怪我はなさそうですので安心しましたが、二人ともどこかへいなくなってしまいました。
ここに入る時にばらけてしまったのでしょうか・・・。
「どうやら、ばらばらになってしまったみたいだね。それにしてもここどこだろう?森の中ってだけはわかるけど・・」
「ん?」
下のほうへ目を向けると先ほどまでは気づきませんでしたが、そこそこの幅広さのある道が一本前後とも続いているのを見つけました。
石畳のように頑丈な舗装されているわけではないものの、歩きやすいくらいには整備されていました。
馬車もここを通るのでしょうか。
じっと観察します。
「・・・これは足跡だね。しかも馬の。向こうまで続いているよ。まだ新しいほうだからまだこのあたりにいるかもしれないね。」
人差し指で足跡とその方向をグレースさんに知らせます。
見つけたのは馬の足跡。つけられてから風化はまだ見られませんので近くにいると判断しました。車輪の後は見当たりませんので、馬車はなさそうです。
ちょっとした提案を思いつきます。
「ねえ、グレースさん。提案なんだけど、この跡に続いて歩かない?もしかしたら誰かに出会えるかもしれないし今は情報が欲しいからさやみくもに探すよりはいいかなって思うけどどうかな?」
もちろん心配しています。駆け出したいくらいに。手がかりが何もなしな上に、どこなのかもわかっていませんのに突っ込むのはあまり良くないなと思ったからです。
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PLより
ひとまずここまで。
足跡の後についていきたい派です。違う意見でも遠慮なくいってくださいな。
返答がくれば追加する予定です。
↓※見識判定時基本値3を入れ忘れましたすみません。
02:29:24 アイベックス@ラキアス おっとこれに知力ボーナスとセージで合計3入れないとだから成功。
02:28:09 アイベックス@ラキアス 見識判定 2d6
Dice:2D6[6,4]=10
* アイベックス@ラキアスさんが入室しました。
* アイベックス@ラキアスさんがタイムアウトしました。
02:08:25 アイベックス@ラキアス 探索判定 2D6+6
Dice:2D6[3,2]+6=11
魔法の光に導かれてたどり着いた先は...
>「グレースさん大丈夫・・・ってあれ?シィノさんとアルフはどこにいったの!?」
ラキアスの声が聞こえる。
視界がはっきりすると、ここが森の中だということがわかる。
整備された道の上にいるということも。
「大丈夫です。お二人は...いませんね」
このあたりにいるのだろうか?いや、たぶん居ない気がする。
何故なら僕らは物語の登場人物になったのだから。
作者の立場で誰をどの配置にしようか自由にできるのなら、わざわざこの近くに配置などしないだろう。
>「どうやら、ばらばらになってしまったみたいだね。それにしてもここどこだろう?森の中ってだけはわかるけど・・」
「そうですね。でもこの道はちゃんと整備されてますし、恐らく街道なのでしょう。」
答えは道を進んでください、ってことだ。
それ以外に選択肢が無いと言ってもいいくらい他は何もない。
とりあえず、僕は道に印をつけることにした。ここがスタート地点ということで。
道に印をつけたのは、魔法の迷路みたいな展開を気にしたからだ。
行っても行っても森が終わらない、と思ったら同じ道を何度も通っていた、
なんて展開だって絵本の中ならありえるだろうから。
ラキアスは道をじっと観察している。同じように僕も見てみると。うん。痕跡がある。
>「・・・これは足跡だね。しかも馬の。向こうまで続いているよ。まだ新しいほうだからまだこのあたりにいるかもしれないね。」
経過時間が一番わかりやすいのは馬糞だったりするが、絵本の世界だけにそういうものは無いのかもしれない。
「馬車の車輪の轍が無いところを見ると、馬が一頭だけですね。馬だけが歩いているわけじゃなく、人が乗っていたのでしょう。たぶん...男性なんでしょうね。」
>「ねえ、グレースさん。提案なんだけど、この跡に続いて歩かない?もしかしたら誰かに出会えるかもしれないし今は情報が欲しいからさやみくもに探すよりはいいかなって思うけどどうかな?」
僕も同じ考えだ。手がかりがあると捜索したくなるのは探偵時代の癖みたいなものだから。
二人いるから別れて捜索することも選択肢としてはある。
でもそうなると、全員が合流することが更に難しくなってしまうだろう。
「ええ。追跡してみましょう。逆に行っても何もなさそうですし。走りますか?」
既に僕らは行くべき方向を向いていた。
このまますんなりと出るとは考えにくい。何かが待っているはずだ。
* * * * * * * *
コルチョネーラです。
念のために道に印をつけるあたりがグレースらしい行動です。
判定は成功。方向も決定。
ラキアスさんが走るならついていきます。
グレース@コルチョ ≫ 見識 2d6+7 <Dice:2D6[4,6]+7=17>
グレース@コルチョ ≫ 探索 2d6+4 <Dice:2D6[3,4]+4=11>
>「ええ。追跡してみましょう。逆に行っても何もなさそうですし。走りますか?」
こうゆうときは目立たないよう隠密しながらいくのですが、2人がこうして一緒にいるとは限りません。はやく合流したいので賛成します。
「そうだね。おっと、その前に念のためこれ貸すよ。」
カバンの中からよく切れるナイフを柄の部分をグレースさんに向くようにして渡します。
このナイフは前の依頼に茨を切るのにも使いました。切れ味もですが、余計な力を使わずに済みますので使い勝手がよくて、獲物の下処理やロープを切ったりちょっとおd・・げふんげふん。ともかく色々と使える優れものです。
「この足跡の持ち主と戦うかもしれないから自衛する手段は持っていたほうがいいかなって。素手よりはマシだと思うけど」
もちろんこれを抜く必要がないように可能な限り戦闘は避けますしなっても全力で戦います。
「それじゃあ行くよ。」
足跡を追跡しに走り出しました。
運よく2人に合流できたらよろしいのですが。
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PLより
アイベックスです。
返答がきましたので、続きを書きました。
ナイフを渡そうとしていますが、断ってもかまいませんよー
一緒に走りましょう。グレースさんに合わせて走ります。敏捷24なので普通に走ったら少し差がでてしまうかもと思って
普通はハッピーエンドですけど、出来る限り要望に応えようとして空回った結果ですね。グレースさんのフォーローありがとうございます。
マザーグースですかね?怖い童話といえば、読んだことはないけど怖いというのを聞きます。
最近の童話前と違っていましたね。 妹の話では「三枚のお札」で山姥の最後和尚さんに言われ小さくなった後餅に挟まれ食べられたところが、グリンピースに変えられたになっているそうです。 年の差が10も離れていないのにゆとり前と後がこんなに違うとは時代の流れを感じさせます。
僕らは行くべき方向に進む。
早く合流したい、それは僕も同じだ。
>「そうだね。おっと、その前に念のためこれ貸すよ。」
ラキアスは僕にナイフを貸してくれた。
僕は、鞘を取って確認する。持った感じはちょっと重いがそれが使いやすいということだろう。
持ちやすい。それに何と言っても刃身模様が美しい波状になっている。安物にはこれがない。
>「この足跡の持ち主と戦うかもしれないから自衛する手段は持っていたほうがいいかなって。素手よりはマシだと思うけど」
「お気遣いありがとうございます。」
僕は鞘をして大事に懐にしまった。
本来の僕は、寧ろ武器は使わない。素手で突き技や蹴り技を駆使する。
癒しの術を必要とすればするほど、前に出て戦えなくなるのがシーン様との誓約だ。
だから今は戦えない。
もちろん、ナイフを持ったからといって恐らく戦力にはならないだろう。
それはわかっている。
大事な仲間は私が守る。これがラキアスからのメッセージ。
それが僕にはわかる。声に出さなくても。
>「それじゃあ行くよ。」
「参りましょう。」
風を切って走る。森を駆け抜けていこう。
* * * * * *
コルチョネーラです。
走って追跡。
目標を発見したら距離を詰めずに尾行歩きにチェンジします。
ナイフはもちろんお借りします。
これはお守りみたいなものですね。
目に見える敵からは守られ、目に見えない敵からは守る。
これが理想のスタイルかなぁ。
蛮族などの攻撃からは守られる代わりに、コミュニケーションで不器用な一面がある
ラキアスさんに地雷を踏ませないようにしっかりフォローできたらいいな。
約束を破ってバッドエンドになる話と言われて真っ先に浮かぶのは「つるの恩返し」
あとは「浦島太郎」もそうですよね。
配偶者とか、不思議な居候に秘密があって、それが守られている間は幸せな生活続くケースが
私の印象では強いですね。
3枚のお札も時代と共に変わるんですね。今の食生活に馴染みにあるものになったんですね。
グリーンピースなんて缶詰か冷凍で普及した食べ物ですから昔はマイナーでしたよね。
赤ずきんちゃんももともとはバッドエンドだったみたいですよ。
これも「寄り道していけない」という言いつけを守らなかったから「狼に食べられた」んですよね。
>「ねえ、グレースさん。提案なんだけど、この跡に続いて歩かない?もしかしたら誰かに出会えるかもしれないし今は情報が欲しいからさやみくもに探すよりはいいかなって思うけどどうかな?」
>「ええ。追跡してみましょう。逆に行っても何もなさそうですし。走りますか?」
ラキアスとグレースは足跡の続いている報告へと道を歩いていくと決めた。
足跡はまだ見たところ新しく......。
馬がここを通っていったのはそう昔のことではないだろう。
走れば追いつけるかもしれない。
――二人が道なりに進んでいくと。
右手の方角に見えてくる物体があった。
赤い屋根をした白く高く伸びている塔である。
この森中をもう少し深部まで潜っていったところに建っているのだろうか。
今いる場所からは若干の距離がありそうだ。
* * *
そのまま道なりに幾分か行った頃のこと。
獣の唸り声が聞こえてきた。
数匹の動物がいるようだ。
さらに近づいていけば、具体的な状況がよくわかるだろう。
白い馬に載った栗色の髪の毛の男性が......。
五匹の狼たちによって囲まれているようだ。
中心にいる一匹は他のものと比べて少し大きく。
おそらく群れのリーダーなのではないかと想像できるだろう。
男性は多少困ったような顔つきをしている。
少なくともどうにも手に負えないということではないようだ。
よく見ればその優雅なマントの下に美しい鎧がある。
彼は狼たちに意識が向かっているため......二人の接近には気がついていないようだ。
彼の手伝いをするか、無視して戻るかはラキアスとグレース次第である。
尤もこの先へ進もうというのであれば、よっぽどうまく隠れなければ巻き込まれるだろう。
――そうこうしているうちに狼たちはまずは男性が跨っている馬の足に食らいつこうとするだろう。
―――――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
ラキアスとグレースのルート進行になります。
足跡の方へ向かっていくと塔が見えてきました。
アルフェイトがいる場所ですが少し距離があるため、今は向かえません。
狼たちの声について聞き耳判定が可能です。目標値は10/13。
10を出せば獣の声が聞こえ、13を出せば獣の群れの声だとより詳細に聞こえます。
【ウルフ】について魔物知識判定をどうぞ。目標値は5/10です。
また【パックリーダー】についても魔物知識判定をどうぞ。目標値は8/11です。
【パックリーダー】はカルディアグレイスに記載されている狼のリーダーです。
まあ所詮3レベルなのでリーダーといっても大したことはないですが。
グレースとラキアスは次の行動を選択してください。
具体的なものは以下の3つです。
・馬に乗った男性を助ける
・馬に乗った男性を無視して進む
・道を引き返す。
助けるを選んだ場合戦闘になります。
今回の戦闘はシチュエーション戦闘で処理します。
お二人はそれぞれ1D6ずつダイスをお振りください。
2つのダイスの平均の数字によって以下のものから戦闘の描写が決定します。
====================================
1:まさかの辛勝。4D6のHPダメージを任意に振り分け。
2:多少のミスがある。2D6のHPダメージを任意に振り分け。
3:一瞬だけ油断。1D6のHPダメージを任意に振り分け。
4:ごく普通の勝利。ノーダメージ。
5:余裕の勝利。ノーダメージ
6:瞬殺。ノーダメージ。
====================================
無視して進む場合隠密判定をどうぞ。目標値は13です。
他にも何かあればご自由に行動ください(*´∀`*)
僕は、先行するラキアスの後を走る。
どこまでも、同じ景色が続くかと思いきや、赤い屋根の白い塔が見えてきた。
馬はそこに向かっているのかもしれない。
しかし、森の中の塔とは。周囲を寄せ付けない雰囲気といい何とも不気味な感じがする。
ラキアスはどう思うだろう。寧ろああいうものに興味を示しそうにも思えるが。
ラキアスは足を止めていた。何かを感じ取ったらしい。
残念ながら、僕には何も聞こえない。恐らく何かを聞いたんだと思う。
「目で見たほうが良いかもしれませんね。」
正体を見れば大体は判明するだろう。近づいてくればそれはわかる。
「白馬とは解りやすいですね。童話の常識なら彼は王子で間違いなさそうですけど。
パックリーダー率いる狼の群れ...ですか。とんだおまけがついたものですね。」
動物ならナイフより、煙のにおいを嫌がる。
これは山火事から身を守るための防御本能で、先天的に嫌なものらしい。
僕は、たいまつに火をつけた。
「護衛の一人もつけずに、高価な装備をされているのですから、護身の心得はおありでしょうが
せっかくの御馬を馬刺しにはされたくないでしょうし。参りますか。」
僕らは狼と対峙する。そして、いかにも王子らしき人物にこう言った。
「すぐ片付きますので、しばらくお待ちいただけますでしょうか。」
そうは言っても、彼が戦うようならサポートするつもりでいる。
どちらにしても、楽勝だろう。
狼にはこう言う。
「ローストされたくなかったら逃げたほうがいいですよ?」
* * * * * * *
コルチョネーラです。
松明持って狼を駆除します。
王子戦うようならサポートする感じになります。
グレースはどちらかというと「追い払う」感じですが、ラキアスさんは容赦しないでしょうね。
21:17:57 コルチョ@グレース ≫ まもち(パックリーダー) 2d6+7 <Dice:2D6[3,3]+7=13>
21:16:29 コルチョ@グレース ≫ まもち(ウルフ) 2d6+7 <Dice:2D6[3,3]+7=13>
21:14:53 コルチョ@グレース ≫ 聞き耳判定 2d6+4 <Dice:2D6[2,3]+4=9>
08:06:06 コルチョ@グレース ≫ シチュエーションダイス 1d6 <Dice:1D6[3]=3>
今日中にレスがあるようなら、明日朝にでも追加投稿します。
私達は走って追跡することにしました。ひとりだけ先に行かないようグレースさんがついていける早さに合わせて。
森の中で見つけたあの塔。追跡が終わった後行ってみたいです。その怪しさは恐怖より好奇心を刺激してくれます。
「グレースさん止まって。動物の唸り声が聞こえる。」
ここから少し離れた場所から唸り声が聞こえました。動物のもので間違いありませんが、種類まではわかりません。
>「目で見たほうが良いかもしれませんね。」
「そうだね。これ急いだほうがいいかも。」
うっかり縄張りに侵入してしまったのか、それとも獲物として狙われたのか・・・ どちらにしても急がないといけませんね。
急いで走ります。
見つけたのは、ウルフの群れと白馬に乗った男性でした。
ウルフの中にパックリーダー混ざっていますね。
>「白馬とは解りやすいですね。童話の常識なら彼は王子で間違いなさそうですけど。
パックリーダー率いる狼の群れ...ですか。とんだおまけがついたものですね。」
あれが王子ですか・・・恰好も一般人とは違う上品さをかもしだしていますので納得いきます。
それに鎧。武器は・・ここからでは見えません。強そうなのでちょっと興味があります。
「なら助けるべきかな。リーダがいるから先に潰そうか」
グレースさんはたいまつに火をつけました。
理由はわかります。やりたいことも。動物は火や煙を恐れるからですよね?
私はサーベルとカッツパルゲルを抜きます。
ふふ。追い払おうとするなんてこんなときでも優しいのですね。そこもグレースさんのいいところであります。たいまつを恐れて逃げ切れたらそれでも構いませんよ。逃がす気はありませんが。
>「護衛の一人もつけずに、高価な装備をされているのですから、護身の心得はおありでしょうが
せっかくの御馬を馬刺しにはされたくないでしょうし。参りますか。」
「はい!」
返事と共にウルフたちのほうへ駆けだします。
>「すぐ片付きますので、しばらくお待ちいただけますでしょうか。」
王子様に関しては彼にまかせましょう。私は今からやることに専念します。
>「ローストされたくなかったら逃げたほうがいいですよ?」
「ヒャッハー!獲物だー!!」
叫びながらパックリーダーに斬りかかろうとします。
発言はぶっ飛んではいますが、気が狂ったわけではなくウルフの注意をこちらに向けるためです。
ついでにイイ笑顔もつくっておきます。この中絵本ですし個性的なキャラつけにもなりますから。
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PLより
助ける一択です。
ラキアスなら容赦なくやるだろうなあ
ごく普通の勝利とかだったなら何か一工夫欲しくなってああなりましたw
王子視点危ないやつと思われるだろうなw
23:57:35 アイベックス@ラキアス シチュエーションダイス 1d6
Dice:1D6[4]=4
06:56:16 アイベックス@ラキアス 聞き耳判定 2d6+6
Dice:2D6[3,2]+6=11
04:14:32 アイベックス@ラキアス まもち(パックリーダー) 2d6+3
Dice:2D6[4,2]+3=9
04:14:05 アイベックス@ラキアス まもち(ウルフ) 2d6+3
Dice:2D6[2,1]+3=6
>「すぐ片付きますので、しばらくお待ちいただけますでしょうか。」
狼に囲まれた王子らしき人物の傍に歩み寄りグレースは言う。
「君たちは......どこから......」
突然後ろから姿を見せたことに彼は多少驚いたようだが......。
「まあいいか、僕も戦いが好きなわけではないですし。
君たちが戦ってくれるというのであれば任せます。
女性を危険な目に遭わせるのは好ましくないのですが......」
>「ヒャッハー!獲物だー!!」
「どうやらお任せした方がよいみたいですしね。
お止めするのは無粋でしょうね」
そう言って馬にまたがり数歩下がっていく。
――そこから先はラキアスの独壇場であった。
思いっきり突っ込んでいったラキアスに対し、狼たちは次々と噛み付こうとするものの。
その身体能力の差で決してかすり傷さえ負うことはなかった。
普段通りの動きで動くラキアス。
彼女の背中を見つめていたのは――王子の瞳であった。
* * *
少しの時間の後――立っていたのはラキアスだけであった。
狼たちはみなその体を森の地面の上へと投げ出している。
「素晴らしい......実に素晴らしい身のこなしでした。
月のように美しくも強い心を持つ貴女。
もしよければ僕の城に住みませんか?」
さて、そんなラキアスの手を武器で怪我しないように気をつけつつ掴んだのは。
今二人が助けた栗毛色の彼の掌であった。
「ああ、僕としたことがついうっかりと。
名前を明かさぬままこんな事を話すなんてあまりにも不躾でしたね。
僕の名前はレタス・ザラート......南の城の王子です。
美しいお嬢さん、貴女のお名前を伺ってもいいですか?」
自らを王子と語ったレタスはラキアスの手を離さない。
穏やかな微笑みの奥に燃え上がる炎のような情熱が浮かんで見えた。
――どうやらグレースのことはもう忘れてしまっているらしい。
話しかければきっと思い出してくれるだろうが。
* * *
「そういえば、貴女たちはどこへ向かっているんですか?」
一通りの会話を追え、再度馬の上に跨ってレタスは聞く。
「実は僕はあそこの塔を目指していましてね。
城の神官にして予言者なる人物曰く――麗しい長い髪の女性が閉じ込められているとか。
そんな可憐な乙女をこんな森の中に居させるわけにはいかないですよね?
だから......僕は彼女を救いに来たんです」
レタスはどうやらあの塔を目指してここまでやってきたらしい。
わざわざ一人でやってきているのも思惑があるからなのだろうか。
「このまま道を進んでいけば、村がありますよ。
それほど大きなものではありませんが。
あとそうですね......僕の城はちょうど反対側です」
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あんみつ@GMより
ラキアスとグレースのルート進行になります。
戦闘はごく普通の勝利になりました。
普通といっても戦闘に勝利しているのでHPを1点受領してください(*´∀`*)
戦利品はもし剥ぎたければどうぞ!
【レタス・ザラート】を【NPC:男性】に登録しておきます。
レタスはラキアスとグレースのメインNPCとなります。
グレースとラキアスは次の行動を選択してください。
具体的なものは以下の3つです。
・レタスと塔に向かう
・北の村に向かう
・南の城に向かう
他にも何かあればご自由に行動ください(*´∀`*)
パックリーダーに勢いよく突っ込みサーベルで喉元を斬り、間髪入れず顔面にカッツパルゲルを叩き込む。
その間にウルフ達が噛みついてくる。随分のろまだ。そんなものは当たらない。
まだパックリーダーが生きている。浅かったようだとどめにサーベルで心臓を貫く。
リーダーがいなくなれば残りは慌てふためき統率が取れなくなるだろう。後は一匹ずつ確実に仕留めるだけだ。
一つまた一つ命を刈り取ってゆく。逃げ出そうとするものもいたが逃がさない。なぜならそのウルフの向かう先はグレースさんなのだから。
まだ生きていないかどうか確かめにサーベルの剣先で突き刺した。うん。大丈夫。
ところで、さっきから視線を感じる。まだ近くにこいつらの仲間がいるのだろうか.。
>「素晴らしい......実に素晴らしい身のこなしでした。
月のように美しくも強い心を持つ貴女。
もしよければ僕の城に住みませんか?」
ああ、すぐわかりました。この人の視線でしたか。 血で汚れている武器を持ったまま握られました。 正直困惑しています。
そんなことをする人は初めてです。権力者の中にはシャドウを恐れ忌避する人もいます。実際、嫌がれたこともあります。
おまけに発言がアレなので引くと思っていました。
>「ああ、僕としたことがついうっかりと。
名前を明かさぬままこんな事を話すなんてあまりにも不躾でしたね。
僕の名前はレタス・ザラート......南の城の王子です。
美しいお嬢さん、貴女のお名前を伺ってもいいですか?」
やっぱり王子様でしたか。しかもがっつり握られて離せないです・・・。捻りあげることもできませんし・・・ナンパ?されました。
まあ、名前は教えても大丈夫ですか。
ちらっとグレースさんのほうに視線を送ります。
「ラキアス・アルフレッドと申します。素敵なお誘い有難うございます。お気持ちだけ受け取ります。それにレタス様にはもっと綺麗な女性に訪れますよ。」
出来る限り傷をつけないように断りました。
お城での生活など私には眩しすぎます。『自由に生きる』のがいいんです。
「レタス様見たところ護身の心得はお持ちのようですが、お手合わせ願えませんか?」
気になっていたことを質問してみます。護衛がいないことや鎧に武器もっているはずなのにすぐさま追い払わなかったのかなど。それと一度戦ってみたくなったからです。ついついね。
ーーーーーーーーーーーーーーー
>「そういえば、貴女たちはどこへ向かっているんですか?」
「ええと、この先にある塔に向かおうとしています。」
>「実は僕はあそこの塔を目指していましてね。
城の神官にして予言者なる人物曰く――麗しい長い髪の女性が閉じ込められているとか。
そんな可憐な乙女をこんな森の中に居させるわけにはいかないですよね?
だから......僕は彼女を救いに来たんです」
「監禁でしょうか?行き先が同じならご一緒にいかがですか?私達も今からその塔に向かうところでしてどうですか?」
多分、その長い髪の女性がお姫様なんだと思います。監禁されているならば近くに犯人もいるかもしれません。
・・・・これは私の馬鹿な考えであってほしいのですが、その犯人がアルフもしくはシィノさんになっていたらどうしようって。
そんなことにならないよう祈っています。
何もなかったら村のほうへ向かいましょう。お城は・・・手がかりがなくなった時に行きますか。
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PLより
塔に向かうことにします。王子様の告白は丁寧にお断りしますね。はっきりと言ったほうがよかったかな?
野菜のあの呪いラキアスでもキツイ。出目9でないと無理です。
シィノごめん。距離的に近いアルフのところから回収だ。
>「なら助けるべきかな。リーダがいるから先に潰そうか」
ラキアスが剣を抜く。
「ぜひ。そうしてください。」
>「まあいいか、僕も戦いが好きなわけではないですし。
君たちが戦ってくれるというのであれば任せます。
女性を危険な目に遭わせるのは好ましくないのですが......」
白馬にまたがった男性は、僕らに戦いの場を譲るようだ。
「では、下がってお待ちください。」
僕は、彼の前に出て、まず馬の足を狙っていた狼に松明を突きつける。
この程度なら追い払えるだろう。
>「ヒャッハー!獲物だー!!」
ラキアスは喜々として闘っている。
何かに打ち込んでいる姿は美しい。そう形容してもおかしくないほど
鮮やかに、そして容赦なくボスを屠り、統制のなくなった狼達を徐々に潰していく。
しかし、彼女はそれで満足できるだろうか?
>「素晴らしい......実に素晴らしい身のこなしでした。
月のように美しくも強い心を持つ貴女。
もしよければ僕の城に住みませんか?」
彼はラキアスを称賛する。
どうやらハートに火がついてしまったようだ。
>「ああ、僕としたことがついうっかりと。
名前を明かさぬままこんな事を話すなんてあまりにも不躾でしたね。
僕の名前はレタス・ザラート......南の城の王子です。
美しいお嬢さん、貴女のお名前を伺ってもいいですか?」
予想通りの王子が登場。
口説きモードに突入している。
王子は一目惚れの天才か?
>「ラキアス・アルフレッドと申します。素敵なお誘い有難うございます。お気持ちだけ受け取ります。それにレタス様にはもっと綺麗な女性に訪れますよ。」
これは正論。
王子だけに縁談が来ていないはずがない。
まさか全部断っているのか?
>「レタス様見たところ護身の心得はお持ちのようですが、お手合わせ願えませんか?」
「ちょっと待った。」
戦いを好まない王子なら護衛はつけるはずだ。
要らないほどの腕前だとラキアスは思ったらしい。
まともに相手したら絵本的にまずいことに。
護衛がいないのには理由がある。
「もしかして、王宮でも人員削減をされているのでしょうか。
過剰な人員削減は組織のブラック化につながりますよ?」
・・・・すべった?・・うん。すべった。
僕にコメディ狙わせちゃダメだろう。
エリックさん、これ、削除になりますよね?
* * * * * * *
「僕らは冒険者です。グレースと申します。実は別世界から飛ばされてきました。
仲間があと二人います。」
改めて王子に自己紹介をする。
「彼女は、本質的に冒険者という職業が好きなんですよ。
常に新しいものに興味を示し、追及していくのです。
お城にも興味はあるかもしれませんが、いずれ興味は他に向いてしまいます。
彼女の好奇心は誰にも止めることができないのです。」
ラキアスの幸福のスタイルは一般女性と乖離しているのかもしれない。
「世の女性は安定を望みます。王子のような人との結婚を夢見る女性は
たくさんいらっしゃるでしょう。王子の存在は女性の幸福そのものなんです。」
読む人に夢を与えるのが絵本の役目というのなら。女性の夢は白馬に乗った王子様というのがもはや代名詞となっている。
そんな相手が自分に投影される主人公の女性をあっという間に好きになってしまうというのも、絵本の世界では仕様なのかもしれない。
「彼女から剣技を学びたい、と仰るのでしたら彼女は快く引き受けるでしょう。
しかし、女性としてお招きされるのでしたら、お勧めはいたしません。」
ここまで言えば納得されるだろう。
* * * * *
>「そういえば、貴女たちはどこへ向かっているんですか?」
王子の問いにラキアスはこう答える。
>「ええと、この先にある塔に向かおうとしています。」
ラキアスは好奇心先行でこう答えたかもしれない。
城や村に比べたら、塔のほうが好奇心を抱きやすい。
>「実は僕はあそこの塔を目指していましてね。
城の神官にして予言者なる人物曰く――麗しい長い髪の女性が閉じ込められているとか。
そんな可憐な乙女をこんな森の中に居させるわけにはいかないですよね?
だから......僕は彼女を救いに来たんです」
単純に救いに来た、というのなら護衛はいた方がいいが、婚活も兼ねているのなら、連れていけないだろう。
>「監禁でしょうか?行き先が同じならご一緒にいかがですか?私達も今からその塔に向かうところでしてどうですか?」
何かが僕の中で繋がった。
「それですね。」
僕は遮るように話を続ける。
「僕らが王子の側に意図的に飛ばされた、というのであれば、姫様のもとに仲間が飛ばされた可能性は高いです。
その塔の中の女性が王子にとって理想のお相手であれば、お姫様になるわけですよね?
ぜひ救いに参りましょう。」
アルフさんとシィノさん。二人は待っているかもしれない。
「あ・・・」
そうか。僕の推理が間違っていないなら、アルフさんは彼女といい雰囲気になっている可能性もあるわけか。
でも、シィノさんが側にいたらまともには口説けないだろう。頭の中は色々な憶測が交錯する。
僕らは塔に向かって歩き出した。途中、雑談をしながら歩いていて、ふとラキアスの手を取り、眺める。
不思議に思った彼女にこう言うだろう。
「時期尚早かと思っていましたけど、やっぱり指輪の一つでもお作りするべきでした。
ピアスを片方づつでもいいですけどね。考えておきます。」
少しだけ微笑んだ。
ナンパも嬉しい反面、断るのに神経を使うと思う。
こういうのを用意しておかなかったのは僕の責任でもあると思った。
* * * *
ブラック企業に勤務しているコルチョネーラです。
内輪ネタですが、コメディ狙いしてみました。
難しいですね。テンポが重要なので描写はかなり省きましたよ。
グレースのキャラだと社会、経済、政治ネタとかを絡めないとコメディできないですw
方向性としては爆○問題系ですね。
学生さんには不評ですよね(笑)
追記でほろりとさせてみたよ。
童話の王子様って一目惚れの天才なんですよね。会ってすぐ結婚とか当たり前。
すっかり失念していましたね。ちゃんとナンパ対策してなかったなぁ。
レタス王子にお手合わせをお願いしていたところ
>「ちょっと待った。」
グレースさんからストップがかかりました。
てっきり注意しに来ると思っていましたが....
>「もしかして、王宮でも人員削減をされているのでしょうか。
過剰な人員削減は組織のブラック化につながりますよ?」
「グ、グレースさん?」
よくわからないと首を傾げます。
経済や人事の詳しい仕組みに関しては人並み程もしくはそれ以下しか知らない私にとってはあまり聞き慣れない言葉を飲み込むことが出来ませんでした。
>「僕らは冒険者です。グレースと申します。実は別世界から飛ばされてきました。
仲間があと二人います。」
改めて彼から自己紹介と事情を話しました。
>「彼女は、本質的に冒険者という職業が好きなんですよ。
常に新しいものに興味を示し、追及していくのです。
お城にも興味はあるかもしれませんが、いずれ興味は他に向いてしまいます。
彼女の好奇心は誰にも止めることができないのです。」
大体はあっていますが、まさかグレースさんにも言われるとは思いませんでした。
彼の好奇心も尋常じゃないときもあります。
まあ、お互い様ですよね。
>「世の女性は安定を望みます。王子のような人との結婚を夢見る女性は
たくさんいらっしゃるでしょう。王子の存在は女性の幸福そのものなんです。」
「ふーん。普通はそうゆうものなんだ....」
グレースさんの話にひとり呟きました。
私も安定を求めていないわけではありません。今こうして彼と一緒にいるわけですから。ただ、それだけだとどうしても物足りなさを感じてしまいます。
わくわくさせてくれるような刺激的なものが欲しくなります。
>「彼女から剣技を学びたい、と仰るのでしたら彼女は快く引き受けるでしょう。
しかし、女性としてお招きされるのでしたら、お勧めはいたしません。」
「グレースさん....ありがとう。」
ここまで彼が強気で言い切るのは見ないことです。
キッパリと言うことでレタス王子には諦めて貰いたいんですよね?
なんといいますか上手く表現できませんが、ただ、感謝しているんです。
ーーーーーーーーー
>「それですね。」
塔についての話でグレースさんは何か考えたらしいです。
>「僕らが王子の側に意図的に飛ばされた、というのであれば、姫様のもとに仲間が飛ばされた可能性は高いです。
その塔の中の女性が王子にとって理想のお相手であれば、お姫様になるわけですよね?
ぜひ救いに参りましょう。」
塔と答えたのは興味と仲間がそこにいるかもしれない勘だけで言ってしまいましたが、グレースさんもそこに行くことに賛成のようでよかったです。
三人で雑談をしながら塔へ歩いていく途中右手を優しく握られました。
「どうしたの?」
何かあったのかわからなかったので、素直に聞きました。
>「時期尚早かと思っていましたけど、やっぱり指輪の一つでもお作りするべきでした。
ピアスを片方づつでもいいですけどね。考えておきます。」
「プレゼントくれるの?作るなら何時でも待っているよ。楽しみにしているね。」
いつものような返事で答えました。
ただちょっと今のは引っかかった事があります。プレゼントを送ると伝えたタイミングが何故今なのか。指輪が選択肢に入っていたのかこの2つです。
あったことと言えば、すぐ近くにいるレタス王子に握手とナンパされたことくらいですね。
私は既に心に決めた相手がいますので、いくら甘い言葉を囁かれようが揺らぎません。
しつこいようならきつめに断りますし、向こうが力で落とそうものならこちらも武力行使するつもりです。
他の男に取られたくないでしょうか。あーうん。そう思われてもおかしくないですよね。
指輪はもしかしてアレを望んでいるとか?普通に考えればそうなんだけど....一生過ごす相手が私でよろしいのでしょうか?
....今すぐ疑問を言いたいけど、今この場で言うべきではありません。レタス王子もいますからそれにこれでも仕事中なので、帰って終わったら質問しましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
PLより
レスを一つ返しました。
進行する前になんとか投稿できました。
PLは確認したからわかっているけどPCはいまいちわかっていないってところです。
>「ラキアス・アルフレッドと申します。素敵なお誘い有難うございます。お気持ちだけ受け取ります。それにレタス様にはもっと綺麗な女性に訪れますよ。」
自分の城に住まないかと語りかけるレタスの言葉をラキアスはやんわりと断った。
「そうですか......それはとても残念です」
ラキアスの言葉を受けてレタスは悔しそうな表情でうつむく。
出会いは一瞬であったというのに、それなりに真剣な気持ちだったのであろう。
>「レタス様見たところ護身の心得はお持ちのようですが、お手合わせ願えませんか?」
どうやらラキアスは王子の魅力ではなく、王子の技の方に興味があったらしい。
というわけで、いきなり手合わせを願い出す。
>「ちょっと待った。」
そんなラキアスを見兼ねてついグレースが口をはさんだかと......思われたが。
>「もしかして、王宮でも人員削減をされているのでしょうか。
>過剰な人員削減は組織のブラック化につながりますよ?」
続く言葉はラキアスとレタスをキョトンとさせる。
「ブラックですか?
僕の城はとてもホワイトですよ。
特に壁の色とかが......」
レタスはどうやらその意味をよく理解していなかったらしい。
* * *
――そんなちょっとした不思議な間の後で。
>「僕らは冒険者です。グレースと申します。実は別世界から飛ばされてきました。
>仲間があと二人います。」
グレースもしばらく後でその名と身分を明かした。
そしてそれからはラキアスが城に暮らすにはあまり向いていないのではないかという考えと理由を述べる。
「貴方の考えと気持ちはよくわかりました、グレースさん。
ラキアスさんのこと、よく知ってらっしゃるんですね」
レタスはそれ以上ラキアスを城に連れ込もうとは考えていないようであった。
ただの女好きではなく礼節を知る歴とした王子なのである。
* * *
自己紹介を終えた後、塔の方へと向かうつもりだというレタスに対し......。
>「監禁でしょうか?行き先が同じならご一緒にいかがですか?私達も今からその塔に向かうところでしてどうですか?」
>「僕らが王子の側に意図的に飛ばされた、というのであれば、姫様のもとに仲間が飛ばされた可能性は高いです。
>その塔の中の女性が王子にとって理想のお相手であれば、お姫様になるわけですよね?
>ぜひ救いに参りましょう。」
ラキアスとグレースも塔に向かうつもりであることを告げ、共に行かないかと尋ねる。
「貴女たちが僕の元に飛ばされたというのはよくわかりませんが......。
塔の側にお知り合いがいるのかもしれないということですね?
でしたら共に参りましょう。
......一人で森に飛び込んできたのですが、どうにもやはり心細くて」
――ということでレタスは二人の同行を承諾した。
「それでは、塔まで参りましょうか」
レタスが二人の先を往く。
大きなメインロードから少し外れた小道。
この先に目的の塔が......。
* * *
――あった。
それなりに道を歩いたが、先ほどのように狼など獣と遭遇することはなかった。
目の前に聳え立つのはなかなかの高さを誇る塔だ。
塔の頂きには赤い屋根がありその辺りは部屋のような空間になっているらしい。
「入口などは......見当たらないようですね」
レタスの言葉の通り目の前の塔には入口らしきものはない。
上の上の方の空間にまで目をやれば窓のようなものが見えるが......。
果たしてあそこまで塔を壁伝いに登っていけるだろうか。
――だが塔の頂へと至る道はちょうどその反対側にある。
ブロンドの長い髪が丈夫なロープのように垂れ下がってきているのだから。
放っておけばそのうちレタスがそれに気づくだろう。
だがそれを先回りしてみれば、その前にどちらかが見つけることができるだろう。
あとそうですね......僕の城はちょうど反対側です」
―――――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
ラキアスとグレースのルート進行になります。
基本的にSQの該当のポイント以外はGMからはあげません。
ちょっと処理が煩雑になってしまうので(・∋・)
でもこういうRPしたからこういうポイントくださいっていえばあげるので。
どんどん欲張ってね(*´∀`*)
なのでグレースはCPが欲しいならあげちゃいます。
シーンとしては塔の下まで到着です。
ちょうど長い髪の真反対に出ていますね。
なので位置関係的に見えていません。
向こう側まで行けば見えるでしょう。
ということでお好きに行動をどうぞ!
誰も見つけなければレタスが見つけます。
僕は、個人的にこのレタス王子に好感が持てた。
>「ブラックですか?
僕の城はとてもホワイトですよ。
特に壁の色とかが......」
結構いい返しをする。笑いの本質は解っていなさそうだが、
素朴な感じで親しみが持てるのだ。
>「貴方の考えと気持ちはよくわかりました、グレースさん。
ラキアスさんのこと、よく知ってらっしゃるんですね」
僕は頷いた。自分では (誰よりも)と思っていたい所だが口には出さない。
「正直申しまして、僕の存在をフル無視されて(笑) 彼女にアプローチされたのには驚きました。
普通でしたら、アプローチの前に男女同伴ですと相手はどういう関係か探りを入れますでしょうから。」
冗談交じりにそう言えるのは親しみの現れだと思ってほしい。
「王子は、まだ運命の方には巡り逢われていないのですね。
もしも、王子が『この人だ』とお決めになられた方に出逢いましたら、絶対に離してはダメです。
諦めてはダメですからね。これだけはお心に留めておいてください。」
大事な人に自分の気持ちを伝えることについては、王子は十分すぎるほどストレートなようだから
その点は問題なさそうだ。
同じことを、僕はオレスティ所長に言われたことがある。
探偵事務所の所長である彼女は、僕に大事なことを教えてくれた。
これも彼女が教えてくれたうちの一つだ。
>「貴女たちが僕の元に飛ばされたというのはよくわかりませんが......。
塔の側にお知り合いがいるのかもしれないということですね?
でしたら共に参りましょう。
......一人で森に飛び込んできたのですが、どうにもやはり心細くて」
「僕らも、こちらのことは何も知らないに等しいですから、ご一緒ですと助かります。」
心細い、と言ってしまうあたりもやはり親しみが持てる。
ラキアスは僕の取った言動に少し戸惑ったような気がしたが、
>「プレゼントくれるの?作るなら何時でも待っているよ。楽しみにしているね。」
と答えた。
僕は耳元でラキアスにちょっとした企みを囁いた。
(もしも、王子が良い方とご縁があって、ご結婚というお話になりましたら、
僕は結婚指輪の一つでも、作らせてくださいと申し出ようかなと思っています。
その時に一緒に作れたらいいんですけどね。)
* * * * * * *
王子と僕らは目的地である塔に到達した。
「結構な高さですね。」
しかもかなりシンプルな塔だ。パーツが少ないという感じと言ったところか。
>「入口などは......見当たらないようですね」
僕は塔を細かくチェックすることにする。これは探偵時代の習慣みたいなものだ。
「もともと入口はあったのでしょうが、恐らく塞いでしまったのでしょう。
そうでなければ、どうやって女性をこの中に入れたのか、というお話になりますからね。」
僕は、女性を入れてから入口を塞いでしまった、と予想している。
それにしても、アルフさんとシイノさんは見当たらない。中だろうか?
「とりあえず、全部調べてみないことには...」
当然ながら塔の周囲は裏側もチェックする。するとロープのような何かが下がっている。
見上げてみると高い所から下がっているようだ。
もしかして、髪?
「髪ですよね?予言にありました、麗しい長い髪の女性って・・長すぎません?」
足場や、塔についた足跡の有無なども見てみることにする。
* * * * * *
コルチョネーラです
そっかぁ!最初のダイスがすべてだったわけですね。
HP以外は反映されなさそうっぽいですが、CP頂きますねw
グレースのヒロイズムって「探偵らしさ」ですからSQの志向とはズレそうですね。
さて、塔につきました。
まあ、グレースなので細かく調べてる感じです。
ダイスが必要なら振ります
ここで都合良くアルフさんの音楽が聞こえたい所です。
できれば、ラキアスさんが「これは絶対アルフだ」とわかるようなものがいいですね。
例えば「ルリアン音頭」とか。アルフさんの作曲なら確実かも。
何かルリアンの3名が浴衣着て踊ってる姿が目に浮かんでしまいました。グレースは部外者だから太鼓かな。
>「貴方の考えと気持ちはよくわかりました、グレースさん。
ラキアスさんのこと、よく知ってらっしゃるんですね」
グレースさんの説得によりこれ以上誘われることはなくなりました。
断った時に悔しそうな顔をさせていたので、お得意の権力を振りかざしにしてくるのかとも思っていましたが、こちらの意見を尊重してくださるんですね。
我儘王子様ではないようです。
ーーーーーーーーーーー
同行のお誘いに関しては・・
>「貴女たちが僕の元に飛ばされたというのはよくわかりませんが......。
塔の側にお知り合いがいるのかもしれないということですね?
でしたら共に参りましょう。
......一人で森に飛び込んできたのですが、どうにもやはり心細くて」
同行してくださるようです。
>「それでは、塔まで参りましょうか」
>「僕らも、こちらのことは何も知らないに等しいですから、ご一緒ですと助かります。」
「ありがとうございます。助かりました。私は護衛に付きます。それならご安心できますよね?」
同行の許しと周辺の情報が欲しいのでそのお礼です。また一人でいたら肉食動物や蛮族の餌。奴隷か王子という立場を利用して人質になりかねないですから。
>「正直申しまして、僕の存在をフル無視されて(笑) 彼女にアプローチされたのには驚きました。
普通でしたら、アプローチの前に男女同伴ですと相手はどういう関係か探りを入れますでしょうから。」
>「王子は、まだ運命の方には巡り逢われていないのですね。
もしも、王子が『この人だ』とお決めになられた方に出逢いましたら、絶対に離してはダメです。
諦めてはダメですからね。これだけはお心に留めておいてください。」
2人がお話し中私は周囲の警戒をしていましたが、なかなかいい雰囲気になっていますね。
グレースさんが冗談を言っているなんて、少し前の会話で何か親しみを感じたんですね。よかったです。
・・・・案外ナンパさえなければ、いい人なのかもしれませんね。
>僕は耳元でラキアスにちょっとした企みを囁いた。
(もしも、王子が良い方とご縁があって、ご結婚というお話になりましたら、
僕は結婚指輪の一つでも、作らせてくださいと申し出ようかなと思っています。
その時に一緒に作れたらいいんですけどね。)
「Давай」(いいですよ。)
レタス王子にはわからないように返事します。
計画がばれてしまっては意味がありませんからグレースさんにはわかると思います。わからなくてもきっと笑顔で伝わります。
プレゼント貰うのもいいけど、一緒に作るのもいいですね。
ーーーーーーーーーーーーー
私達は塔に着きました。生き物の気配も感じられません。ひとまず安全ですかね?中はどうなっているのかわかりませんが。
>「結構な高さですね。」
「本当、登るのも大変そうだね。」
上を見渡すと素直にそう思えます。登攀専用の道具やかなり長いロープでないと引き上げも難しそうです。
>「入口などは......見当たらないようですね」
そういって早速調べにかかっています。
流石元探偵。手際がいいです。
護衛をするといったので、安心だと判断できるまではあまり離れることはできません。
私もレタス王子を視界に入れる範囲で塔の周辺を調べます。
うーん入口が見当たりません。最悪壊しますか。物語的にも、仲間の安全にかかわりますので、出来れば最後の手段にとっておきたいです。
>「もともと入口はあったのでしょうが、恐らく塞いでしまったのでしょう。
そうでなければ、どうやって女性をこの中に入れたのか、というお話になりますからね。」
グレースさんは隠し入口はあると予想したみたいです。
「そうだね。女性一人を縛って担いで上までいくなんて男性でも難しいよね。叩いて探す?」
予想には納得。隠しているならくまなく突いて調べます。
打音検査というハンマーなどで叩き、音で中に空洞がないか調べる方法です。空洞があれば鈍く低い音が鳴ります。
>「とりあえず、全部調べてみないことには...」
「わかった。」
引き続き隠し入り口がないか調べます。
>「髪ですよね?予言にありました、麗しい長い髪の女性って・・長すぎません?」
「え?髪?レタス様こちらにきて頂けませんか?」
彼と共にグレースさんのほうへ向かいます。
「髪の毛がどうしたのって・・えっ、すごい!どうなっているの!」
触ってみて全体重を乗せながら引っ張ります。
感触は間違いなく人間。手入れもされています。しかもかなり丈夫です。ともかく人は間違いなくいるのはわかりました。
「なんでこうなっているのかはわからないけど、グレースさんロープ一本貸してくれない?
私の持っているロープと繋いで、三人とも腰に巻いて結んで誰かが落ちても大丈夫なようにしたいから。先頭は私が行くつもりだけどどうする?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
PLより
アイベックスです。あんみつさん返答ありがとうございます。塔ってかなり高かったんですね。
高さによっては自力で登るつもりでしたが、目標30は無理(笑)
他のポイントだと王子とラプンツェルをくっつけてロマンスポイント狙いたいです。
アルフは今回思いっきり歌ってください。ラキアス止めますよ。
返事の一部がロシア語ですけど、シャドウ語のつもりで書きました。グレースにも意味は通じないから笑顔で答えたってところかな
ラキアスは僕の企みに笑顔で答えた
>「Давай」
種族語だと思うが、反対してはいないだろう。
ふと、思ったのだが「一緒に作る」という意味をどう受け取ったのだろう?
王子の分を作る際に、ついでにラキアスの分も作るという風に言ったつもりだったが、
もしかして制作そのものにも関わりたいのだろうか?
細々とした作業ではあるが、興味を持ったというのであればそれもいい。
注文されれば手伝ってもらうこともできるし、自分で身に着けるものも少し自分の手が入ったほうが
愛着も出るだろう。
どちらにしても、僕の申し出が王子に受け入れられなければ話にならない。
そして、何よりも、そういう相手が出てくることと展開次第、ということになるだろう。
ラキアスに確認するのはそのあとでも遅くはない。
* * * *
入り口の無い不思議な塔。
僕は、最初は入り口はあっただろう、と予想している。
>「そうだね。女性一人を縛って担いで上までいくなんて男性でも難しいよね。叩いて探す?」
「おや。ラキアスは扉はまだ使える状態で隠していると、予想されているのですね。」
僕とはちょっと違う見立てをしているようだ。
「僕は、扉そのものに壁材を入れるか石積みをしてしまって、壁と同化してしまったのだろう、という気がしたんです。つまり、壁になってしまって使えない、という気がしたんですが。そうですね、ラキアスの考えの通りなら叩けば手がかりはつかめますし、やってみましょう。」
壁を打ちながら違った音が出るかどうかも調べてみることにした。
しかし、塔の裏側に来るとロープのように髪が下がってきている。
>「え?髪?レタス様こちらにきて頂けませんか?」
ラキアスは王子を呼ぶ。
>「髪の毛がどうしたのって・・えっ、すごい!どうなっているの!」
まあ、驚くだろう。こんなに長い髪はあり得ない。
「これが外に垂らしてあるってことは...これで登れるってことでしょうけれど。」
>「なんでこうなっているのかはわからないけど、グレースさんロープ一本貸してくれない?
私の持っているロープと繋いで、三人とも腰に巻いて結んで誰かが落ちても大丈夫なようにしたいから。先頭は私が行くつもりだけどどうする?」
「ロープを貸すのはかまいませんが、3人でこれにつかまって登るのはちょっと抵抗あるんですよねぇ。」
僕は髪を持ってみた。そして1メートルくらいの所でラキアスに持たせる。
「これで重量はどれくらいあるでしょう?あの長さですから何もなくてもかなりの重さになるはずなんです。
ラキアスが先に行くことはいいのですが、一人づつ登ったほうが良くないですか?」
これで2kgあるとしても、あそこまでの長さだと100kgくらいの重量になっているはずだ。
そこに体重50kgが3人もぶら下がってしまうと全部で250kgか...。一人づつにしないとまずいだろう。
* * * * * *
コルチョネーラです。
おそらく魔法の髪でしょうから、3人で登っても大丈夫そうな気がしますが、グレースは生真面目なので、つい重量を気にしています。
ラプンツェルが気がついて、「大丈夫!私の髪は100人乗っても大丈夫!」って言ってくれたら3人でも登るんですけどね。(←イナバ〇〇みたい)
地上50mは15階から20階に相当しますよね。「進〇の巨人」に出てくる壁の高さが50mだそうです。
私の案にグレースさんは異論があるようです。
>「ロープを貸すのはかまいませんが、3人でこれにつかまって登るのはちょっと抵抗あるんですよねぇ。」
そう言われていくらかの長さの髪を持たされました。
ふむ。ちょっとだけ重いですね。
>「これで重量はどれくらいあるでしょう?あの長さですから何もなくてもかなりの重さになるはずなんです。
ラキアスが先に行くことはいいのですが、一人づつ登ったほうが良くないですか?」
「多分150kgかな?あ、切れる可能性を考えたんだね? うん、わかった。先に上って様子見てくる。安全を確認出来たら呼ぶね。
敵がいたら排除するよ。ああ、複数居るようならそのまま戻るけどね。」
特に異論がなければ話したとおり実行します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
PLより
手短ですが、ひとまずレスしました。
ラキアスは先に登っていく。
「僕は、髪が切れるよりも、持ち主の首のほうを心配したんですよね。」
王子に呟いた。
「ラキアスから合図がありましたら、先に登って下さい。髪の持ち主は肩も首も凝ってますでしょうから、気遣ってあげてください。」
僕が先に登ってしまうと、僕がそうしてしまう。女性が理想の人かはまだわからないが、婚活中の王子の立場は察するべきだろう。
僕は改めて垂れ下った長い髪を見る。
何故、こうして垂れ下っているのか。
恐らく、出入りしている人がいるということだ。
しかも、髪の長い女性は、他に手段がなければ降りられない。監禁システムとしてはよく考えたものだ。
僕らが塔の上に行ったとしても、連れ出すには、髪に代わる物が必要になる。
結局、準備をするために一度撤収することになるだろう。
僕まで登る必要があるだろうか?
待機したり、調達に走るべきか?
とりあえず、ラキアスの指示待ちだ。
* * * * *
コルチョネーラです。
指示がなければ、グレースは最後に登ります。
女性に気遣う性格なのですが、王子の立場もあるので、さり気なく指南します。
ラキアスさん、または、アルフさんの指示があれば登らずに指示に従います。
調達に走ったほうがいいかな?
>「王子は、まだ運命の方には巡り逢われていないのですね。
> もしも、王子が『この人だ』とお決めになられた方に出逢いましたら、絶対に離してはダメです。
> 諦めてはダメですからね。これだけはお心に留めておいてください。」
「ふふ、僕にとっては運命と思える女性ばかりで困りものですよ。
尤も最後まで捕まえられないのであれば所詮一夜の夢であったのかもしれませんが。
――貴方も運命を手放すことがないよう祈っておきますね」
グレースの飛ばしたエールにレタスは爽やかな笑みで応えた。
――その後ちょっと心細いと語るレタスの言葉を受けて。
>「僕らも、こちらのことは何も知らないに等しいですから、ご一緒ですと助かります。」
グレースが同行を願うと......。
「ええ、是非行きましょうか。
必ず彼女の元までたどり着かねばいけませんので」
気品のある王子様スマイルで応えたのに対し。
>「ありがとうございます。助かりました。私は護衛に付きます。それならご安心できますよね?」
ラキアスがレタスの護衛につく提案をした場合はこうであった。
「貴女のような素敵な女性に護衛をして貰えるなんて。
これほど王子に生まれてよかったと思う日はありませんでした」
きっとこういう台詞は彼にとっては呼吸をするようなものなのだろう。
流石は童話世界の登場人物である。
* * *
ラキアスとグレースは塔の周囲について調べてみる。
叩いたり眺めたりしてみた結果――二人は気づいたろうか。
この塔は地上から地下まで続いている、と。
>「髪ですよね?予言にありました、麗しい長い髪の女性って・・長すぎません?」
>「え?髪?レタス様こちらにきて頂けませんか?」
そんな中で先に裏側に回ったグレースが髪を見つけ、ラキアスとレタスもそれに続く。
「美しい太陽のように艷やかで輝く髪ですね。
きっとこの髪の持ち主も朗らかで麗しい方でしょう」
グレースたちの見つけた髪を見てレタスは一人で感動する。
どうやら彼の中で塔の中の乙女の像が出来上がり始めているようだ。
さて、グレースとラキアスを中心に話し合った結果。
まずはラキアスが、続いてレタス、最後にグレースという順番になりそうだ。
>「ラキアスから合図がありましたら、先に登って下さい。髪の持ち主は肩も首も凝ってますでしょうから、気遣ってあげてください。」
途中でグレースがレタスに告げたことについては......。
「言われるまでもありません。
......と言っておきたいところではありますが。
素直に受け止めておくことにします――アドバイスありがとうございます」
そんな風にレタスが返していたようだ。
もしかして順番決めの会話をしている中で二人は耳にしたかもしれない。
風の中に紛れ込んだリュートの音色と男の歌声。
グレースにはほんのちょっと最近に聞いたようなトーン。
ラキアスにとっては多少聞き飽き始めたかもしれないものだ。
この黄金色の髪をロープ替わりにして上へと登っていけば。
そこにはきっと――予想通りの彼がいる。
もう一人長い髪の持ち主たる娘と一緒に。
―――――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
ラキアスとグレースのルート進行になります。
塔について構造解析判定が可能です。目標値は13。
成功すれば塔は地下まで続いていることがわかりますね。
ちなみに魔法の童話の中の建物なので現実的な構造をしているかはわかりません(・∋・)
聞き耳判定を行うことが可能です。目標値は10。
成功すればアルフェイトの歌が聞こえてきます。
アルフェイトの歌だとわかるところまでいっていいです。
グレースとラキアスは次の行動を選択してください。
具体的なものは以下の2つです。
・塔に登る
・塔に登らない
登った場合はアルフェイトとラプンツェルを見つける場面まで書いて頂いて構いません。
登る順番や方法などはお好きにどうぞ!
レタスは二人の言うことを可能な限り聞きます。
また登るを選択した場合2D6の予備ダイスを一回分お願いいたします。
他にも何かあればご自由に行動ください(*´∀`*)
僕とラキアスは塔の周りを叩いたりして調べていると。
ラキアスがとある箇所で何かに気がついたようだ。
それは、僕にも解った。
「明らかにここは音がおかしいんですよね。お気づきになりましたか。」
この下に何かある、ということだ。
「どうやらラキアスの見立てのほうが、正しかったかもしれません。あの塔ですが、入口が上だけということになりますと、上から攻められた時に逃げる場所が無いんです。
だから、地下から通路を経由して、少し離れた場所から出られるような秘密の通路があったとしても不思議じゃないですね。」
上から攻めるというのがありえない、と思うかもしれない。
「それは人とは限りません。上で火災が起きたらという場合だってありますよ?」
* * * * * *
王子は、僕と話している分には申し分の無い好青年だ。
僕の問いかけに関しては、礼儀正しいだけではなく、爽やかで気品を伴った答えをする。
しかし、ラキアスに...いや、恐らく女性に対してはどうだろう。
>「貴女のような素敵な女性に護衛をして貰えるなんて。これほど王子に生まれてよかったと思う日はありませんでした」
何というか、最初からギアがトップに入ってしまうのだ。
こういう言葉を効果的に使えないというか、最初から必殺技を出してしまう感というか。
女性のニーズである「ソフトな対応」というのが女性にできない。
僕に対してやっていたような感じでいたほうがずっとモテるはずなのに、
何とも勿体ない。
>「美しい太陽のように艷やかで輝く髪ですね。
きっとこの髪の持ち主も朗らかで麗しい方でしょう」
「そうですね。予言者の言われていることが正しいのであれば麗しい方で間違いなさそうですし。」
容姿は裏切られないかもしれない。ただ閉鎖的な環境に閉じ込められているとすると、
朗らかかどうかは微妙だ。コミュニケーション能力的に不安なものがあるからだ。
でもまてよ。これだけポジティブで積極的な王子様なら寧ろ相性は悪くないかも。
初対面の女性には引かれる可能性すらある彼も、そういう閉鎖的な環境の女性なら話は別かもれない。
「なるほど、うまくできたものですね。」
これだけ聞いていたらきっとわからないだろうが、ぽつりと呟いた。
運命出会いとは、きっとこういうことを言うんだと思う。
* * * *
ラキアスは頭上から何かを聞きとったようだ。
残念ながら僕には風の音しか聞こえなかったが。
「アルフさんの歌なのですか?そうしますと、少なくとも危険な状態ではなさそうですね。」
髪の長い女性と、アルフさんがいる。
「では、僕は登らずに待機することにいたします。どちらにしてもそこに長居はできないでしょう?
それに上り下りをするには、髪の毛に捕まらないとけないのですし、
危険な状態でないのなら、最小限にしないと、髪の持ち主に負担になってしまいますから。」
僕は何よりも、長髪の女性の負担の軽減が第一と考えた。
そりゃあ、彼女に会った時の王子の反応はすごく見てみたい。
アルフさんとも話がしてみたい。
でも、そういう緊急性に欠ける理由で、登るべきではないと思ったのだ。
それに・・・・
たぶん、誰かのために外に垂らしてある。
つまり、その「誰か」。恐らく閉じ込めた相手が来るとなると、不法侵入している僕らは立場が悪くなるだろう。
僕は青いバンダナを広げた。
「来訪者が来たら、これを振りますから、対応してくださいね。
王子の馬は、できれば隠すか、帰還させたほうがいいでしょう。
ロープは、念のためお渡ししておきます。」
* * * * * * *
コルチョネーラです
登る前に、ラキアスさんからアルフさんの情報が得られると思うので、
そしたらグレースは登らずに待機します。
婆さんはいつも決まった時間にしか塔に登らないのかな?
食事の時間は来るんですよね? 聞いておいてくださると助かります。
誰かくるかもと予想しているので、来訪者の目につかない所で待機し、
来訪者が見えたら、裏に回って合図を送り、
さらに来訪者の来なさそうな所まで行って再待機です。
女性に優しい性格がちょっと裏目?
グレースはやっぱり「女性の髪をつかんで登る」というのに抵抗があるんですよね。
緊急性があればやむなしでしたけど、そうでないならできるだけ避けたい。
降りる時も掴まないといけないと思ったら登らない方がいいと思ったようです。
12:40:46 コルチョ@グレース ≫ 構造解析 2d6+7 <Dice:2D6[2,6]+7=15>
12:41:39 コルチョ@グレース ≫ 聞き耳 2d6+4 <Dice:2D6[3,1]+4=8>
>「貴女のような素敵な女性に護衛をして貰えるなんて。
これほど王子に生まれてよかったと思う日はありませんでした」
「承諾ですね?安全な場所までお守り致します。」
深々と礼をします。
ああ、またスイッチが入ってしまったみたいです。これが裏目に出ないとよろしいのですが・・・。
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>「美しい太陽のように艷やかで輝く髪ですね。
きっとこの髪の持ち主も朗らかで麗しい方でしょう」
>「そうですね。予言者の言われていることが正しいのであれば麗しい方で間違いなさそうですし。」
>「なるほど、うまくできたものですね。」
「後は女性の方がどう反応するかですね。」
あまり想像を膨らませすぎないほうが理想と現実に差があった場合ショックを受けずに済みますが。
まあ、彼なら多分大丈夫でしょう。ポジティブですから。
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「これは歌?しかもアルフの声。上から聞こえる。」
間違いない。この独特でセンスが壊滅的な歌い方はアルフです。
今回はいくらか上手くなったみたいですね。前に聞いたときはまともに聞いていられませんでしたから。
>「アルフさんの歌なのですか?そうしますと、少なくとも危険な状態ではなさそうですね。」
「うん!無事でよかった。本当によかったよ。」
もしかしてどこかで怪我をしているかもしれない。そんな心配事が頭に少なからずよぎっていました。
ホッと一息吐いて安堵の表情を浮かべます。
>「では、僕は登らずに待機することにいたします。どちらにしてもそこに長居はできないでしょう?
それに上り下りをするには、髪の毛に捕まらないとけないのですし、
危険な状態でないのなら、最小限にしないと、髪の持ち主に負担になってしまいますから。」
「ああ、なるほど。なら待機ついでに見張りもお願いね。持ち主に見つかるとまずいから」
グレースさんの優しさゆえの判断でしょうか。髪の毛の耐久より持ち主の首の心配をしていたようです。
登る人が少し増えただけで折れてしまうような柔な首なら、今頃もう折れていますよ。
でも、一人見張りをつけたほうがいいですよね。
中に監禁犯がいる可能性はアルフが元気よく歌っていますので薄くなりましたし敵前でのんきに歌うような真似はいくらなんでもアルフもしないでしょう。
>「来訪者が来たら、これを振りますから、対応してくださいね。
王子の馬は、できれば隠すか、帰還させたほうがいいでしょう。
ロープは、念のためお渡ししておきます。」
青いバンダナを見せてくれました。
大声で知らせれば犯人に上に誰かいると悟られると考えたのですね。
「わかった、ありがとう。グレースさん気をつけてね。」
ロープを受け取った後、急いで登ります。
上へ上へ登っていくにつれどんどん下にいるグレースさんが小さく見えます。
周りの景色はとても眺めがよく、レタス王子が言う城や村はあそこでしょうか。遠くにそれらしき建物が見えます。
ようやく到着です。ひょこり顔を出して様子を伺います。
予想通りリュートを奏でながら歌うアルフにこの髪の持ち主であろう美しい女性が嬉しそうにあのアルフの歌を聞いていました。
・・・ちょっとだけ驚かしてみましょう。
足を窓の淵につけ膝を曲げ振った両腕を合図に一気に飛び出します。
「アルフーー探したんだよ!!」
終わったら事情説明と聞きたい事伝えないといつ犯人が戻ってきてもおかしくありません。
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PLより
ダイナミックお邪魔します!
受け止めても避けてもかまいませんよー
聞きたい事伝えておきますね。 のんびりはできないよね。
チラチラ窓から外の様子を見てバンダナが振られていないか確認。下に降りれるのが間に合えばそれでよし間に合わなかったら部屋中で隠れてやり過ごすかな?
02:18:52 アイベックス@ラキアス 構造解析判定 2d6+3
Dice:2D6[6,6]+3=15
02:19:18 アイベックス@ラキアス 聞き耳 2d6+3
Dice:2D6[2,2]+3=7
02:19:38 アイベックス@ラキアス 予備ダイス 2d6
Dice:2D6[5,1]=6
* アイベックス@ラキアスさんが退出しました。
* アイベックス@ラキアスさんが入室しました。
07:47:50 アイベックス@ラキアス 聞き耳(判定基準間違えておりました) 2d6+6
Dice:2D6[5,4]+6=15
07:48:17 アイベックス@ラキアス 眠い中でやるんじゃなかった....
>「なるほど、うまくできたものですね。」
グレースは一人納得したかのようにぽつりと呟く。
「......おや?
何かありましたか、グレースさん」
レタスは勿論自分に関わることだなんて気づけやしない。
ただ少しとぼけた調子で尋ねるだけだ。
* * *
風に乗って聞こえてきたアルフェイトの歌と演奏。
その存在でラキアスやグレースは上には危険がなさそうなことを悟ったようだ。
>「では、僕は登らずに待機することにいたします。どちらにしてもそこに長居はできないでしょう?
>それに上り下りをするには、髪の毛に捕まらないとけないのですし、
>危険な状態でないのなら、最小限にしないと、髪の持ち主に負担になってしまいますから。」
そう話すグレースは一人塔の下に留まることにしたようだ。
まずはラキアスが髪の毛を頼りに登っていき。
「それでは、僕の馬を頼みますね」
その後をレタスが続いていく。
どうやら乗ってきた白馬についてはグレースに任せるつもりのようだ。
馬を隠すも放置するも跨るも自由だ。
王子の馬らしくしっかりとしつけられており、グレースの言うことをよく聞くだろう。
* * *
ここで一時ラキアスとグレースは別れることとなる。
グレースが塔を眺めてみれば上へと登るラキアスの姿が......。
そしてその後ろを登っていくレタスの姿が見えるだろう。
果たしてあの長い髪を登った先には何が待っているのだろうか。
本当にレタスの望む相手が待っているのだろうか。
ラキアスの言葉を信じるならば、そこにはアルフェイトがいて。
塔の中で彼は歌っているのだという。
それならば塔の中は安全なのかもしれない。
けれど危険は内からだけでなく外からだってやってくるものだ。
――ほら今もグレースのことを森の奥から見つめている瞳が一つ。
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あんみつ@GMより
こちらはグレースのルート進行になります。
ラキアスは後ほどアルフェイトと同じカテゴリにて進行となります。
グレースは塔に登ることで二人と同じルートへ合流がいつでも可能です。
グレースは危険感知判定をどうぞ。目標値は12。
成功すれば森の奥から嫌な視線を感じます。
他にも何かあればご自由に行動ください(*´∀`*)
突撃からのわちゃわちゃからの自己紹介の後。
アルフとお嬢さんに私達がここまでの経緯と目的を話しました。
彼女の名前はラプンツェルというらしい。ってことはこの絵本の主人公に会えたんですね。後はお互いに気に入って城まで送り届ければハッピーエンドてすかね?
「~と言う訳です。ラプンツェルさんあなたは外の世界に興味をお持ちのようですね?
この王子様ならその夢叶えて差し上げられますがいかがいたしますか?」
急ぎで進めてしまい申し訳ありません。
彼女のいうお婆さんが恐らく犯人。ならいつ帰ってくるのかわからない以上長くは留まれません。
答えを聞いた後いくつか質問します。
「少し質問がありますがよろしいですか?お婆さんはいつも決まった時間に来られるのですか?例えばお食事の時間とか」
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PLより
アイベックス少し進めて情報共有します。
ヤマイさんへ
アルフの持っている情報も共有したということにしてもよろしいですか?
この後はロープ替わりになりそうな丈夫で長い物を探して皆で降りるかな。無ければそのまま髪を使って降りて調達しにいくことになりますよね。
他に案があればお願いします(ぺこり
やっぱり分断何かあるとおもいましたー
交代すべきだったかな....
王子は僕の呟きを聞いていたようだ。
>「......おや?何かありましたか、グレースさん」
案外冷静な時はしっかりしているのかもしれない。
僕はこう答えた。
「いえ。ちょっといい予感がしただけですよ。」
そう言って微笑んだ。
僕は、運命の相手とは性格の相性だというのが持論だ。
容姿の美しさばかりが先行してしまうが、それは童話の世界だから成立する話であって
現実はそうじゃないと思っている。
ラキアスが登っていき、王子は僕に白い馬を託した。
>「それでは、僕の馬を頼みますね」
「わかりました。ではお気をつけて。」
こうして僕は一人になった。
* * *
一人になってから気が付いた。
「そういえば、僕はあなたのお名前を聞いていませんでしたね。」
王子の愛馬。理知的な目をしている。
馬具に名前があったりするかもしれない、一応チェックしてみよう。
「隠れていただこうかと思っていましたが、ちょっと考えが変わりました。」
僕は敢えて馬を側に於いた。
それはそうと、気になったのはやはり塔の地下である。
やはり、秘密の通路などがあるんじゃないか、という気がする。
枯れた井戸とか、いや、もっと分かりにくい通路の出口がありはしないかと見回す。
「・・・・!」
僕のいつもの癖。
危険を感じると右手が顎に触れる。
僕をよく知る人は、これがそういうサインだと認識しているだろうが
生憎今回は人がいない。
何だろう。
この塔に近づけないための防犯システムではないだろう。
既に近づいている時点でそれは欠陥モノだ。
見られてる?
じゃあ・・・・何だろう
持ち主のご帰還だろうか?
―――――――――――――――――――――――――――――――
コルチョネーラです。
秘密の通路の出口になりそうなものがあるか探します。
危険感知できたので、「感知したよポーズ」
一人でもやりますよ~。癖ですから。
馬は、まだ隠していません。
実は、危険の感知内容によっては重要な役がありますからね。
20:34:40 コルチョ@グレース ≫ 危険感知 2d6+4 <Dice:2D6[6,3]+4=13>
グレースはレタスから預かった白馬の馬具などを調べて名前がないか確かめてみる。
よく見れば、その中の一つに文字が刻まれているのがわかるだろう。
魔法文明語のものに近いがどことなく違う――それなのに何故か読むことができる。
これも魔法の童話が為せる技であろうか。
とにかくそこには、『トレビス』と記されていた。
――グレースを見つめていた瞳の正体。
それは森の中に紛れて極めて把握しにくいだろう。
だがじっくりと目を凝らして探してみればその瞳の正体に気がつけたはずだ。
正確に言えば瞳と判断するのは間違いであったかもしれない。
何故ならグレースを観察していたのは人間ではなく動物ですらない――植物であったか
らだ。
森を歩く巨木――エントレット。
それがグレースを見つめていたものの正体だ。
だが、どことなく知識上のものとは違うかもしれない。
例えばそう、葉の感じとかが。
* * *
巨木は離れた場所からグレースとトレビスの様子をしばらく眺めていたが......。
のそりのそりと塔の辺りから歩き去っていくようであった。
グレースたちに危害を与えるために来たわけではないらしい。
もともとエントレットは温厚な気性であるのだ。
歩く大樹に向けてグレースがアクションを起こすことも可能だろう。
勿論そもそも巨木の存在に気がついていれば、だが。
―――――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
こちらはグレースのルート進行になります。
視線の正体に気がついたので探索判定をどうぞ。
危険感知判定でだいたいの場所を把握しているので目標値は低めの8。
成功すれば【エントレット】に気がつきます。
魔物知識判定をどうぞ。目標値は12/18です。
弱点まで成功した場合はエントレットの葉の辺りに違和感を覚えます。
エントレットはこの場を去ろうとします。
何もしなければ何も起きません。
グレースは次の行動を決定してください。
具体的なものは以下の3つです。
・塔の上へ登る
・エントレットを追う
・この場でもう少し待つ
他に何かやりたいことがございましたらそちらでも(*´∀`*)
僕は、王子の白馬の馬具を調べてみた。
すると、案の定文字が確認できた。
やはり王子の馬だけのことはある。こういうのは大体特注だと思っていた。
見慣れない文字だが、何故か読めた。そこには『トレビス』と記されていた。
「なかなか素敵な名前じゃないですか。」
予想に反して雄馬だった。あの王子だけにてっきり牝馬だと思ったのだが。
まあ、スピードにこだわるなら雄馬のほうが全体的に速い。
* * * *
何か見られてる。すごく嫌な視線。
たぶん、あっちから。
おおよその方向はわかる。そちらを探してみればいい。
しかし、人らしいもの、動物らしいものの気配が全然しない。
人でも動物でもないとすると...
こうなったら絶対見つける。見つかるまで動かない。
見つからないままで動くのはヤバい気がする。
正体がわからないと対処のしようが――
ん?
もしかして、森の中のあれがそうか?
それは大きな木だった。大きな木なのにエントレット(小さなエント)という。
あんなのが普通にウロウロしているのだろうか、こちらではこれが普通なのだろう。
彼にしてみれば、僕はよそ者だ。
彼は僕が何もしてこないとわかったのだろう。
しばらく僕を見たあと、背を向けて歩き出していった。
別に追う必要はない。
僕が気にしているのは塔の中のことと、ここに来そうな人のことだけだから。
* * * * *
僕は塔を見上げ、それから垂れ下がった髪を見る。
それにしても、あれから時間が経っているが長い髪はぴくりとも動かない。
塔の中では何が起きているのだろう?
そろそろ連れ出して降りてきてもいい頃なのだが動きが無いのが気になる。
出会いが良すぎてタイムロスが発生している、というのは予想がつくが、
それにしても遅い。あそこでは長居をするべきではないのだ。
...もしや不測の事態でも発生しているのだろうか...
「・・!!」
そう思っていたら何かが落ちて来た。食料らしい。
遥か上のほうで、人が動いているのが見える。降りる感じではなく...
どうやら何か動きがあったようだ。
あれは「来い」と言う意味だろう。
僕はトレビスに言った。
「どうやら僕は呼ばれたようです。あなたはお城のお帰りになったほうがいいでしょう。
王子のことはご心配なさらず。僕らがお護りしますから。」
僕は塔の上に向かって手を振った。
トレビスがこの場から去れば、こちらも行動に移したことがわかるだろう。
* * * * * * *
コルチョネーラです。
上で呼ばれたっぽいので、塔に入ることにします。
トレビスには帰還を促します。
保存食は...目に着かないように処理してから、髪伝いに登ります。
会社に対人恐怖症の人がいますが、人当たりはいいです。でも触れられるのが苦手なので
通勤ラッシュを避けてかなり早い時間に出社されてますよ。
12:43:58 コルチョ@グレース ≫ まもち 2d+7 <Dice:2D6[5,5]+7=17>
12:40:54 コルチョ@グレース ≫ 探索判定 2d+4 <Dice:2D6[2,6]+4=12>